佐賀県の幼保連携型認定こども園が、中高生の居場所とブックカフェを開設
佐賀県佐賀市で保育園・こども園・児童発達支援・放課後児童クラブ等を複合的に運営するおへそグループが、中高生の居場所と、ブックカフェ「てつがく珈琲」の新施設を開設
認定こども園の他に、小規模保育所、企業主導型保育園、児童発達支援施設、放課後児童クラブを同じ地域に一体的に運営している佐賀県佐賀市にある おへそグループは、新たに、中高等部とブックカフェ「てつがく珈琲」の新施設を開設した。
中高等部は学童の卒業生によるリクエストから計画をはじめた。当グループが運営する放課後児童クラブ「おへそ学道場」では、1年生~6年生 約40人が通っているが、卒業する子たちが少しずつ増え「中学生になっても、高校生になっても、ずっとおへそにいれたらいいな・・・」そんな子どもたちのリクエストを受けて、中等部・高等部を開設することとなった。「中高生に部活や塾以外の居場所っているの?」「自分で家に留守番できるでしょ」と、様々な意見があったが、子どもたちは、中学生になっても自分たちが育ってきた安心できる場所で、引き続き、人生についての学び、語り合いを求めていた。
「中高生の学童」と呼ぶのか、「塾」と呼ぶのか、「居場所」と呼ぶのか、全国的にも珍しい取り組みのようで定義はない。検討を進め、まずは「中高生の居場所と学び舎」と呼称することにした。実際、4月から既に中学生が数名通っているが、学校の学習も上級生が下級生へ、得意な子が不得意な子への「教え合い」で、学校の成績も上がっていると報告を受けている。2週間に一度は、読書会や、共に夜ご飯を作り、まさに「同じ釜の飯を食う」時間も。日々の悩みごとや、たわいもない話、将来の夢や人生計画を語り合うこの場所と時間が、必ずやこの子どもたちの糧となり、自分と周りの人たちを幸せにする力につながると信じている。
さらに、同施設1階には「てつがく珈琲」という名のブックカフェを併設。この場所は子育て支援事業として、好きな飲み物を飲みながら好きな本を手に取って過ごせる場。目の前には子どもたちも過ごせる芝生も。また、職員の安らぎの場にもなればと願う。そして、店の名称の通り、哲学できる仕組みがある。トイ(問い)ガチャと名付けたガチャガチャをひねると、カプセルの中には「中高生からの問い」が入っている。子どもたちからの問いを考えながら、忙しい子育ての日々に少し立ち止まる機会を創れれば嬉しい。
■おへそグループについて
小規模保育所「おへそ保育園」・幼保連携型認定こども園「おへそこども園」・企業主導型保育所「おへそつながり」・児童発達支援施設「おへそこども学園」・放課後学童クラブ「おへそ学道場(初等部)」・中高生の居場所と学び舎「おへそ学道場(中高等部)」・子どもたちからの問いを考えるブックカフェ「てつがく珈琲」等が、ひとつのエリアに共存するインクルーシブコミュニティ。ハンディキャップを持った子どもたちも含め、園庭を共有する形で0歳から18歳(高校生)までの子どもたちが共に過ごしている。令和5年度4月からは、中等部・高等部、ブックカフェ「てつがく珈琲」を創設し、地域に開けた誰もが立ち寄れるコミュニティとなった。
当グループが取り組む国際理解教育が2015年JICAグローバル教育コンクールにて最高賞である理事長賞受賞、様々な子どもたちが「みずから育つ」新しい教育コミュニティとして2018年キッズデザイン賞受賞。SDGs教育の取り組みが2022年環境省主催「グッドライフアワード」で特別賞受賞、子ども向けの「哲学対話」を日本で初めて保育に導入するなど、保育内容においても評価されている。
おへそグループweb:http://oheso-group.com/
おへそグループInstagram:https://www.instagram.com/ohesogroup/
おへそ学道場Instagram:https://www.instagram.com/ohesogakudojo/
てつがく珈琲Instagram: https://instagram.com/tetsugakucoffee
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