保育業界初！履歴書から性別・学歴欄を廃止。学生の個性を尊重したオリジナルの履歴書で採用活動

性のあり方の違いを尊重し、固定観念にとらわれず、求職者のアイデンティティを重視し採用の窓口を広げる。

他者の気持ちに寄り添うチカラを育む「Education is Empathy〜よりよく理解しあうことで、世界は変わる〜」をビジョンに掲げる茶々保育園グループ（理事長：迫田健太郎／本部事務局：東京都新宿区）は、2021年4月からオリジナルデザインの履歴書「Empathy Sheet /エンパシーシート」を採用し、リクルート活動を実施します。

Empathy（エンパシー）とは、テレパシーのような非日常的な超能力ではなく、シンパシーのように「思いやる」「共感する」だけでもなく、考え方や立場が異なっても、相手の身になってその人のことを「よりよく理解しようとする」チカラを意味します。同グループでは、SDGs（Sustainable Development Goals・持続可能な開発目標）を意識し、2030年までに達成すべき17の目標を子どもたちとともに日々考える保育・教育を実践しています。その意識を法人の運営組織にも浸透させるべく、採用におけるジェンダーの平等の実現のため、履歴書での性別の確認の廃止および、学歴も設けない、従来の履歴書にかわるオリジナルデザインの「Empathy Sheet/エンパシーシート」を制作。従来の履歴書のような形式にとらわれたものではなく、設問に対して文章以外に、イラストや写真でも自由に表現できるスタイルになっています。そのため、文章力だけの評価に偏らず、保育士の素質として大切なひとつでもある創造力も判断できるなど、個々の得意を引き出す工夫がされています。

2021年3月31日に発表された「ジェンダーギャップ指数2021」において、日本は世界156ケ国の中で120位と、主要７ケ国で最下位という結果になっており、日本で一般的な履歴書で性別を問うことも世界的には人権侵害にあたると理解されています。こうしたことから、オリジナルデザインの履歴書制作の背景には、保育士として働くことを希望する求職者に対し、性の多様性を尊重し、個人的属性は問わず、アイデンティティを重視したいという意向があります。

同グループでは、1979年の創業から「子どもをひとりの人間として尊重する」ことを大切に保育・教育を実践してきたことから、リクルート活動においても学生の個性を尊重し、採用の窓口を広げて参ります。

■茶々保育園グループにおけるSDGsの取り組みについて
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■茶々保育園グループ（社会福祉法人あすみ福祉会）とは
「Education is Empathy〜よりよく理解しあうことで、世界は変わる〜」をビジョンに関東近県に16園を展開する保育園グループです。1979年に埼玉県入間市の茶畑の真ん中に第1号園を設立して以来、子どもをひとりの人間として尊重し、丁寧に寄り添う保育・教育を行っています。「育てているのは、未来」を法人のミッションとして、子どもたちや社会の20年後を見据えた関わりを大切にしています。また、地域社会との交流を目的に保育園に「ちゃちゃカフェ」を併設するほか、保育士の地位向上のため日本で初めて保育スタッフへの名刺制度を導入、インターネットテレビでパーソナリティを務めて保育の仕事のやりがいを伝えている。このように保育業界を変える新たな取り組みを積極的に行っている。

法人名　　　：社会福祉法人あすみ福祉会
本部　　　　：〒358-0026　埼玉県入間市小谷田上ノ台64
理事長　　　：迫田健太郎
ホームページ：http://chacha.or.jp