地域創生に新たな選択肢ーー地元密着の映画をイオンシネマで上映し、異例の満席!独自のプロモーション手法が話題に

イオンシネマ釧路にて上映され、異例の満席を記録した映画「鶴の里物語」。ロケ地・出演者・ストーリーを北海道釧路市・鶴居村にフォーカスして制作され、その施策が新たな地域創生策として全国から注目されている。

株式会社オープニングアクト

地域住民の声がけにより、初日舞台挨拶は満員を記録した。(左から、プロデューサー バラン・大橋孝史監督・北海道出身の主演 石川翔鈴さん・挿入歌を担当した釧路市を拠点とするフォークデュオHEAT VOICE伊藤さん・HEAT VOICE目黒さん)

――地元を知り、愛する。それが地域創生の第一歩。

昨今、地方の過疎化、高齢化、人口流出が問題となっています。
その根本原因が「そもそも地域住民が自分の地域の魅力を認識していないのではないか」という仮説の元、「鶴の里物語 地域創生プロジェクト」は始まりました。

ロケ地・出演者・ストーリーなどを北海道釧路市・鶴居村にフォーカスし、地域の特産品や、地域で働く人の様子、地域住民は普段あまり意識しないであろうその土地の綺麗な風景・動物などをふんだんに登場させているのが特徴です。

また、作中の登場人物も、実際に地域に住む人を大量に起用することで、「知り合いが出演している」「自分の子供が出ている」といった、より親近感の湧くものに仕上げていることも特筆すべき点です。

地域住民が身近に感じられる場所が作中に多数登場する。(上段左から:釧路の観光地「Cool KUSHIRO モニュメント」、鶴居村役場。下段左から:釧路新聞社、鶴居村のブルワリー「Brasserie Knot」)

――地域の人に観てもらえなければ、その映画に意味はない。

さらに、今回のプロジェクトとして特徴的なのは「良い映画を作るだけでは、地域創生には繋がらない」という課題意識を持ってプロモーションしたことです。

どんなに良質な映画を作ったとしても、それだけで満足していては、その作品自体が勝手に広がることはありえません。そもそも映画館へ足を運ぶ人は年々減少している中で、通常の告知方法で多くの人に見てもらうことは、非常に困難です。

そこで、本プロジェクトでは、制作時のオーディションを地域の認定こども園で実施することにより、オーディションの段階から地元での話題を集めることに成功しました。

釧路市内の『認定こども園よしの』の施設を活用し、出演者のオーディションを行い、志願者が全国から集まった。

また、作品完成後は、すぐにイオンシネマで上映するのではなく、地元の認定こども園や病院の待合室での無料上映会を最初に行うことで、本作の周知や口コミを誘発させる工夫を行いました。

その結果、今回イオンシネマ釧路での上映を満席(初回舞台挨拶、前売券122席完売)にすることが出来ました。

実際に作品を観た方は、「まだまだ釧路市にも魅力がいっぱい。希望が見えてきました。」(女性・60代以上)、「釧路を離れた友人にもみせてあげたい。」(男性・30代)と語り、好評を得ています。

釧路市内の『杉元内科医院』待合室で無料上映会を行い、地域内での作品浸透及びプロモーションを行った。

今回、通常の映画ビジネスでは考えられない「映画館での公開前に、地域施設で無料上映会を行う」という取り組みが、満員という結果に繋がったという事実は、「地域創生の新たなアプローチ」と表現しても過言ではないものと考えます。


――次の一手は?映画館に来なくても観せる仕組みを構築

「鶴の里物語 地域創生プロジェクト」は、イオンシネマ釧路を満席にして終わるものではありません。

先述の通り、「映画館に足を運ぶ人は年々減少している」という事実を鑑みた時に、本作を「映画館に足を運ぶことなく」観てもらう工夫も必要だと私たちは考えています。

認定こども園では、すでに行事の一環として本作が活用され、3歳以上の児童も鑑賞することができた。

具体的には、地域の幼稚園、小学校、中学校、高校、大学等の教育機関で、「ふるさと教育」「総合的な学習の時間」の一環として本作を活用してもらう等の方策により、

「学校で授業を受けることで、自動的に本作が鑑賞される」といった仕組みの構築を働きかけて参ります。

教育の一環として、若年層が必ず「地域の魅力」と接点を持つことにより、現状の地域が抱える問題について、解決の糸口を見出すことが出来るのではないかと私たちは信じています。

