七年に一度の「善光寺御開帳」へ。信州善光寺宿坊 蓮華院、2027年御開帳期間の宿泊予約開始
信州善光寺宿坊 蓮華院(長野県長野市、以下蓮華院)は、信州善光寺にて2027年4月4日(日)から6月19日(土)まで開催される「善光寺前立本尊御開帳」に伴い、御開帳期間の宿泊予約の受付を開始いたしました。
蓮華院では、2026年春の再開後初めて迎える御開帳となります。参拝のひとときだけでなく、その前後に流れる時間に身を置き、日常から少し離れ、自分自身や大切な人、自分を取り巻く世界へ静かに思いを向ける。古くから善光寺参りとともに受け継がれてきた営みを、今の時代へとつないでいきます。

◼️七年に一度、御本尊とのご縁を結ぶ「善光寺御開帳」
「善光寺前立本尊御開帳」は、七年に一度、絶対秘仏である善光寺の御本尊「一光三尊阿弥陀如来」の御身代わりとして造られた「前立本尊」を、本堂にお迎えして行われる特別な行事です。前立本尊は普段、御宝庫に安置されており、御開帳の期間だけ、そのお姿を拝むことができます。
御開帳では、前立本尊の御手から伸びる五色の糸が、白い「善の綱」として本堂前の回向柱に結ばれます。高さ約10mの回向柱に触れることは、前立本尊に触れることと同じとされ、御仏とのありがたいご縁を結ぶ象徴となっています。
◼️宿坊に泊まり、七年に一度の御開帳へ
御開帳期間中、昼間の善光寺は全国から訪れる多くの参拝者でにぎわいます。日帰りの参拝者が帰路につく頃には、境内や門前は次第に静けさを取り戻します。
善光寺門前の宿坊に泊まることで、参拝の前後にも、善光寺のそばで過ごす時間が生まれます。昼間に前立本尊を拝み、回向柱に触れた後は、夜の静かな善光寺へ。翌朝は[圓関1] 再び善光寺へ向かい、道すがらその歴史や信仰に触れながら、日の出とともに始まる「お朝事」に参列します。お朝事の後は蓮華院へ戻り、精進料理の思想をもとにした朝食「小食(しょうじき)」を。昼のにぎわい、夜の静けさ、早朝の読経。宿坊に泊まり、善光寺のそばで一夜を過ごしながら、参拝の前後に流れる門前の時間に身を置きます。



◼️建物の記憶を、今の宿坊に重ねる
2026年春の再開にあたり、蓮華院では、建物がもともと持つ美と、そこに刻まれてきた人々の営みを受け継ぎながら、今の時代に重ね直すことを大切にしました。宿坊に泊まり、善光寺へ参る。長くそうした人々を迎えてきた建物には、時代ごとの営みの跡が残されています。今回の改修では、その記憶を一つひとつたどるように、蓮華院の新たな空間へとつないでいます。
坪庭

かつて多くの参拝者を迎えていた蓮華院では、時代とともに建物が増築され、坪庭も半分ほどの広さになっていました。今回の改修では、後から加えられた部分をあえて減築し、庭であった場所を再びひらきました。坪庭から光が入ると、それまで暗がりにあった欅の一枚板の床にも、再び光が当たりました。また、坪庭に残されていた観音像には、庭師の厚意により既存の屋根を活かしながら祠が整えられました。そこにありながら、いつしか目を向けられなくなっていたものに、もう一度目を向ける。蓮華院の再生は、そうした時間でもありました。
土間

玄関から奥へと続く土間。改修前には厨房となっていた場所ですが、工事を進める中で炉の跡が見つかり、以前を知る住職からは、かつてここで餅つきをしていたという記憶も語られました。
かつて人が集った場所を、再び人が行き交う場所に。今は靴のまま気軽に立ち寄ることができ、宿泊者や地域の人が自然と言葉を交わす、蓮華院のひらかれた場所となっています。
大広間

3階に残る約45畳の大広間。かつては大勢の参拝者が布団を敷き、ひとつ屋根の下で夜を過ごした場所です。畳敷きだった床を改修し、現在は座禅や食事、文化交流など、さまざまな人が集う場となりました。窓の向こうには長野盆地が広がり、かつてこの場所から恵比寿講の花火を眺めたという、門前の暮らしの記憶も残ります。
<宮本忠長建築設計事務所 一級設計士 松橋寿明>
約20年にわたり善光寺門前の宿坊群を調査し、蓮華院についても約10年前から再生に携わってきた松橋氏。住職とともに建物のあり方を検討し、今回の改修設計を手がけました。
「善光寺は、本堂や山門だけでなく、その周囲に宿坊があり、人々を迎えてきた門前町を含めて、ひとつの文化を形づくってきました。蓮華院も、建物を残すだけではなく、これからの時代にあった滞在の在り方や、多様な文化的交流が生まれる場として宿坊が受け継がれることを期待しています。伝統的な建築物がもつ本来の美を取り戻し、過剰なものを取り除く。そして現代に必要な機能を少しだけ加えて計画しました。蓮華院での取り組みをひとつのきっかけに、善光寺門前に残る宿坊それぞれの魅力を活かしながら、宿泊と参拝がともにある文化を、これからの時代にもつないでいけたらと思います。」
◼️2027年善光寺御開帳期間の宿泊予約について
2027年善光寺御開帳期間の宿泊予約は、信州善光寺宿坊 蓮華院 公式サイトにて受け付けています。
公式サイト: https://rengein.org
<信州善光寺宿坊 蓮華院について>

信州善光寺宿坊 蓮華院は、約1400年の歴史を持つ善光寺の門前に連なる宿坊のひとつとして、古来より参拝者を受け入れてきました。善光寺信仰のもと、宗派を問わず人々を迎える宿坊として、その役割を担っています。
御本尊は、日本屈指の霊域である戸隠神社九頭龍社のかつての御本尊で、明治時代に縁あって蓮華院へ安置され、現在に至るまで当院にて大切に祀られています。
・施設名:信州善光寺宿坊 蓮華院
・所在地:〒380-0851 長野県長野市元善町476
・電話番号:026-232-3026
・客室数:4名定員(トイレ、洗面付):2室、3名定員(トイレ、洗面付):1室、2名定員(トイレ、洗面無し):1室、6名定員(トイレ、洗面無し):1室
※団体や貸切でのご滞在もご相談に応じます。詳細はお問い合せ下さい。
・宿泊料金:1泊朝食付1名10,800円〜 (税込、1室2名利用時1名料金)
・信州善光寺のお朝事:原則毎朝開催
別途、内陣券(通常800円/御開帳期間1,000円)または共通券(通常1,500円/御開帳期間2,000円)が必要となります。※特別な法要等により、お朝事が行われない日があります。2027年御開帳期間中は毎日行われます。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像