『推し、燃ゆ』を人形劇で。芥川賞受賞作を人形劇団クラルテが10月2日より大阪で上演

鹿児島の青年たちと「中高生の今」をめぐる半年余りの対話から生まれた舞台。2024年に22ステージ、2,500人以上が観劇。人形劇だからこそ描ける、主人公「あかり」の内面とは。

人形劇団クラルテ

主人公「あかり」の人形。

原作 宇佐見りん((推し、燃ゆ』河出文庫)

第164回芥川賞受賞作品

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人形劇団クラルテ『推し、燃ゆ』

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「中高生の今」をめぐる対話から、『推し、燃ゆ』は始まった

あかりは学校とも家族ともうまくいっていない女子高生。
唯一の生きがいは、8歳年上の男性アイドル真幸を“推す”(応援する)こと。

ある日、真幸がファンを殴るという事件が発生し、炎上したことから、あかりの「推し」のための日常に大きな変化が訪れる――

人形劇団クラルテの『推し、燃ゆ』は、鹿児島高学年こども芸術祭典の実行委員を務める青年たちとの対話から生まれました。

作品づくりにあたり、クラルテと青年たちは半年余りにわたって、中高生が今どんなことを感じ、どんな状況に置かれているのかを語り合いました。

その中でクラルテが提案したのが、宇佐見りんさんの『推し、燃ゆ』でした。

「推し」を生きる支えにしている高校生「あかり」の心の内側を描いたこの作品を、人形劇でどう表現できるのか。

人形の造形や操作方法、役者の声、映像、音楽など、さまざまな表現を組み合わせながら、作品をつくり上げていきました。

映像と照明を組み合わせた『推し、燃ゆ』の舞台空間

「わかったこと」にしたくない

本作を演出した奥洞昇が『推し、燃ゆ』を人形劇にするにあたって大切にしたのは、主人公「あかり」のことを「わかったことにしない」ことでした。

自身がティーンズだった頃、自分でも自分のことがわからないのに、大人からわかったように扱われることに違和感を覚えていた。

大人になった私は、『あかり』に対して“わかったような態度”をとりたくない。」

演出家のその思いは、人形の操作方法にもつながっています。

一体の人形に、3人の役者

主人公「あかり」を3人の役者が操る様子

本作では、一体の人形「あかり」を3人の役者が交代で操ります。場面によっては、3人が同時に一体の人形を操作することもあります。

また、操作する役者によって「あかり」の声も変わります。

一人の役者に「あかり」を固定せず、3人の役者がそれぞれの身体と声で演じることで、一人の人物を一つの解釈に閉じ込めず、さまざまな側面から「あかり」を描きます。

これも、人形劇で『推し、燃ゆ』を表現する意味のひとつです。

鹿児島での22ステージを経て、観客から寄せられた言葉

『推し、燃ゆ』は、2024年10月27日から12月4日まで、鹿児島高学年こども芸術祭典で22ステージを上演しました。中高生を中心に、大人を含め、2,500人以上がこの作品を観劇しました。

22ステージの上演を終え、観客からはさまざまな言葉が寄せられました。

「わからないということがわかった」

「ああ、この作品を人形が演じることに意味があるんだなと思った。」

「どう捉えたのか、どんな感想を持ったのかを語り合いたくなった」

一つの答えにまとめることのできない、それぞれの観劇後の言葉。

作品を観たあと、自分はどう感じたのか、ほかの人はどう感じたのか。そんなことを誰かと語り合いたくなる。

その声に応えるように、大阪公演では、観劇後に自分の言葉で考えるイベントを設けます。

観劇後、自分の言葉で考える時間も

大阪公演では、作品を観たあとに、さらに自分の言葉で考える関連企画

「『推し、燃ゆ』×『てつがく対話』」を開催します。

「推し」と「好き」の違いはどこにある? 

作品を観て感じたことを手がかりに、それぞれのペースで考え、自分の言葉を使いながら、

他者の考えに触れ、新しい考えに出会う時間です。

「『推し、燃ゆ』×『てつがく対話』」

日時:2026年10月3日(土)16:20〜18:20
※14:30公演終了後に続けて参加できます。

会場:扇町ミュージアムキューブ CUBE05

参加費:一般1,000円/U25 800円

定員:20名(先着順)

対象:中学生以上推奨
※期間中の公演チケット購入者のみ参加可能

講師:奥井遼(同志社大学社会学部教育文化学科准教授)

劇場の裏側、のぞきませんか

もうひとつの関連企画として、10月4日(日)には「劇場の裏側、のぞきませんか」を開催します。

人形や舞台の解説から、普段は見ることのできないバックヤードまで、人形劇の舞台裏を公開します。

舞台の上で人形が生きて見えるまでに、どんな風に人形が作られ、どのように舞台が組み立てられているのか。

本公演とは少し違った角度から、人形劇の世界を体験できる企画です。

劇場の舞台裏、のぞきませんか

日時:10月4日(日)16:20~17:00

会場:扇町ミュージアムキューブCUBE01

参加費:一般500円 U25無料

定員:20人※期間中のチケット購入者のみ。先着順。

10月5日にはアフタートークを開催

10月5日(月)14:30公演終了後には、アフタートークを開催します。
原作者・宇佐見りんさんがオンラインで登壇する予定です。

公演情報

人形劇団クラルテ 第130回公演 『推し、燃ゆ』

原作/宇佐見りん(『推し、燃ゆ』河出文庫)第164回芥川賞受賞作品

STAFF

[出演]:高平和子、鶴巻靖子、日髙拍

[脚色]宮本敦[演出]奥洞昇[美術]齋藤裕子[音楽]茨木新平

[照明]永山康英(永山照明事務所)[効果]サカイヒロト

[宣伝デザイン]山口良太(slowcamp)[イラスト]YACOYON[制作]隅田芳郎

2026年10月2(金)~5(月)全6回公演 

10/2(金)19:00

10/3(土)11:00 /14:30

10/4(日)11:00 /14:30

10/5(月)14:30★

★アフタートーク開催 原作者・宇佐見りん氏オンライン登壇(予定) 

受付開始:開演60分前 開場30分前 上演時間:80分

会場:扇町ミュージアムキューブ CUBE 01(大阪府大阪市北区南扇町6-26) 

前売り(税込み):一般4,000円/25歳以下3,000円

当日:各500円プラス

発売開始:8月7日(金)

全指定席 

※クラルテとものかい割引あります。

※未就学児入場不可。中学生以上推奨。

※前売券完売の場合、当日券はございません。お早めにご予約ください。

提携:扇町ミュージアムキューブ 協力:株式会社シアターワークショップ 

後援:大阪市 

劇フェス2026参加

お問い合わせ/チケットお申込み

人形劇団クラルテ ホームページ

https://www.clarte-net.co.jp/information/7564/

Tel :06-6685-5601

10:00〜17:30(日・祝休み)

人形劇団クラルテ

クラルテは、1948年戦後間もない大阪で高校生たちによって設立されました。

クラルテとはフランス語で『光』を意味します。

「明るい文化の灯を灯し続けたい」と70年以上にわたり幼児向けから大人向け作品まで、

さまざまなスタイルの作品を全国で上演しています。

人形劇団クラルテ ロゴ

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会社概要

有限会社人形劇団クラルテ

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URL
http://www.clarte-net.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
大阪府大阪市住之江区南加賀屋3-1-7
電話番号
06-6685-5601
代表者名
鶴巻靖子
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
1948年08月