【日本有数の熊谷の暑さを、新たな農業の強みに】「夏のとうもろこし」価値創造プロジェクト始動
-7月1日より八木橋百貨店で市民参加型の試食・アンケート企画を実施-
熊谷市と株式会社INGEN(千葉県松戸市)は、市内の生産者と連携し、新たなとうもろこしの価値創造プロジェクトを開始します。
このプロジェクトは、熊谷の高温かつ豊富な日照条件を活かした農産物の開発を目的としており、
近年の夏場の高温化に対抗するのではなく「暑さを産地の強みに変える」発想が基本です。
本年度は試験栽培を実施しつつ、品種特性や栽培方法、消費者評価を検証します。
最終的には地域ブランドの形成と産地づくりを目指します。
【八木橋百貨店で市民参加型の試食・アンケート企画を実施】
プロジェクトの第一弾として、熊谷の夏のシンボルとして親しまれている「大温度計」を掲げる八木橋百貨店地下食品売場にて、「大温度計」にみたてた「熊谷もろこし指数計」を掲示します。
また、夏の暑さに合ったトウモロコシの食べ方投票企画を実施します。
消費者の皆さまからいただいた評価は、今後の商品開発や産地づくりに活用していきます。
【実施概要】

会場:八木橋百貨店 地下食品売場
・住所:埼玉県熊谷市仲町74
・プレ販売予定:2026年7月1日㈬
・販売期間:2026年7月4㈯・5㈰・8㈬日、
以降、トウモロコシが収穫できるまで
販売時間:八木橋百貨店開店10時〜売り切れ次第終了
※本年度は試験栽培のため、収穫状況により、実施日程や内容が変更となる場合があります。
最新情報は、株式会社INGEN公式Instagramにてお知らせします。

【背景】
熊谷市は全国有数の高温地域として知られています。
一方で、農業分野では気候変動による栽培環境の変化が進んでおり、従来と同じ品質基準や栽培方法だけでは対応が難しくなりつつあります。
また、熊谷市では市域の約6割を農地が占めており、農業は地域を支える重要な産業です。近年は主要作物であるねぎなどの冬作物の収穫期の短期化や、水稲・麦など土地利用型作物の収益性低下が課題となっており、持続可能な農業経営に向けた「初夏~夏」に収穫できる新たな収益源の確立が求められています。

そこで本プロジェクトでは、
「暑さの中でも作りやすい農産物」
ではなく、
「暑さによって新たな価値を生み出せる農産物」
という視点から、初夏から夏に収穫できるとうもろこしに着目しました。
一般的なとうもろこしは、生食での甘さや柔らかさが評価されることが多い一方で、
香ばしさや食べ応え、夏場の食シーンとの親和性など、別の価値軸も存在します。
本プロジェクトでは、熊谷で夏にトウモロコシを生産するネギ・米生産者さんに協力いただき、各とうもろこしの品種が持つ特性を検証しながら、新たな魅力の発見を目指します。

また、熊谷市が推進するスマートシティの取組とも連携し、株式会社INGENが持つ収穫予測技術や高温環境下での栽培データ分析を活用することで、データに基づく新たな農業モデルの構築にも挑戦します。
本年度の取り組み

2026年度は試験栽培初年度として、
・品種・提供方法の組み合わせ比較
(消費者調査)
・暑さ・強風対策の栽培方法の検証
・収穫予測データの蓄積
を実施します。
特に、夏場の食シーンとの親和性や、従来の生食向けとうもろこしとは異なる楽しみ方について検証を進めます。
また、栽培データや気象データの収集・分析を行い、「温暖化対策先進市・熊谷」の環境に適した栽培モデルの構築を目指します。
今後の展望~温暖化対策先進都市・熊谷として
熊谷市では、気候変動の進行に伴い、従来の農業経営モデルだけでは安定した所得確保が難しくなることが懸念されています。
特に、初夏から夏にかけて収穫できる高付加価値作物の選択肢が限られていることは、地域農業の課題の一つです。
本プロジェクトでは、熊谷の暑さを活かした新たな付加価値を創出することで、生産者の新たな収益機会を創出し、地域農業の持続的な発展につなげることを目指します。
将来的には、生産者の所得向上や地域ブランド化、観光・商業との連携を目指し、持続可能な農業モデルの構築に貢献することを目指します。
株式会社INGENについて
株式会社INGENは、「稼げる農業を個人単位から産地単位へ」をテーマに、自治体や生産者と連携した産地再生事業を展開しています。
異常気象下でも安定出荷を実現する収穫予測技術や、適地適作に向けた栽培データ解析を強みとし、「何を作るか」「どのような価値として販売するか」までを含めた地域農業の事業設計を行っています。
これまでに、宮崎県・愛知県豊橋市での「筋肉ブロッコリー」、西尾市での「かぶまる子ちゃん」、秋田県にかほ市での「骨太リーフマン」など、地域特性を活かした農産物ブランドの開発・産地形成を支援してきました。
本プロジェクトにおいても、熊谷市や生産者の皆さまと連携しながら、気候変動時代に対応した新たな産地モデルづくりに取り組みます。
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