凸版印刷、太陽油脂、パルシステムが「地球の未来にまじめなボディソープ」を共同開発

お風呂に紙パック？　環境も人権も配慮しました

凸版印刷株式会社（容器製造：東京都文京区）と太陽油脂株式会社（商品製造：横浜市）、パルシステム生活協同組合連合会（企画・流通：東京都新宿区）はこのたび、原料、包装、リサイクルまで持続可能性を追求した「地球の未来にまじめなボディソープ」を共同開発しました。浴用商品では国内で初めて紙パックを採用したほか、パーム油やオリーブ油など原料も環境や人権に配慮しました。

「地球の未来にまじめなボディソープ」は9月6日（月）から、パルシステム利用者からの注文受付を開始します。ほどよい泡立ちと泡もちとともに、さわやかなシトラスの香りを楽しめます。洗浄後、肌がしっとり潤う心地よい洗いあがりが魅力です。使い終わった紙パック容器は回収され、トイレットペーパーなどに生まれ変わります。

 

■“地球の未来にまじめ”な３つの視点で商品化

１．プラ削減7割を実現
凸版印刷が開発したプラスチック容器から代替可能な紙パック『キューブパック』を採用しました。浴用製品で紙パックを使用した商品は、国内で初めてです。これにより、パルシステムの既存品と比較で7割以上のプラスチック使用量削減を実現しました。

パッケージには原料産地の生物をデザイン

２．環境破壊や不当労働のない原料生産
ボディソープは、生分解性が高く環境負荷が低いといわれる石けんです。さらにその原料となるパーム油、オリーブ油などは、環境保全や労働環境が確認された原料を採用しました。主原料の産地は次の通りです。
＜パーム油＞（石けん主成分、コロンビア・テケンダマ社）
新たな森林を切り崩すことなく自然の循環を生かした農法を実践。「森林破壊ゼロ、泥炭地開発ゼロ、森林火災ゼロ、人権侵害ゼロ」のスローガンを掲げ、パーム油の原料となるアブラヤシを生産しています。パルシステムと2019年に産直提携を締結し、パンに使用するショートニング原料として使用されています。グループ会社とはバナナも取引しています。

＜オリーブ油＞（保湿効果、スペイン・オレオエステパ社）
スペイン南部のアンダルシア州を拠点とする生産者団体。農薬にできるだけ頼らない栽培方法のほか、農園内のエリアまで生産地域を限定できるトレーサビリティを実現しています。パルシステムと2015年に産直提携を締結し、パルシステムPB「エキストラバージンオリーブオイル」原料として使用されています。

そのほか黒砂糖（保湿成分、フィリピン・オルタートレード社）、甘夏精油（香料の一部、香川県・無茶々園）

 

３．容器を回収し高率でリサイクル
パルシステムの宅配では、配付したカタログや牛乳パック、リユースびんなどを回収しています。本商品も回収対象に加え、ティッシュペーパーやトイレットペーパーの原料としてリサイクルされます。2020年度の紙パック回収率は61.1％でした。

リサイクル原料で製造されたパルシステムオリジナル商品

＜商品概要＞
「地球の未来にまじめなボディソープ（紙パック）５００ｍｌ」980円（税込み1,078円）
「地球の未来にまじめなボディソープ（紙パック）付替用　５００ｍｌ」880円（税込968円)

https://information.pal-system.co.jp/item/210901-kamipack-bodysoap/
※商品取り扱いはパルシステムグループ10生協（1都10県）。生協は加入して利用いただけます。

●組織概要
凸版印刷株式会社＜容器製造＞
代表取締役社長：麿　秀晴　所在地：東京都文京区水道1-3-3
事業内容：「印刷テクノロジー」をベースに「情報コミュニケーション事業分野」、「生活・産業事業分野」および「エレクトロニクス事業分野」の3分野にわたり幅広い事業活動を展開
資本金：1,049億86百万円（2021年3月末現在）

太陽油脂株式会社＜商品製造＞
代表取締役社長:中山　悟　所在地：神奈川県横浜市神奈川区守屋2-7
事業内容：ショートニング、マーガリン類、その他食用加工油脂および油脂加工製品の製造販売，家庭・業務用石けん、シャンプー、ハミガキ類、化粧品の製造販売，飼料用脂肪酸カルシウムの製造販売
資本金：1億2千万円

パルシステム生活協同組合連合会＜商品企画・流通＞
理事長：大信　政一　所 在 地：東京都新宿区大久保2-2-6  
事業内容：13会員生協に対する商品調達・加工・供給事業、電力事業、福祉事業、教育事業など
出資金：128億45百万円（2021年3月末現在）