DG Daiwa Venturesの投資先である1plusXが、米TripleLiftに買収されました

株式会社DG Daiwa Ventures（本社：東京都千代田区、代表取締役　大熊将人、荻野明彦）が運営するファンド「DG Lab Fund II E.L.P Cayman」の投資先である1plusX AG（本社：スイス チューリッヒ州、CEO：Jürgen Galler、以下「1plusX」）は、米国のデジタル広告企業であるTripleLift Inc. (CEO：Eric Berry、以下「TripleLift」)に買収されたことを発表しました。

1plusXはスイスのテクノロジー企業であり、業界トップレベルのAI技術を基にGDPRに対応した、ポストクッキー時代の次世代広告プラットフォームを提供しています。 

1plusXは本買収について、プログラマティック広告におけるファーストパーティーデータの利用を促進するものであり、デジタル広告業界にとっても明るい未来をもたらすものと位置付けると共に、以下のように今後の展望を述べています。

• 業界全体の課題解決のために

情報化社会が進む中で、デジタル広告を見直して、再構築、再活性化すべき時期が到来しています。サードパーティークッキー、ドメインやアプリを横断したターゲティング、オーディエンスからの同意取得等に挙げられるように、個人情報保護の厳格化への対策が進んでいます。

1plusXとTripleLiftが手を組むことで、顧客はデータをコントロールしながら、活用することが可能となります。つまり、パブリッシャーはより効果的にコンテンツを収益化することができ、広告主はモバイル、ウェブ、コネクテッドTVを介して視聴者にアプローチすることができるようになるのです。これを可能にするのが、我々の提唱する「Media＋Data」アプローチです。TripleLiftのパブリッシャーと広告主のプラットフォームに、1plusXのパブリッシャーツールを組み合わせることにより、あらゆるメディアビジネスの充実化を図ります。

我々のロードマップは以下の通りです。
・1plusXの成長パブリッシャービジネスのサポートと更なる向上
・新たなパブリッシャー向けサービスの構築(ニーズに応じたカスタマイズ)
・新たな広告主向けサービスの構築(コンテクスチュアルターゲティング、行動ターゲティング、ファーストパーティー、ルックアライクモデリングなどの機能)
 

• なぜ、TripleLiftなのか

TripleLiftは2012年にEric Berry(同社CEO)とAri Lewine(同社CSO)により、消費者がより良い広告体験をできるような製品やソリューションを提供するために創業された、米国のデジタル広告企業です。従来とは異なるタイプの広告取引を提供し、同社のマーケットプレイスは9万以上のウェブサイトを有する1,000以上のパブリッシャーとの提携により、今や10万以上の広告主に月1兆件を超える広告取引を実現しています。

TripleLiftはネイティブ広告に始まり、サードパーティークッキーを使用せずにパフォーマンスを向上させるETD(Exchange Traded Deals)まで、長年クッキーを使用しない形のソリューション構築を進めてきました。そんなTripleLiftが1plusXのようなファーストパーティーアクティベーションプラットフォームを獲得することは、更なる事業の飛躍につながります。1plusXの誇るテクノロジー・チーム・経験値に、TripleLiftは大きな期待を寄せており、今回の買収に至りました。


本発表について、詳しくは1plusXのプレスリリースをご覧ください。
https://www.1plusx.com/blog/two-heads-are-better-than-one-triplelift-acquires-1plusx

■DG Daiwa Venturesについて
社名：株式会社DG Daiwa Ventures
住所：東京都千代田区丸の内一丁目９番１号
設立：2016年7月1日
代表：代表取締役　大熊将人、荻野明彦
URL：https://dg-daiwa-v.com/

※留意事項
・本ニュースリリースの原稿は1plusXより発行されたプレスリリースの一部要約・抄訳です。原文との間で解釈に相違が生じた際には原文が優先されます。