米国留学生等の受け入れに向けたオンライン日本語講座の提供について
東京外国語大学(所在地:東京都府中市、学長:春名 展生)は、2025年5月22日に米国の国土安全保障省が発表したハーバード大学の留学生受け入れに関する措置を受け、意欲と才能ある若者の学びや研究の継続を保障することの重要性を認識し、以下の支援措置を講じることを決定いたしましたので、お知らせいたします。
■ 目的
「オールジャパン」の精神に基づき、日本全国の大学と連携し、米国の大学での学業や研究が困難になった留学生や研究者を受け入れる日本国内の他の大学に日本語教育の支援を提供します。この取り組みは、留学生や研究者の教育・研究環境を守り、国際的な学術交流の継続を目的としております。
■ 支援内容
本学が開講する「日本の大学・大学院で学ぶ人のための日本語準備講座(オンライン)」を無償で提供いたします。この講座は、日本の大学で学ぶ学生・大学院生のための日本語講座で、受講生のレベルや学習スタイルに合わせて、講師による週2回のオンラインレッスンで日本語を学ぶ会話を中心とした「ライブ型コース」と、受講者が自律的に学習を進めることができる「オンデマンド型コース」のいずれかを選択して受講することができる講座です。
日本の大学において受け入れる留学生や研究者に来日前及び来日後の日本語教育を支援することで、当該者本人だけでなく、受け入れを予定している大学を広く支援します。

■ 東京外国語大学の日本語教育の実績
東京外国語大学は、2023年に建学150年を迎えた長い歴史を持つ大学で、日本における国際的な学問研究、学術交流の拠点の一つとして重要な役割を果たし続けてきました。さらに、世界中から多くの留学生を受け入れ、高い水準の日本語教育を行ってきた実績も有しています。これまでに多数の留学生の日本語教育を支援してきました。コロナ禍以降はオンライン講座も展開し、高い評価を得ており、学習者が自律的に学びを深めるための効果的な教材とサポートを提供しています。

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