【泉屋博古館】特別展「文化財よ、永遠に2026 -次代につなぐ技とひと」が開幕。住友財団35年の文化財維持・修復事業助成の成果を一挙展示。
つぎの100年のために。
先人たちの文化や思想を伝える文化財に私たちが出会うことができるのは、これまで多くの人々が守り継いできてくれたからにほかなりません。すなわち、目の前の文化財を次の世代へつなぐことができるかどうかは、今の私たちに懸かっていると言い換えられます。
本展では、住友財団の助成事業によって修理が完了した文化財をご紹介します。美しくよみがえった文化財の裏側にある最新の修理技術や修理に奔走した人々の熱意にスポットを当てて、文化財修理の意義とこれからを考えます。

本展は三期にわたって開催されます
Ⅰ期 4月4日(土)~5月6日(水)
Ⅱ期 5月9日(土)~5月31日(日)
Ⅲ期 6月2日(火)~6月28日(日)
文化財修理がめざすもの
現代の文化財修理で目指すのは、文化財の現状を尊重することです。すなわち制作された当時の姿を想像して勝手に補ったり、色を変更したりはしません。それは「復元」と呼ばれる手法で、文化財修理とは区別されます。文化財修理が重視するのは、あくまで現在残されているオリジナル部分の保全です。
本展では、絵画・書跡の修理、典籍・古文書・歴史資料の修理、彫刻の修理、工芸品・考古資料の修理と4つのジャンルにわけてご紹介します。たとえ素材が同じでも、作品が抱える「症状」は 作品一点ごとに異なります。作品の「声なき声」を丹念に聞き取り、その「症状」にあわせて繊細緻密な修理技術が注ぎ込まれる修理現場の最前線を、修理工程の解説とともにご紹介します。
絵画・書跡では泉屋博古館所蔵の重要文化財「佐竹本三十六歌仙絵切 源信明」(Ⅰ期展示)修復の記録動画を常時上映。修理前の科学的な調査から丹念な修理の様子までをご覧いただくことができます。







文化財をつないできた人々の努力
ひとつの文化財を修理するためには、所有者はもちろん、調査によって文化財の価値を見出す研究者、修理まで導く文化財保護を専門とする行政機関の人たち、さらに実際に修理を行う技師まで様々な人々の連携が必要です。本展では、そうした文化財の裏に隠された人々の努力にもスポットを当てます。



住友財団の文化財維持・修復事業助成
住友財団は、基礎科学、環境、芸術・文化、国際交流等様々な分野において、人類社会の直面する諸問題の解決・改善を目的とする研究及び事業に対し、国際的な視野をもって、時代の要請に適った助成を行い、もって人類の豊かな社会建設に資することを目的として、1991年に住友グループ20社の基金拠出を受けて設立されました。財団の助成事業のなかでも、文化財維持・修復事業助成は大きな柱の一つとして、財団設立以来これまでに国内、海外合わせて累計で1,400件を超える助成を行ってきました。文化財を保存して、次の世代に継承していくことは、今の世代の責務と考えられますが、わが国において文化財の維持・修復に充てられる費用は十分とは言い難い状況にあり、財団はその一助となるべく助成を継続しています。また、財団では修復を終えた文化財の公開も重視し2019年以降、展覧会の開催や公開活動助成を行っています。このたびの展覧会は、創立35周年の節目として、規模を拡大して開催されるものです。


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展覧会基本情報

特別展 文化財よ、永遠に2026 -次代につなぐ技とひと 住友財団文化財維持・修復事業助成の成果展示
会期 2026年4月4日(土)~6月28日(日)
Ⅰ期 4月4日(土)~5月6日(水)
Ⅱ期 5月9日(土)~5月31日(日)
Ⅲ期 6月2日(火)~6月28日(日)
休館日 月曜日(5月4日は開館)、4月24日(金)、
5月7日(木)、5月8日(金)
開館時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
会場 泉屋博古館(京都東山・鹿ヶ谷)
入館料 一般1,200円、学生800円
*お得な「3枚セット券」税込 2,800 円販売中
主催 公益財団法人泉屋博古館、
公益財団法人住友財団、
日本経済新聞社、京都新聞
公式サイト https://sen-oku.or.jp/program/202604_newlifefortimelessart/
泉屋博古館について

泉屋博古館は住友コレクションをはじめとした美術品を保存、研究、公開する美術館です。京都東山の地にたたずむ青銅器館は、1970年の大阪万博開催の折、住友グループの迎賓館として国内外の賓客をもてなすために建設されました。
現在は中国古代青銅器を中心としたコレクションを所蔵する京都東山の本館のほか、六本木にて近代美術を中心に展示活動を行う泉屋博古館東京の2拠点で活動しています。
同時開催 資料受贈記念「大阪・関西万博 住友館のレガシー」
2025年4月13日から10月13日まで大阪・夢洲にて開催された「大阪・関西万博」。
住友グループが出展した「住友館」では、住友グループ発展の礎となった愛媛県別子銅山の森に着想を得て、森を巡る冒険「UNKNOWN FOREST 誰も知らない、いのちの物語」をパビリオンの柱に、人と自然との共生、持続可能な社会の在り方を探りました。万博閉幕後、住友グループでは各社および関連施設に展示物やデータを保管、その保管先の一つに選ばれた泉屋博古館では、万博開幕から一年を記念して、住友館から受託した資料の一部を展示します(観覧には同時開催している展覧会の入館が必要です)。

会期 2026年4月21日(火)~7月31日(金)予定
出展資料(予定)
①住友館公式スタンプ ②住友館グッズ ③住友館木製ベンチ ④森の種明かし(ジオラマ)
⑤「UNKNOWN FOREST」から、どんぐりやランタンなど(写真撮影も可能です)
共催 住友グループ各社、泉屋博古館
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