三菱商事の「Mill-Box」、建設現場への導入実績が200現場を突破
ゼネコン向けサービスは2025年1月の提供開始以降、全国の建設現場で導入が拡大。鉄筋ミルシートから鉄骨・生コン関連帳票まで、現場実務に根ざしたDXを推進
三菱商事株式会社マテリアルソリューショングループ産業素材DXチーム(以下、三菱商事)が開発・展開するクラウド型ミルシート電子管理システム「Mill-Box(ミルボックス)」は、建設現場への
導入実績が200現場を突破したことをお知らせいたします。
スマートフォンで鉄筋ラベルを撮影するだけで、ミルシートとの照合、検査書類や集計表の作成を
自動化できる点が評価され、現場の実務に即したDXサービスとして全国の建設現場で活用が進んでいます。

背景:紙と手作業が中心だったミルシート管理業務
建設現場では、使用する鋼材の品質を証明するため、ミルシートの保管・整理・検査時の提示が必要となります。従来は紙のミルシートと鉄筋ラベルを目視で照合の上ファイリングし、鉄筋径・メーカー・数量などの集計を手作業で行う運用が一般的でした。
一方で、建設現場では日々多くの資材が搬入され、関連する書類も大量に発生します。ミルシートの抜け漏れ確認、鉄筋ラベルとの突合、検査書類の作成、必要書類の検索には大きな負荷がかかり、現場社員の業務時間を圧迫する要因となっていました。
Mill-Boxは、こうした紙と手作業を前提とした管理業務をデータ化し、建設現場における書類管理の効率化と品質管理の高度化を支援します。

Mill-Boxの主な機能
Mill-Boxのゼネコン向けサービスでは、スマートフォンで鉄筋ラベルを撮影するだけで、ラベル情報とミルシート情報を照合できます。これにより、これまで目視で行っていた確認作業や、Excelへの転記作業、検査書類作成の負担を軽減します。
主な機能は以下の通りです。
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鉄筋ラベルのスマートフォンでの撮影によるミルシートとの照合
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鉄筋ミルシートの電子保管・検索・絞り込み・並び替え
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検査書類、一覧表、集計表の自動作成
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鉄筋ラベルの照合状況、抜け漏れの確認
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機械式継手ミルシートの電子管理
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機械式継手の個数集計表の自動作成
ミルシート情報がデータ化されることで、紙の保管スペースを削減できるだけでなく、必要な情報をすぐに検索できるようになります。また、工区・メーカー・径・納入日など、現場の運用に応じた条件で絞り込みや並び替えができるため、検査前の確認作業や資料準備も効率化できます。

現場実務に根ざしたDXとして、全国の建設現場で導入が拡大
Mill-Boxは、専門的なIT知識がなくても使いやすい、直感的で分かりやすい操作性を重視して開発されています。大がかりな業務改革ではなく、現場で日々発生している書類整理・照合・集計といった実務を着実に効率化できる点が評価され、導入が広がっています。
導入現場は、民間工事・公共工事のいずれにも広がっており、建築・土木を問わず、さまざまな建設現場で活用されています。また、監理者や検査会社の立場からも、ミルシートの電子化に対して肯定的な意見が寄せられており、紙での管理が当然とされてきた建設現場の品質証明書管理に、新たな選択肢を提供しています。
鉄鋼サプライチェーンを横断したミルシート電子化の実現へ
Mill-Boxの特徴は、建設現場単体の業務効率化にとどまらず、鉄鋼メーカーから商社、加工会社、問屋などの川中企業、そしてゼネコン現場まで、サプライチェーンを横断してミルシートを電子的に受け渡せる点にあります。
ミルシートは、鋼材の流通過程で複数の企業を経由して建設現場に届きます。そのため、建設現場だけで電子化しても、上流・中流の企業で紙やPDFを前提とした管理が残る場合、業務効率化には限界があります。
三菱商事では、ゼネコン企業向けサービスに加え、鉄鋼メーカー向け、商社・加工会社・問屋などの川中企業向けのMill-Boxの展開も推進しています。サプライチェーン全体でミルシートのデータ連携を進めることで、各社における書類管理業務の負担軽減と、鉄鋼流通全体の生産性向上を目指します。

鉄筋から鉄骨、生コン関連帳票へ。対応領域を拡大
Mill-Boxは、鉄筋ミルシートの電子管理に加え、対応できる資材や帳票の領域を拡大しています。
鉄骨に関しては、鉄骨ファブリケーター向けに、鉄骨ミルシートを電子管理するサービスを提供しています。鉄骨ファブリケーター側では、ミルシートの保管・整理・集計表作成などの業務効率化が期待できます。さらに、ゼネコン向けMill-Boxと連携することで、ゼネコン現場作業所においても、鉄骨ミルシートの検索や絞り込み、集計表の編集をデータで行えるようになり、鉄骨ミルシートの確認・提出業務の効率化が期待されます。
また、建設現場で課題として挙がることの多い、生コン関連帳票の整理を効率化する機能も開発しました。打設報告書、フレッシュコンクリートの試験結果、圧縮強度試験結果などの帳票を電子化・整理し、打設ロットごとに結果を並べた集計表を自動作成できます。行政所定の書式や監理者指定の書式がある場合には、それらの書式への転記も自動化できます。
これにより、鉄筋に限らず、鉄骨や生コン関連帳票を含めた建設現場の品質管理書類を、より広い範囲で効率化することが可能になります。

今後の展望
三菱商事は、Mill-Boxを通じて、建設現場の実務に根ざしたDXを推進してまいります。
今後も、ゼネコン、鉄鋼メーカー、商社、加工会社、問屋、設計会社、検査会社など、建設・鉄鋼流通に関わる幅広い関係者の声をプロダクト開発に反映し、対応できる資材や帳票の領域を拡大していきます。
紙での管理が長く常識とされてきた品質証明書や検査関連書類を、より簡単に、より正確に、より扱いやすいデータへと変えていくことで、建設現場の業務効率化と、業界全体の生産性向上に貢献してまいります。
Mill-Boxについて
Mill-Box(ミルボックス)は、鉄鋼流通・建設現場におけるミルシートの管理を電子化する
クラウド型ミルシート管理システムです。ミルシートの受取・保管・検索・開示に加え、
鉄筋ラベルとの照合、数量・寸法等の集計、検査関連資料の作成支援など、一連の業務を
オンライン上で効率化します。
また、鉄鋼メーカー、商社、加工会社、問屋、ファブリケーター、ゼネコンなど、サプライ
チェーン上の関係者間でミルシートを電子的に受け渡す仕組みを提供することで、各社の
紙作業・手入力・検索・保管にかかる負担を軽減し、鉄鋼流通全体のDXを支援します。
公式サイト:手作業のミルシート管理を電子化|三菱商事のMill-Box(ミルボックス)
本件に関するお問い合わせ
三菱商事株式会社
マテリアルソリューショングループ 産業素材DXチーム
メールアドレス:satoru.a.inoue@mitsubishicorp.com
電話:070-7593-6196
メディア・報道機関からのお問い合せ
三菱商事株式会社 広報部報道チーム
電話:03-3210-2171
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