6月3日は「世界自転車デー」“World Bicycle Day” 自転車ヘルメット着用の法律がある国って?
〜カジュアルなヘルメットが権威あるデザイン団体に選出、新作も追加発売〜
- 世界自転車デー(World Bicycle Day)とは?
- 世界でヘルメット着用努力義務の法律がある国は?
- 日本でも全年齢で着用努力義務が施行されます!
- 自転車事故の件数と頭のケガの割合
- ファッションとして定着を狙った自転車ヘルメット
アメリカの社会学を講ずるレゼック・シビルスキ教授の草の根運動 から始まり、2018年、国連総会決議において加盟全193カ国の賛成により採択・制定された国際デーが「世界自転車デー」。自転車は「シンプルで手ごろであり、信頼性が高く、クリーンで環境にやさしい持続可能な交通手段である」として世界中で自転車の活用・普及を促進すべく、6月3日、SNSではハッシュタグ
#June3WorldBicycleDay を使用して世界で祝福されています。そんな世界で、ヘルメットの着用が義務となっている国はいったいどれくらいあるのでしょうか?
●2.世界でヘルメット着用努力義務の法律がある国は?
昨今の密を避ける手段としても人気の自転車ですが、安全のためのヘルメット着用については世界の国々ではどうなのでしょうか。調査してみたところ、日本をはじめとするおよそ27の国※で自転車ヘルメット着用義務に関する法律が施行されています。(注:全年齢、年齢制限のある法律など対象は国によって異なる。州などの一部地域に限定された国も含む)
※アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、カナダ、チリ、コスタリカ、チェコ、クロアチア、エストニア、フィンランド、フランス、アイスランド、イスラエル、ジャージー、ラトビア、リトアニア、マルタ、ニュージーランド、スロバキア、スロベニア、南アフリカ、韓国、スペイン、スウェーデン、アラブ首長国連邦、アメリカ、日本(2022年5月時点)●3.日本でも全年齢で着用努力義務が施行されます!
ちなみに日本では現在、道路交通法のもと児童・幼児(13歳未満)という年齢条件付きで自転車乗用中のヘルメット着用を努力義務とする法律が制定されています。そして先日(2022年4月)この年齢条件を外した法律の改正案が国会での成立を受け、公布されました。
「自転車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶるよう努めるとともに、当該他人に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない」(道路交通法第六十三条の十一)
つまり、子どもたちだけが対象だったヘルメットの着用努力義務が全年齢へと拡大、2024年4月までの施行が決定しています。
●4.自転車事故の件数と頭のケガの割合
法律はあれど、子どものヘルメット着用率をみると日本では依然低いと言わざるを得ません。では自転車事故時のヘルメットの有用性はどうなのでしょう?
警察庁によると、昨年の自転車関連事故件数は 6万9694件で、前年比 2,021件の増加。自転車乗用中の死者の人身損傷主部位(致命傷となった部位)は、頭部損傷によるものが58%と、常にトップであることは変わりません。そしてヘルメット非着用時の致死率は、着用時に比べて約2.2倍高くなっていて、頭部損傷が死因であることはデータが示してます。ただ安全なのはわかっていても、なかなか普段の自転車乗車時にヘルメットを着用習慣の浸透はこれからといったところでしょう。
●5.ファッションとして定着を狙った自転車ヘルメット
そんな社会課題解決の一助となるよう発売したカジュアルなサイクルヘルメットが「CANVAS-URBAN」(キャンバス・アーバン)。普段自転車に乗るすべてのユーザーがもっと気軽に、ファッションの一部として着用しやすい “街中快適セーフティギア” をコンセプトとして開発、10色展開で発売しました。そしてこのCANVAS-URBANは昨年度、公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会(JIDA)が主催する「JIDAデザインミュージアムセレクションVol.23」においてセレクション※に選定されています。
さらにこのCANVAS-URBANに、5月末に新たに、あごひもバックルをマグネット式とし通常タイプよりもあごひものスムーズな着脱を可能とした「CANVAS-URBAN MG」を発売開始しています。
丸みをもったシンプルな造形と、ファブリックバイザーを装着したキャップスタイルで、通勤や通学時など街中でもファッションの一部として気軽に着用できる自転車ヘルメットです。通気性や装着時の快適性はもちろん、多様な普段着にもマッチ。自転車利用の急増に伴いヘルメットの需要も高まっている中で、「通常のバックルでは留めにくい」というユーザーの要望に応え「CANVAS-URBAN MG」をラインナップに追加発売しました。
世界自転車デーを機に、自転車乗車時に自身を守るだけでなく、家族や事故相手、その家族をも守ることにつながるヘルメット着用について、今一度考えてみてはいかがでしょう。
☆CANVAS-URBAN MGの詳細はこちら▶https://www.ogkkabuto.co.jp/about/topics/2022/05/canvas-urban-mg.html
■会社概要■
社 名 : 株式会社オージーケーカブト
代 表 : 木村 弘紀
所在地 : 〒577-0016 大阪府東大阪市長田西6-3-4
設 立 :1982年9月
事業内容: オートバイ、自転車用(幼児~大人用)・各種競技用ヘルメット及び周辺用品の企画・製造・販売
U R L : https://www.ogkkabuto.co.jp/
株式会社オージーケーカブトは、公益財団法人日本自転車競技連盟(JCF)のオフィシャルサプライヤーとして「日本ナショナルチーム」に、また「一般社団法人日本パラ陸上連盟(JPA)にサイクルヘルメットをサポートしています。自転車競技やオートバイレースで培った安全と性能向上のノウハウを活かし、今後も日本国内SG基準認証品自転車用ヘルメット(子ども用「チャイルドメット」/自転車通学用「スクールメット」/シティサイクルヘルメット「デイリーメット」の各シリーズ)の製品開発と普及に努めていきます。
(参考資料)
「世界自転車デー国連表彰」の2022年受賞者として広島県知事と愛媛県知事が選定されました!/広島県
Bicycle Helmet Laws/Bicycle Helmet Safety Institute
自転車用ヘルメット着用に関する政策の費用便益分析/東京大学公共政策大学院
自転車用ヘルメットの着用/警視庁
インターネット版官報 令和4年4月27日 号外第92号/独立行政法人 国立印刷局
自転車は車のなかま~自転車はルールを守って安全運転~/警察庁
キャンバス・アーバン-JIDAデザインミュージアム/JIDAデザインミュージアム
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