約1000年受け継がれてきた歴史ある伝統産業を後世に!高知県が誇る「土佐和紙」 文化を伝承するプロジェクト発信
アーティストを活用した未来プロジェクトや、和紙アート展覧会の実施
高知県の伝統産業である「土佐和紙」は、江戸時代から品質の高さを評価され全国に出荷されてきました。その技術は、最先端の紙製造技術にも応用されています。しかし、土佐和紙の原料である楮(こうぞ)生産農家の高齢化等による原材料不足、和紙生産者の後継者育成、流通販売文化伝承などの課題も存在しています。高知県ではこの伝統産業を後世に伝えるプロジェクトを推進してまいります。
- 高知の歴史的工芸品「土佐和紙」
日本三大和紙のひとつに数えられる土佐の和紙は、約1000年前の平安時代から仁淀川などの豊かな清流のもと、楮や三椏(みつまた)など原料の生産や技術とともに、主要な特産品として発展してきました。
- 土佐和紙の文化伝承に向けた動き
- 世界屈指の「和紙」の産地 “高知県 いの町” アーティストを招いた未来プロジェクト①
Washi+Performing Arts? Project vol.4 先行発表会
高知では2015年からWashi+Performing Arts? Projectがスタートしました。気鋭のアーティストを「いの町」に招き舞台を制作、四国・関東などで公演を行なっています。今年の和紙プロジェクトは、シンガポールの演出家・脚本家であるTze Chien Chong氏をお招きし、舞台を一から作り上げます。
今回2020年の本公演を前に無料の先行発表会を行います。和紙と舞台芸術のコラボにより、シンガポールのアーティストから見た和紙がどのように舞台上で表現されるのか、お楽しみいただけます。
日時:2019年6月16日(日) 時間未定
場所:伊野公民館(高知県吾川郡いの町3597)
作・演出:Tze Chien Chong(シンガポール The Finger Players)
出演:井上貴子、立本夏山、浜田あゆみ、原啓太
- 世界屈指の「和紙」の産地 “高知県 いの町” アーティストを招いた未来プロジェクト②
-和紙の魅力の再発見。こどもたちに和紙とふれあう原体験を‐
Washi+Performing Arts?未来プロジェクトは、高知県内外から舞台芸術家を招聘し、県内外から参加する子どもたちとともに和紙を用いて舞台美術を創作するプロジェクトです。
実際に和紙の原料となる楮の畑で作業をし、工場の見学や和紙職人との出会い等を通じて、和紙に関わる人びとの想いを受け止めた上で、素材としての和紙の面白さと可能性、そして和紙に秘められた物語を活かした作品作りを行います。
未来をつくる子どもたちに、和紙とのかけがえのない思い出を築く事で、次世代への文化継承を図ります。
日 時:8月18日(日)
場 所:吾北中央公民館(高知県吾川郡いの町上八川甲2010)
作・演出:北尾亘
出 演:公募で集まった子ども達、北尾亘、石山優太、浜田あゆみ
【内容】 82歳、友草喜美枝さんのストーリーを舞台に。
毎年テーマを設定して子ども達と共に舞台で表現活動を行う同プロジェクト。今年は、「わ(た)しのストーリー(仮)」と題して、80歳を超えても今なお土佐和紙職人として紙を作り続けている友草喜美枝さん。これまで歩んできた人生のストーリーに焦点を当て、公募で集まった子ども達と一緒に舞台で上演します。作・演出は今をときめく若手実力派の北尾亘さんです。
- いの町紙の博物館 和紙のアート展覧会開催
高知県吾川郡・いの町に立地する「いの町紙の博物館」では、今年で10回目となる「第10回 いの美術TEN」を開催します。出身地、年齢、国籍、プロ・アマ問わず、土佐和紙を使用したアート作品を募集し、展示会を行います。
開催場所:いの町紙の博物館 (高知県吾川郡いの町幸町110-1)
会 期:2019年11月12日(火)~11月30日(土) ※最終日15時まで
スケジュール:5月募集チラシ(エントリーシート)配布。9月エントリー受付スタート
応募資格:出身地、年齢、国籍、プロ・アマ全て不問
作品規定:表現方法は自由です。ジャンル不問
サイズは平面作品(タテ2mヨコ2m)以内、立体作品(高さ2.5m幅2m奥行2m)以内
- いの町紙の博物館 ワークショップ開催
細長く切った和紙をひねり、糊を引いて固めた「水引」と呼ばれる紐の製作を体験する事が出来ます。
対象者:高校生以上
日 時:4月14日(日) ①10時~ ②13時30分~
参加費:1000円(入館料込)
定 員:各回8名まで
講 師:じゃぱかる 合田裕子
内 容:あわじ・小梅・四葉の3種類の結び方を学びます。(各回2時間程度)
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- 【高知家とは】
2013年に「高知県は、ひとつの大家族やき。」を宣言しスタートした「高知家」は、「みんなぁも、高知家の家族にならん?」と高知県へのファン拡大・観光誘致・移住促進を行い、「食べたくなる(物産)」「行きたくなる(観光)」「住みたくなる(移住)」といった行動へつなげることを目的としたプロモーションを実施してきました。
2017年度は「高知家は、いろんな家族で大家族。」をキャッチフレーズに掲げ、高知県外在住の方を含め、高知に縁のあるすべての方を「高知家の○○家族」として募集するなど、高知家のあたたかい「人」の魅力を通じてさまざまな形で高知を発信しました。
2018年度は「気がつけば、家族。」をコンセプトに、高知に来てくれた気がついたら家族のように付き合っている、いわば「なれなれしさ日本一」の家族という思いで、高知の魅力を発信してまいります。
「高知家の姉さん」こと島崎和歌子さんには、昨年度から高知家の牽引役としてPVなどに出演いただき、高知家を盛り上げていただいています。
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