ブレンボS.p.A.の取締役会、新しいコーポレートガバナンスを株主総会に提出

- マッテオ・ティラボスキ氏    ブレンボS.p.A. 取締役会長
- ダニエレ・スキラッチ氏      ブレンボS.p.A. CEO
- アルベルト・ボンバッセイ氏  ブレンボS.p.A. 名誉会長

ステッツァーノ（イタリア・ベルガモ）、2021年11月16日 - ブレンボS.p.A.の取締役会が開催され、2021年12月17日に株主総会を招集することを決議しました。臨時株主総会において、名誉会長の役割の導入や、取締役会が提案・諮問機能を持ち、ブレンボグループの発展を目的とした戦略的指針や行動について意見を述べることを目的とした戦略的運営委員会の設置を可能にするための、定款の改正案が提出されます。

改正案が承認された場合、定時株主総会において、この日をもってアルベルト・ボンバッセイ氏の取締役退任を決議することを受けて、新たな取締役会長の任命が求められます。これに伴い、取締役会は、現在の取締役副会長であるマッテオ・ティラボスキ氏をこの役職に任命し、次期取締役会が関連する執行権限を委譲することを株主総会に提案します。

また、アルベルト・ボンバッセイ氏を名誉会長に任命し、当社が引き続きボンバッセイ氏の経験を基に、過去やアイデンティティとの連続性と調和の中で成長していけるようにすることも提案します。また、2021年12月17日の株主総会では、アルベルト・ボンバッセイ氏の後任として新たな取締役を任命する予定です。

マッテオ・ティラボスキ氏は、「ブレンボの指揮を執り、ブレンボグループを真のイタリアンエクセレンスの模範としたアルベルト・ボンバッセイ氏に、心から感謝の意を表したいと思います。アルベルト・ボンバッセイ氏の働きと献身は、常に私たち全員の模範となっています。このような挑戦的で名誉あるポジションに私の名前が挙がっていることに感謝しています。現在、そして未来において、私たちを待ち受けている責任と課題を強く感じています。私は、60年以上にわたって業界に革命をもたらし、グローバルリーダーとなったこの会社の最も優れた伝統に沿って、それらの責任を理解し、課題に取り組みたいと思います」。

アルベルト・ボンバッセイ氏は、「私はかねてより、経営権を辞任する意向を表明してきました。本日、その意向に沿って、私は会長を退任することにしました。これは、新たな体制が、革新的な変革期にあるモビリティ分野がもたらす新たな課題に立ち向かうことのできる、ブレンボの強力なリーダーシップを保証できると確信しているので、安心して踏み出せる一歩です。過去20年間、私のそばで会社の舵取りをしてきたマッテオ氏は、すでに複雑な課題と大きな責任に対処できることを証明してくれました。私は、彼がブレンボのリーダーとして成功し、当社のサクセスストーリーの継続性を確保するだけでなく、誰もが認めている偉大な革新者としての役割を当社に与えてくれると確信しています。そして、将来の新会長マッテオ・ティラボスキ氏とCEOダニエレ・スキラッチ氏の成功を祈りたいと思います。」

 
ブレンボSpAについて
ブレンボSpAは、自動車用ブレーキ技術の世界的リーダーであり、定評のあるイノベーターです。ブレンボは、世界中の自動車、商用車、バイクの主要メーカーに高性能のブレーキシステムを供給しており、レース用のクラッチやその他のコンポーネントも提供しています。ブレンボはレース部門でもリーダー的存在であり、500以上のチャンピオンシップを獲得しています。ブレンボは現在、3大陸15カ国に29の生産拠点と事業所を持ち、12,000人以上の従業員を擁していますが、そのうち約10％は研究開発に携わるエンジニアや製品のスペシャリストです。2020年の売上高は22億860万ユーロ（2020年12月31日）でした。ブレンボはブレンボ、ブレコ（Breco）、バイブレ（Bybre）、ホタ・ホアン(J.Juan)、マルケジーニ（Marchesini）、SBSフリクション(SBSFriction) 、 およびAPレーシング（AP Racing）ブランドを介して事業を展開しています。


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