採用担当者が気づかない「SNS投稿の落とし穴」10〜30代の若手求職者88%が悪印象?!

企業の採用SNS担当者必見のアンケート結果

株式会社シスコム

デジタルマーケティング支援をしている株式会社シスコム(本社:東京都中央区 代表取締役:小澤義幸、以下「シスコム」)は、10〜30代の若手求職者の就職活動時におけるSNS活用のニーズ把握にあたり708名を対象に「就職活動時のSNS活用に関するアンケート」を実施しましたのでその結果をお知らせします。

調査概要

「就職活動時のSNS活用に関するアンケート」調査概要

調査時期:2025年5月20日 ~ 2025年5月23日

調査機関:株式会社シスコム(自社調査)

集計対象:全国の男女が対象(10代 227人、20代 240人、30代 241人)

有効回答:708名

調査方法:インターネット調査


半数以上の人が就職活動時にSNSをチェック!

SNSを普段から活用する昨今、就職活動においても企業SNSをチェックする人は55%・全くチェックしない人は45%でした。半数以上の人がSNSを参考にしていることがわかります。

チェックしているSNSは1位が「Instagram」、2位「YouTube」、3位が「X(Twitter)」で、年代別で見てもそれほど差異はありませんでした。


さらに、企業のSNS投稿の傾向について聞いてみました。

企業のSNS投稿で、約半数の人が「やりすぎ」「無理してる」と感じている。

企業のSNS投稿内容に、特に「感じたことはない」と答えた人は44%いた反面、違和感を感じたことが「たまにある」は37%、「よくある」は19%で、約半数以上の人がSNSの投稿に関して「やりすぎ」「無理している」と感じていることがわかりました。


では、どのような投稿が「やりすぎ」「無理してる」感じがするのでしょうか。

社員が不自然にテンション高く、演出感が強いSNS投稿は逆効果!

やりすぎと感じている406人のうち、設問の中で1位だったのは「社員が不自然にテンション高く演出感が強い」が256人で、どの年代でも一番多く選択されていました。2位「若者言葉を無理に使っている」146人、「社員のプライベートを切り売りしてる感じがする」134人、「オフィスの「オシャレアピール」がしつこい」132人と並び、「採用目的が見えすぎて“下心”を感じる」82人と続きました。

若い人の目を引く狙いで、演出が過剰になると、かえって悪印象を与えてしまう場合があるようです。

一時期、企業で流行った「面白コンテンツ」についても質問してみました。

社員のダンス・歌の投稿は「面白いと思わない」が過半数!

社員のダンスや歌などの面白SNSコンテンツは話題にもなりやすく取り入れる企業も多くありました。実際の印象を質問したところ、そもそも「面白いと思わない」54%(383人)、「面白いが、入社したいとは思わない」は34%(242人)と、なんと88%もの人にネガティブな印象を与えていることがわかりました。「面白いから入社したいと思う」と答えた人はわずか12%(83人)となりました。

具体的には、どのような印象をもたれているのでしょうか?

そう思う理由も聞いてみました(一部抜粋)

面白いSNS投稿には「楽しく働けそう」「面白い」という意見もあり、素直に好感をもつ人もいます。

ですが、全体の8割の意見は「見るだけならよくても仕事は別」「自分はやりたくない」という意見が多く、テンションやノリが合わず「やらされ感」などの違和感や不信感をもたれてしまっているようです。


面白いと思わない(内訳/10代:98人 20代:136人 30代:149人)

・エンタメ業界以外では馬鹿にしているかと思うから(20代/男性)

・やりたくてやっている訳じゃないのかなと考えてしまうから(10代/女性)

・普段の業務と関係ないから(30代/男性)

・逆にブラックなのかなと思ってしまう(10代/女性)

・真面目に取り組んでる方が効果的(10代/男性)

・企業の広報として適切ではないように見えるから(10代/女性)

・ダンスや歌などの業種じゃない限りは、企業PRには結びつかないと思うから(20代/女性)

・自己満でしかない(30代/女性)

・見ていて自分の価値観とは合わないと思うから(30代/男性)

・他と違う面白さがあれば見るが、基本変わり映えしないと思う(30代/女性)


面白いが入社したいとは思わない(内訳/10代:96人 20代:81人 30代:65人)

・やらされてる感が見ていて辛い(20代/女性 他多数)

・見るだけなら面白いが自分がその一員になるのは嫌(10代/女性)

・明らかに業務外のことを社員がやっているように見えるから(10代/女性)

・それを強制されるような風潮に感じる(30代/男性)

・テンションについていけなさそうだから(30代/女性)

・現場のリアルな雰囲気が伝わらないから(10代/男性)

・実際にその会社に入って見ないと分からないから(30代/女性)

・入社はその企業の仕事内容と場所が最優先(30代/男性)

・あまり真面目な会社に見えないから(10代/男性)

・特に注目を浴びたいだけだと感じるから(20代/女性)

・アクティブな社風だと想定されるが、私の性格とは合わないため(30代/男性)


面白いから入社したいと思う (内訳/10代:33人 20代:23人 30代:27人)

・楽しく働けそう(20代/男性・女性 他多数)

・ユニークで良いと思うから(30代/男性)

・おもしろい(30代/男性 他)

・親しみやすいから(30代/男性 他)

・興味がある(20代/女性)

・適度な遊び心はあって良いと思う(30代/女性)

・楽しいことをやりたいと思っているから(10代/女性)

・明るい会社のほうが働きやすいと思うから(10代/女性)

・楽しそうで人間関係も良さそうだと思えるから(10代/男性)

・ダンスが好きだから(10代/男性・女性)



「企業の面白い投稿」は受け手の価値観を見極める事が大事

採用広報においてSNSは欠かせない存在となっている一方で、狙いすぎて投稿が「やりすぎ」「無理している」とネガティブに受け止められているケースも少なくないようです。

特に、歌やダンスなどの流行りや面白さを前面に出した演出は、好意的に受け取られる層もいる一方で、「やらされ感」や「企業の誠実さへの疑念」を生んでしまう人も多く、求職者のミスマッチ要因や企業のイメージダウンにもつながりえる可能性がある事がわかりました。

若手求職者は、派手さよりも“リアルな職場像“に安心感を覚え、自分の価値観と照らし合わせているので無理に盛らず、普段の雰囲気が伝わる投稿の方が企業イメージとして良い印象が残りそうです。

SNSは「どう伝わるか」によって大きくイメージが変わるので、企業の都合だけでなく、見る側の“知りたいこと“に寄り添う発信が信頼を得るカギです。

投稿前に「自分が求職者だったらどう感じるか」を改めてチェックする視点が求められそうです。


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業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区銀座7-17-2 アーク銀座ビルディング2階
電話番号
03-6278-7703
代表者名
小澤 義幸
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
1997年10月