空飛ぶクルマ開発のテトラ・アビエーションへ出資 / 内装部品の共同開発契約を締結

テイ･エス テック株式会社（本社：埼玉県朝霞市、代表取締役社長：保田 真成）は、空飛ぶクルマ※1の研究開発、製造販売を行うテトラ・アビエーション株式会社（本社：東京都文京区、代表取締役：中井 佑。以下、テトラ・アビエーション）へ出資いたしました。また、テトラ・アビエーションと空飛ぶクルマ内装部品の共同開発契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。

空飛ぶクルマは、電動化による環境性能に加え、安全性や静粛性に優れる次世代の移動手段として注目を集めています。経済産業省による「空の移動革命に向けたロードマップ」※2では、２０３０年代からの本格普及が掲げられ、都市部での渋滞緩和、離島や山間部での新たな移動手段、災害時の救急搬送などにつながるものとして期待されています。

テトラ・アビエーションは、空飛ぶクルマの研究開発を行う日本発のスタートアップであり、昨年からは新機体「Mk-5（マークファイブ）」の予約販売を開始しています。アメリカのボーイング社が後援する空飛ぶクルマの世界大会「GoFly」で、2020年大会唯一の受賞チームとなるなど、高い技術力を誇る日本の空飛ぶクルマ分野におけるトップランナーです。

当社は、テトラ・アビエーションとのシート（座席）を中心とした内装部品の共同開発を通じ、自動車とは異なるモビリティにおける強度・安全・軽量化・快適性など、新たな技術を追求してまいります。そこで培った全方位に対する安全技術やノウハウを、本業である自動車用シート開発へフィードバックすることで、新たな付加価値をもった魅力ある商品開発へつなげてまいります。また、本出資・共同開発が空飛ぶクルマの発展に寄与し、人と環境にやさしいモビリティ社会実現の一助となるよう努めてまいります。

※1. 電動垂直離着陸機。eVTOL(Electrical Vertical Take-Off and Landing)とも呼ばれる。
※2. 経済産業省と国土交通省による「空の移動革命に向けた官民協議会」内で取りまとめられたロードマップ。
空飛ぶクルマの実用化拡大に向け、官民が取り組んでいくべき技術開発や制度整備などについてまとめられている。

テトラ・アビエーションMk-5

■テトラ・アビエーション概要
　社名：テトラ・アビエーション株式会社
　設立：2018年6月1日
　代表：代表取締役社長　中井 佑
　事業内容：空飛ぶクルマの開発・製造販売
　URL：https://jp.tetra-gofly.com/

■テイ・エス テック概要
　社名：テイ・エス テック株式会社 [東証１部証券コード：7313]
　設立：1960年12月5日
　代表：代表取締役社長　保田 真成
　資本金：4,700百万円
　本社：〒351-0012 埼玉県朝霞市栄町3丁目7番27号
　事業内容：四輪車用シート、四輪車用内装品、二輪車用シート、二輪車用樹脂部品等の製造販売
　URL：https://www.tstech.co.jp