ゲノム編集技術を利用して開発した「可食部増量マダイ」、厚生労働省及び農林水産省への届出完了
国の手続を経た、世界初のゲノム編集動物食品として「可食部増量マダイ」の上市開始
(本プレスリリースは、国立大学法人京都大学農学研究科、学校法人近畿大学との連名です)
リージョナルフィッシュ株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:梅川 忠典、以下、「リージョナルフィッシュ」)は、京都大学(木下政人准教授)と近畿大学(家戸敬太郎教授)の協力のもと、ゲノム編集技術を応用して作出した「可食部増量マダイ」について、厚生労働省と農林水産省への届出を完了いたしました。なお、このマダイは、国の手続を経て上市する、世界で初めてのゲノム編集動物食品となります。
両省への届出手続では、今回のゲノム編集は、遺伝子組換えではなく自然界でも起こりうる変化であること、食品としての安全性が従来の食品と同程度であること(オフターゲットや有害物質の産生が認められない)、生物多様性に悪影響を及ぼすものではないことが確認されております。
リージョナルフィッシュは、クラウドファンディング「CAMPFIRE」にて、ゲノム編集技術や生産方法などに関する情報を提供した上で、「可食部増量マダイ」190食分の予約受付けを開始し、10月より順次発送していきます。
リージョナルフィッシュ株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:梅川 忠典、以下、「リージョナルフィッシュ」)は、京都大学(木下政人准教授)と近畿大学(家戸敬太郎教授)の協力のもと、ゲノム編集技術を応用して作出した「可食部増量マダイ」について、厚生労働省と農林水産省への届出を完了いたしました。なお、このマダイは、国の手続を経て上市する、世界で初めてのゲノム編集動物食品となります。
両省への届出手続では、今回のゲノム編集は、遺伝子組換えではなく自然界でも起こりうる変化であること、食品としての安全性が従来の食品と同程度であること(オフターゲットや有害物質の産生が認められない)、生物多様性に悪影響を及ぼすものではないことが確認されております。
リージョナルフィッシュは、クラウドファンディング「CAMPFIRE」にて、ゲノム編集技術や生産方法などに関する情報を提供した上で、「可食部増量マダイ」190食分の予約受付けを開始し、10月より順次発送していきます。
- 背景・目的
その一方で、日本は水産物市場が縮小傾向にあり、担い手も不足することが見込まれます。
リージョナルフィッシュは、水産業の効率化かつ収益性の改善のため、ゲノム編集技術を活用して、日本の水産業及び地域経済の再興を目指しております。その第一弾として、可食部増量マダイを上市いたします。
- ゲノム編集技術により作出した「可食部増量マダイ」について
可食部増量マダイは、京都大学(木下政人准教授)と近畿大学(家戸敬太郎教授)の共同研究の成果であり、これを社会実装すべく、リージョナルフィッシュ株式会社を立ち上げ、社内外の専門家の協力を得て、科学的な見地から食品安全及び環境影響について確認しました。
ミオスタチン遺伝子を欠失したマダイでは、可食部が約1.2倍(最大で1.6倍)に、飼料利用効率が約14%改善されております。このような品種改良により、効率的かつサスティナブルな養殖を実現し、日本の水産業及び地域の産業振興に貢献することを目指します。
なお、両省への届出手続では、今回のゲノム編集は、遺伝子組換えではなく自然界でも起こりうる変化であること、食品としての安全性が従来の食品と同程度であること(オフターゲットや有害物質の産生が認められない)、生物多様性に悪影響を及ぼすものではないことが確認されております。
- 「22世紀鯛」販売方針について
URL:https://camp-fire.jp/projects/view/400934
(9月17日16:00時ごろ公開予定)
- リージョナルフィッシュ 会社概要
オープンイノベーションを通じて、超高速の品種改良とスマート養殖を組み合わせた次世代水産養殖システムを作り「世界のタンパク質不足の解消(SDGs 2番:飢餓をゼロに)」や「日本の水産業再興および地域の産業創出(SDGs 8番:働きがいも経済成長も)」、「海洋汚染の防止(SDGs 14番:海の豊かさを守ろう)」を目指しています。
会社名:リージョナルフィッシュ株式会社
代表取締役社長:梅川 忠典
設立:2019年4月10日
所在地:京都市左京区吉田本町36番地1 京都大学国際科学イノベーション棟
URL:https://regional.fish/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像