コンタクト・トレーシング・アプリの開発に関して
有志のエンジニアと企業からの発案によって、ボランタリーに開発を進めております標題のアプリケーションに関しまして、一般社団法人コード・フォー・ジャパンにて開発の取りまとめをさせていただいておりますこと、およびその概要を案内させていただきます。
<アプリケーションの概要>
アプリケーションの利用者同士が一定の距離と時間を同じ空間内で過ごした時点で、端末内に暗号化された情報を格納し、利用者が陽性判定者と確認された場合に、濃厚接触者に対してアプリ上で適切な情報や対応のメッセージが届く仕組みで、シンガポールのGovTech Teamで開発されたものを参考に、日本で開発中。
<当アプリケーションの目的>(負担を減らす・時間を短縮する・感染を減らす)
・感染者への聞き取りによる積極的疫学調査において、「思い出せない」「言いたくない」等の理由により要していた時間を短縮し、先回りして濃厚接触者に適切な情報や対応を提供することが可能となります。
・気付かぬうちに自身が感染していた可能性がある場合に、早期に通知を受けることにより、他者へのウィルスの暴露を防止することが可能となります。
<プライバシーの保護>
・GPS等、個人の行動を推測できる情報を使用しない。
・本人、および濃厚接触者には、いつ、どこで、誰と、接触したかが通知されない。
・陽性判定者の入力を行政職員に限定
<共通規格への対応>
4月10日(現地時間)に米国で発表されたApple社とGoogle社の共通規格へも対応予定。
現在、5月上旬を目処に国民の皆様にご提供できますよう、鋭意開発進行中でございますので、それまでお時間を頂戴できますことを、お願い申し上げます。
一般社団法人コード・フォー・ジャパン
代表理事 関 治之
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