三井メディカルジャパン、最先端技術「ホールガーメント」増設で生産力を強化
最先端技術の導入で「フェミクッション」の供給拡大へ

がんサバイバー、骨盤臓器脱患者など、深刻な医療課題を抱える方々の症状緩和、予防につながる医療機器の企画・開発・製造を手掛ける株式会社三井メディカルジャパン(本社:東京都中央区、代表取締役:三井桂子)は、2025年3月7日、当社の製造ラインで「ホールガーメント」を増設しました。この設備の増設により、当社が開発するフェムテック製品「フェミクッション」の生産能力を大幅に向上させ、より多くの皆様にお届けすることが可能となります。
◆ホールガーメントとは
「ホールガーメント(WHOLEGARMENT)」とは、株式会社島精機製作所(SHIMA SEIKI)が独自に開発した世界初の無縫製ニットウェア編機によって作られるニット製品です。この技術では、一着を丸ごと立体的に編み上げるため、縫い目がなく、従来のニットウェアにはない快適さやフィット感を実現できます。

◆ホールガーメント増設の背景
三井メディカルジャパンは、女性の健康をサポートするための製品開発を行っており、中でもフェミクッションは多くのお客様からご支持をいただいております。近年、需要が増加しているため、生産能力を向上させる目的で、最新のホールガーメント編機を導入し、生産体制を強化することといたしました。
◆島精機製作所について
ホールガーメント編機の開発を手掛ける株式会社島精機製作所(本社:和歌山県和歌山市、代表取締役社長:島三博さま)は、1962年の創業以来、世界最先端の横編機を開発し続けています。
同社は、コンピュータ横編機やデザインシステム、自動裁断機、手袋・靴下編機などの開発・製造・販売を行っており、長年培った技術を活かし、高品質な製品を適正価格で提供することを重視しています。また、お客様のニーズに寄り添ったモノづくりを推進するとともに、自社だけでなく業界全体や取引先が持続可能な活動を続けられるよう、製品やサービスを通じたサポートにも力を入れています。
株式会社島精機製作所 代表取締役社長・島三博さまからのコメント
「三井メディカルジャパン様と協力し、より快適で高機能な医療製品の開発に貢献できることを嬉しく思います。今後は衣類だけでなく、医療分野にも積極的に技術を活用していきたいと考えています」
◆今後の展望
三井メディカルジャパンはホールガーメント増設を契機に、フェミクッションをはじめとするフェムテック製品のさらなる品質向上と生産力強化を目指します。また、島精機製作所と協力し、新たな製品開発も進めていきます。
◆開発者について
三井桂子(みつい・けいこ)
株式会社三井メディカルジャパン 代表取締役
海外生活を経験後、22歳で結婚。妊娠出産に伴い、多くの女性が患う病気と出会い、その治療法も限られていることから医療機器の開発に着手。
2006年に医療機器製造販売会社の株式会社女性医療研究所(現・三井メディカルジャパン)を設立。2021年から商工組合日本医療機器協会理事を歴任。日本における女性疾患についての認知や理解度の低さに危機感をおぼえ、医療機器の開発に着手。子宮脱をはじめとする骨盤臓器脱の治療に用いる「フェミクッション®」を開発。医療現場に向けた骨盤臓器脱についての啓発活動も行う。

◆監修医師について
三井メディカルジャパンでは商品開発するにあたり、医師による監修を行っています。
永尾光一医師
東邦大学 医学部 泌尿器科学講座教授
形成外科・泌尿器科・生殖医療専門医
昭和大学にて形成外科学を8年間専攻。その後、東邦大学で泌尿器科学を専攻し、形成外科・泌尿器科両方の診療科部長を経験する(2つの基本領域専門医を取得)。得意分野はマイクロサージャリーをはじめとする生殖医学領域の形成外科的手術。泌尿器科医の枠を超えた細やかな手術手技と丁寧な診察で、様々な悩みを抱える患者さんから高い信頼と評価を得ている。日本形成外科学会専門医、日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本性機能学会専門医、日本生殖医学会(旧日本不妊学会)生殖医療専門医。

◆商品詳細と購入方法
本製品の発売時期は現在調整中です。詳細が決まり次第、当社のウェブサイトにてお知らせいたします。製品に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
公式サイト:https://urogyne.jp/
◆会社概要
会社名:三井メディカルジャパン
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座1-12-4 NE&E BLD 5F
代表取締役:三井桂子
設立:2006年12月
事業内容:医療機器の研究開発・製造・販売
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