全国へ、そして未来へ。地元愛の物語の輪を広げる。

地方のイオンシネマでは、異例ともいえる満席だが、再現性のある取り組みとなっている。

「鶴の里物語 地域創生プロジェクト」は、モバコン株式会社が映画を制作、株式会社オープニングアクトがプロデュースに参画しました。

「地域創生の第一歩は、地元の人が地元の魅力を知ること」

「ただ良い映画を作っておしまい、では意味がない」という課題意識のもと、

今後も各自治体へ活動の幅を広げると同時に、第一号である釧路市・鶴居村の教育機関への働きかけも、継続して続けて参ります。

株式会社オープニングアクトは、釧路市・鶴居村をモデルケースとして全国の自治体と連携し、独自のプロモーション施策をはじめとした、地域創生への新たなアプローチを展開していきます。

なお、イオンシネマ釧路では、現在も「鶴の里物語」が上映中です(2025年6月18日現在)。

本作に興味をお持ちの方は、是非一度映画館へ足を運んでみてください。


◆「鶴の里物語」予告編

本プロジェクトの趣旨に賛同、制作のご依頼、お問い合わせなどは下記連絡先よりお願いいたします。

<お問い合わせ先>

株式会社オープニングアクト
担当:小川日菜子
お問合せフォーム:https://opening-act.com/contact

◆作品概要
鶴居村では特産品であるビールなど、特産品のPRを目的とし、

釧路市では様々な職業にフォーカスし、地元での雇用促進を主な目的として制作された。

<ストーリー>
北海道の人口3,000人弱の小さな村・鶴居村で生まれた主人公・芽衣。 高校3年生となり進路を考えなければならないとき、友人の健はアメリカの大学へ行き地方創生の研究、芽衣は釧路の大学卒業後、釧路市役所で働き始めた。そんな中、過疎化が進み小学校の廃校が決まる。生まれ育った思い出の鶴居村の小学校のために、芽衣と健ができることとは――。

<上映時間>40分

<出演>石川翔鈴 滝本光 石塚温 小玉聖亜斗 及川光 菱沼咲季 増田一元 清水はな 志村洸 和田希実 和田彰 牧之瀬佳貴 大石正行 樋郡秀晴 長谷紅瑠美 ほか

<スタッフ>

企画・プロデュース:宮成秀治、大橋孝史 プロデューサー:バラン(株式会社オープニングアクト)、金子誠二郎 アシスタントプロデューサー:小川日菜子(株式会社オープニングアクト) 撮影:籔中博章 アートディレクター:尾中力也  宣伝:白石唯久美 助監督:近藤優輝 編集:寺島明智 ヘアメイク:今村亜裕美 制作デスク:窪田浩一

<撮影協力>

鶴居村役場/鶴居村商工会/釧路市役所/釧路信用金庫/Brasserie Knot/ウッディホテル・レストラン夢工房/学校法人香木学園 認定こども園よしの/ふるさと情報館なみくる/鶴の里キャンプフィールド/FM くしろ/北海道釧路湖陵高校/東家ぬさまい/和商市場/炉ばた/たんちょう釧路空港/鶴居たんちょうプラザつるぼーの家/丘の上のオーベルジュ ハートンツリー/つるいむら湿原温泉ホテル/福司/柳町公園/幣舞橋/米町公園展望台/音羽橋

<協賛>

釧路新聞社/釧路さくらまつり/学校法人香木学園 認定こども園よしの/医療法人社団サンライブ 杉元内科医院/医療法人社団 山本クリニック
<制作プロダクション>モバコン株式会社

<製作>株式会社ふるさと物語

<監督/脚本>大橋孝史

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会社概要

株式会社オープニングアクト

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URL
https://opening-act.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区代々木4丁目10番11号
電話番号
-
代表者名
澤 孟澄
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年02月