もしもの時に命を守る野外アート シブヤ・アロープロジェクト新作アート作品完成!!JR山手線渋谷・原宿間の壁面にHugo Yoshikawa氏の作品が登場
渋谷区の一時避難場所をアートで支援!
シブヤ・アロープロジェクト実行委員会が実施している「シブヤ・アロープロジェクト」にて3月27日から30日の期間に作成していたJR山手線渋谷・原宿間の壁面の新作アート作品が完成しました。
今回、東京都水道局代々木増圧ポンプ場前の山手線渋谷・原宿間の壁面にはHugo Yoshikawa氏の作品が登場します。
今回、東京都水道局代々木増圧ポンプ場前の山手線渋谷・原宿間の壁面にはHugo Yoshikawa氏の作品が登場します。
Hugo Yoshikawa氏には今回このプロジェクトに賛同いただき、渋谷らしさを織り交ぜた、想いのこもった「命を守るアート」を制作いただきました。
Hugo Yoshikawa氏は「社会的に意義があり、見た人にひと時でも楽しんでいただけるパブリックアートを作りたい」という想いでシブヤ・アロープロジェクトに参加を決めました。この作品には「街中でも緑を感じて明るい気持ちになってほしい」というメッセージが込められています。
「シブヤ・アロープロジェクト」とは渋谷区の一時避難場所(青山学院大学、代々木公園)の位置を外国人を含めた多くの来街者に認知してもらうために、発災時だけでなく日頃から人々の注目を集めるようなアート性あふれるデザインの「矢印サイン」を区内の必要な場所に設置し、一時避難場所への誘導を支援するものです。これまでにミック・イタヤ氏、しりあがり寿氏、伊藤桂司氏、小町渉氏 、河村康輔氏、植田工氏、森本千絵氏、東恩納裕一氏、伊藤陽一郎氏、大竹彩子氏、NABSF氏、ヒロ杉山氏がアートを手掛けています。
※これまでのアート作品情報につきましては下記記載のHPよりご確認ください。
HP:http://shibuya-arrow.jp/
矢印は一時避難場所である青山学院大学もしくは代々木公園の方向を指しており、今回新たに登場するアートは代々木公園の方向を指しています。日夜外国人を含む多くの方が訪れる街「渋谷」において、言葉の壁を超え、多くの人が一目見て、理解できる記号として矢印を盛り込んだアートにしています。
■アーティスト情報
Hugo Yoshikawa
1986年東京生まれ。日本人の父とフランス人の母を持つ。
幼年期から10代の大半をロンドン、パリ、東京、バンコク、ニューヨークで過ごす。バンコク滞在中に母が買ってくれた冒険漫画『スピルーと ファンタジオ』をきっかけに「バンド・デシネ」と 呼ばれるフランス語圏のマンガと出会い、その高い芸術性に感銘し、10歳のときに将来は絵の道に進むと 決意。ロンドン芸術大学でイラストを専攻。
卒業後、マドリードと東京でキャリアのスタートを切った後ロンドンに 戻り、イラスト、マンガ、ドローイングの垣根を越えた創作活動を展開。 その後バルセロナに本拠を移し、アーティストとして、独自のスタイルで書籍や印刷物、ハンドドローイングやアニメーションなど多岐の分野にわたり活躍中。
■背景
渋谷区では2020年を機に、さらに増えることが予想される外国人を含めた多くの来街者(在勤・在学者を含む区民以外の渋谷区を訪れる方々)の方への帰宅困難者対策が、喫緊の課題となっています。 区内の小学校や公園等は「一時(いっとき)集合場所」であり、一時的に様子を見る場所となっていますが、区民と来街者が利用するには十分なスペースではありません。特に渋谷駅周辺では発災時に来街者の方が一時的に退避する安全な場所として、避難場所などを「一時(いちじ)退避場所」と渋谷駅周辺地域都市再生安全確保計画にて定めました。一時退避場所とは災害時に、いったん被災時に居た場所を離れ、その場所の安全が確保されるまでの間、一時的に退避する安全な場所のことです。これは「一時退避」という新しい考え方で、特に来街者の方には、帰宅困難者支援(受入)施設が開設されるまでの間、安全に留まれる「一時退避場所」を知っていただく必要があります。
今回の「シブヤ・アロープロジェクト」では一時退避場所を知っていただくきっかけになり、また有事の際には避難誘導の一助となるようにと考えています。
■場所
JR山手線渋谷・原宿間の壁面
(渋谷区神南一丁目付近)
※今回のアートの矢印が指し示す方向は代々木公園になります。
■渋谷区長コメント
今回制作いただいたHugo Yoshikawa氏の完成作品を拝見しましたが、渋谷らしいアート性あふれる作品になったと思います。より多くの渋谷を訪れた来街者の方々に楽しんでいただき、もしもの時に命を守るものとして活用していただけるよう、今後もシブヤ・アロープロジェクトのアート作品を増やしていきたいと考えております。近い将来、渋谷の街のいたるところにアート作品があふれ、もしもの時にアート作品を見れば、一時退避場所にたどり着くことが出来ると皆様に知っていただけるように尽力していきたいと思います。
渋谷区長 長谷部
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