日本の伝統文化組子細工の新しい形4代目若手職人の次なる一手“組子マグコースター”

～福岡から世界で勝てる“ホンモノ”を生み出す～

時安建具店

2024年2月15日 12時14分

1928年創業、約100年の歴史がある福岡県宗像市の老舗建具店時安建具店は「事業後継者であるアトツギ」を対象に世界で勝てるホンモノの商品開発を目指す福岡県のプログラム“ISSIN”の支援のもと、4代目若手職人が日本の伝統工芸である組子の組子マグコースターを開発。2024年2月15日（木）に販売開始します。

伝統工芸組子細工×マグネットの融合で今までにないような新感覚な贅沢な逸品

◆日本の伝統工芸を身近に感じられる組子コースター◆

日本家屋の障子やふすまに使われている伝統的な組子の技術

を凝縮して作られたコースター。組子の潔くまっすぐな線に、狂い

なくピシッと揃った角。日本的な美意識を感じずにはいられません

◆磁石内臓で組子を引っ付けて広がる使用用途◆

１枚の時はコースターとして、小皿を引っ付ければお茶請けに、

３枚並べて花瓶を飾ったり、贅沢な4枚使いは、大ぶりな花瓶や

急須を映えさせる舞台として活躍してくれます。また自宅のリビング

の飾りにも最適です。

◎ココが注目ポイント ⇒ 組子にマグネットを内蔵

組子の外見を損ねることなく、なおかつマグネットの性能を最大限

に生かす商品に仕上がりました。

◆SDGｓ設計で環境にもやさしい◆

組子はシンプルな仕上げの小皿のデザイン。ライン使いされている6色の木材は全て本家組子で使われているも

の。

制作の中でどうしても発生してしまう端材を寄木のように集結させたもので、今の時代に合わせて環境にも配慮したSDGs

設計。寄木にはこの商品を作るに当たって関わったすべての人のアイデア、意見を一つに、という思いを込めています。

家業後継者の商品開発に対する想いと福岡からホンモノを世界へ

◆時安建具店　4代目家業後継者時安将平（27歳）の想い◆

後継者不足と言われているこの時代、私自身自信がなく正直継ぐ気はありませんでした。しかし、祖父、父の仕事を手伝う機会も増え出し、改めて建具職人というすごさ素晴らしさを実感しました。私もこの技術を習得し一人前の職人として社会で活躍したいと思うようになり、大学卒業後他の建具店で修行し家業の後継者となりました。

「建具職人として、自分で何かを生み出したい」という思いがふつふつと湧いてきたときに「福岡から世界で勝てるホンモノの商品開発を目指す。」というワードが気になり、福岡県主催の『ISSIN』アトツギ支援に特化したプログラムに参加。

今回の商品開発に組子を取り入れた理由は、一昔前では当たり前に使われていた装飾ですが新たに家を建てるときに組子を取り入れるか？と言われるとハードルの高い代物です。そんな時代の変移のなかで私たちの技術が失われるのはもったいない。日々の暮らしの中に気軽に、気楽に取り入れ木に触れてほしい組子を知ってほしいと考え、開発したのが組子マグコースターです。見て！触れて！香って！日本の伝統文化である組子を楽しんでもらいたいです。これが私の目指す『組子細工』の新しい形です。