大阪・関西万博「Co-Design Challenge Pitch#5」に&SPACE PROJECTが参加

―デザイン × ものづくりで日本の新しい価値を世界に広げる これからの日本のくらしをつくる22の挑戦 ―

株式会社DOKASEN

2025年9月22日、大阪・関西万博会場内フューチャーライフビレッジにおいて、「Co-Design Challenge Pitch #5」が開催され、&SPACE PROJECTから株式会社DOKASENが登壇しました。

「Co-Design Challenge」プログラムとは

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を契機に、様々な「これからの日本のくらし(まち)」 を改めて考え、多彩なプレイヤーとの共創により新たなモノを万博で実現する「Co-Design Challenge」(以下、「CDC」)プログラムは2022年から展開されている取り組みです。

Co-Desing Challenge Pitchは同プログラムに採択された各事業者が、それぞれの課題解決に向けたアプローチや、プロダクトに込めた想い、そして未来へのビジョンを語るイベントです。

これまでに4回開催され、今回が最終回の第5回目となります。

&SPACE PROJECTが制作した宇宙開発の過程で使用された試験用燃料タンクを使用した「宇宙タンクベンチ」が同プログラムに採択され、現在、万博会場内に展示されています。

        万博会場内、西ゲート近くのフューチャーライフビレッジに展示中の「宇宙タンクベンチ」

今回、&SPACE PROJECTチームから株式会社DOKASENのFounder&CEO中井章郎がCo-Design Challenge Pitch#5に登壇し、活動の意義とこれからの展望について語りました。

ナビゲーターは、EXPO共創プログラムディレクターとして2018年から約7年に渡りCDCプログラムを牽引してこられた齋藤精一氏と、日本デザイン振興会の常任理事として公式ロゴマークやキャラクター、デザインシステム選考などに携わってこられた矢島進二氏のお二人。登壇者は&SPACE PROJECTの他、コクヨ株式会社と株式会社友安製作所の3事業者で開催されました。

&SPACE PROJECTは、万博会場に設置されている「宇宙タンクベンチ」の制作に至るまでの経緯と、

国内における宇宙開発産業の現状、現在発表している宇宙ロケット廃材を使用したアップサイクルプロダクトの数々について話しました。

&SPACE PROJECTの想いとこれからの展望

私たち&SPACE PROJECTは、東京・大阪・北海道それぞれに拠点を構えるデザイナーをはじめ多彩なメンバーで構成されたクリエイター集団です。宇宙開発の過程で発生した廃材を使用し新たなプロダクトを生み出す取り組みを行っています。

経済産業省が宇宙基本計画(令和5年6月改定)で掲げている「2020年に4.0兆円となっている市場規模を、2030年代の早期に2倍の8.0兆円に拡大していくことを目標とする」という政府目標とともに、宇宙開発産業は日本における次世代の基幹産業と位置付けられています。しかし、国内ではまだまだロケットの打ち上げ台数は世界と比べて少なく、認知度も低いのが現状です。

北海道の道東エリアに位置する「宇宙のまち」大樹町には、アジア初の民間商業宇宙港「北海道スペースポート」があり、宇宙産業の開発が進んでいます。私たちは大樹町の協力を得て宇宙開発廃材アップサイクルの活動ができています。日本の次世代の基幹産業である宇宙開発産業を、多くの人たちに知ってもらい、触れてもらうため、ロケット廃材を新たな製品にアップサイクルすることで道東エリアの活性化にも繋がる、そうした未来も見据えて活動を続けています。

今回、私たちが制作した「宇宙タンクベンチ」が大阪・関西万博の「Co-Design Challenge」プログラムに採択され、多くの人たちの目に触れる機会ができたことは大変光栄であり、「Co-Design Challenge Pitch#5」に参加できたことは大きな意義がありました。

&SPACE PROJECT活動の目的のひとつである「宇宙産業の裾野を広げ、“宇宙”を人々の暮らしに身近な存在にする」ための活動はこれからも続きます。大阪・関西万博を契機に、我々の取り組みはさらに広がり、今後も様々な異業種とのコラボレーションによって「みんな宇宙に手が届く」を実践していく予定です。

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会社概要

株式会社DOKASEN

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URL
https://dokasen.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都世田谷区三宿1−8−4
電話番号
-
代表者名
中井章郎
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2023年09月