シンポジウム「東京・水の記憶と湯島社寺会堂プロジェクト」開催のご案内
東京文化資源会議公開シンポジウムno.5
日本と東アジアにとって水は重要な概念であり、同時に深く土地の記憶に結びついています。それは、広く社会と文化の構造を規定します。また、多くの宗教にとって、水は宗教性の次元を開くもので、欠くことのできないものです。
思想や文化における水の具体的なイメージとして、例えば、1993年に湖北省荊門市郭店村にある楚墓から発見された竹簡の一つに「太一(たいいつ)生水(太一水を生ず)」という文献があります。この「太一」は日本の神道にまで延びているものです。あるいは、老子の水の思想は、若き夏目漱石にも影響を与えました。もちろん、治水がどれだけ重要な統治の術であったかは言うまでもありません。
湯島天満宮・神田明神・湯島聖堂・ニコライ堂の新たな連携を図る東京文化資源会議「湯島神田社寺会堂プロジェクト」と「水の思想」プロジェクトとで連携し、水の思想の今日的な可能性を明らかにすることを目的に、本シンポジウムを開催いたします。
■日時:2017年11月14日(火)午後4時〜6時
■場所:神田明神祭務所地下ホール
(http://ticket-search.pia.jp/pia/venue/venue_access_map.do?venueCd=KDMH)
■プログラム:
16:00-16:10
(1)「水の思想」プロジェクトの概要:中島隆博 東京大学教授
16:10-16:40
(2)江戸・東京における「水」の役割:高道昌志 法政大学研究員
16:40-17:00
(3)湯島神田社寺会堂プロジェクトの概要:宇野求 東京理科大学教授
17:00-18:00
(4)パネルディスカッション「東京 水の記憶 ― 湯島神田社寺会堂の視点から ―」
<パネリスト>
宇野求(東京理科大学教授)
清水祥彦(神田神社権宮司)
高道昌志(法政大学研究員)
張競(明治大学教授)
中島隆博(東京大学教授):司会
■ご聴講:定員 100名、聴講無料
参加申し込みは下記サイトからお願いいたします。当日そのまま会場にお越しください。定員に達し次第、受付を終了させていただきます。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfSNAvYpQLM5XeKYORxdBjoMBfTmmLDDN8v4ZVQrq4BsPjOFA/viewform
■主催:東京文化資源会議
共催:UCTP西原育英文化事業団助成プロジェクト
後援:神田神社
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