Molexがオートモーティブワイヤーハーネスとゾーンアーキテクチャー用途のコストと複雑性を低減するMX-DaSHモジュラー電線対電線用コネクターを発表

Molex, LLC

• カートリッジベースの自動化対応プラットフォームが、電源端子とシグナル端子を単一のインターフェースに統合することでワイヤーハーネスの重量、サイズ、スペースを大幅に削減します。

• 設計柔軟性の向上により、一元化されたゾーンシステムへの継続的な移行に対するサポートが強化されるとともに、アップグレードや新しいオートモーティブ機能の追加が容易になります。

• 地域特化型の製造や業界標準との互換性は、2026年モデルの中国車両など、オートモーティブOEMによるグローバルな採用を促進しています。

イリノイ州ライル – – 世界的なエレクトロニクスリーダーであり、接続分野でのイノベーターでもあるMolexが、MX-DaSHモジュラー電線対電線用コネクターを発表しました。これは、受賞歴のあるMX-DaSHデータ/信号ハイブリッドコネクターファミリーに新たに追加されたコネクターで、電源、シグナル、高速データ接続を単一のコネクターシステムに統合するものです。単一のハウジングシステムに組み込まれた複数の多用途カートリッジを活用するMX-DaSHモジュラーコネクターは、配線とハーネスアーキテクチャーを簡素化しながら、複数の車両モデルと用途でオートモーティブ設計の柔軟性、適応性、拡張性を向上させます。

 

MX-DaSHモジュラー電線対電線用コネクター

Molexのトランスポーテーション・イノベイティブソリューションズ担当シニアバイスプレジデント兼プレジデントであるスコット・ウィッカーはこのように話しています。「MX-DaSHモジュラー電線対電線用コネクターは、今日のオートモーティブ設計プロセスにおけるいくつかの大きな課題を解決します。これらは、電気要件と電子要件の絶え間ない急速な変化が原因で発生する課題です。Molexのカートリッジベースの設計によって、さまざまな機能を組み合わせ、ワイヤーハーネスやモジュールを再構成することが容易になり、開発サイクルの高速化とコスト削減の達成に役立ちます。」

 

ゾーンアーキテクチャーに特化した構造

 

各MX-DaSHモジュラー電線対電線用コネクターは、複数のコネクターと接続タイプを単一のコネクターに統合する、カートリッジベースの非密閉型ハイブリッド接続プラットフォームに基づいています。この新しい接続システムは、固有部品の総数を減らすことによって、特定のオートモーティブ設計課題に対処し、アップグレードを加速して、設計時間と工具交換時間を短縮するための類のない自由度を実現します。 

 

この「ビルディングブロック」アプローチは車両ハーネスを最適化するため、重量、サイズ、コストの大幅な削減につながります。ゾーンアーキテクチャー専用に構築されたMX-DaSHモジュラーコネクターは、インストルメントパネルとボディ間のハーネス接続、シートの電源およびシグナル接続、電気/電子アーキテクチャーコンポーネントなど、多数の機能が集中する接続ポイントに最適です。配線エンジニアとモジュールエンジニアはハウジング内でカートリッジを変更することもできるため、新しい機能を追加したり、アーキテクチャーニーズに合わせてピンやカートリッジを交換したりすることが容易になります。

 

グローバルなリーチと中国オートモーティブOEMによる採用

 

地域特化型の製造、および業界標準端子との互換性は、MX-DaSHモジュラーコネクターの世界的な採用を推進すると同時に、グローバルサプライチェーンの課題を軽減します。MX-DaSHモジュラーコネクターが、オートモーティブ電気コネクターシステムに関するUSCAR2性能仕様に加えて、小型オートモーティブ同軸コネクターに関するUSCAR49性能仕様に準拠していることも重要です。

 

最大規模のオートモーティブ市場であり、電気自動車(EV)および先進運転支援システム(ADAS)におけるイノベーションの一大拠点でもある中国は、Molex接続ソリューションを含めた次世代オートモーティブ技術の大規模な実験場です。MX-DaSHモジュラーコネクターの地域バージョンは、中国のオートモーティブOEMに固有のコスト要件、パッケージング要件、市場投入までの時間短縮要件に対応するために、中国で2026年モデルの自動車に使用される予定です。

 

さらに、新しいカートリッジベースのモジュラーコネクターは北米および欧州の他の自動車メーカーでも導入されており、2028年モデル車両の新しい設計にMX-DaSHモジュラー電線対電線コネクターと電線対基板用コネクターが使用される見込みです。

 

自動化対応で信頼性を重視

 

MX-DaSHモジュラーコネクターの自動化対応設計は、正確な自動組立作業に適しており、製造効率と品質を向上させながら、人件費を削減します。さらに、コネクターに組み込まれたポジティブロック機能、ブレードの安定化、耐振動性は、過酷なオートモーティブ環境での不測の切断を防ぐことによって、全体的な信頼性の向上を助けます。強固なエンジニアリングサポート、広範な品質管理、多用途でカスタマイズ可能な幅広いソリューションは、車両の配線パフォーマンスと信頼性の向上におけるユニークなリソースとしてのMolexの役割を強化します。

 

製品の可用性

 

Molex MX-DaSHモジュラー電線対電線用コネクターは今すぐご利用いただけます。このコネクターは、今日の車両におけるデータ、電力、高速シグナル要件の急増に対応するために、これまでにない設計自由度と柔軟性を提供します。コネクターの最大ピン数は70回路です。カートリッジあたりの最大回路数は、0.50mm(CTX50)カートリッジで26回路、1.20mmカートリッジで14回路、2.80mmカートリッジで4回路、4.80および6.30mmカートリッジで3回路になっています。

Molexについて 

モレックスは、未来の変革とより豊かな生活を実現させるテクノロジーを可能にすることでつながる世界を支えます。38を超える国々に事業所を展開し、コンシューマーデバイス、航空宇宙および防衛、データセンター、クラウド、テレコム、トランスポーテーション、産業オートメーション、およびヘルスケアの各業界での革新的技術によるイノベーションの実現に貢献します。お客様や業界との信頼関係、エンジニアリングに関する卓越した経験と知見、そして製品の品質と信頼性を通して、モレックスは無限の可能性を追求していきます。Creating Connections for Life ― ソリューション開発のその先に、つながる未来を見据えて。  

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会社概要

Molex, LLC

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URL
https://www.molex.com/ja-jp/home
業種
製造業
本社所在地
2222 Wellington Ct Lisle, IL 60532, USA
電話番号
-
代表者名
Joe Nelligan
上場
海外市場
資本金
-
設立
1938年01月