印刷関連業界における廃棄物の再資源化に向けた実証実験
第二弾として産業廃棄物のリサイクル大手企業株式会社ダイセキと廃インキ等のリサイクル
当社は、印刷やパッケージ産業における廃棄物の再資源化に向け、現在、国内4工場での実証実験を進めています。実証実験を進めるにあたり、廃棄物の素材ごとに適したパートナーの選定を進めるなかで、6月に発表した第一弾では、金属スクラップについての実証実験の取り組みを公表いたしましたが、このたび、第二弾として廃インキ等廃液のリサイクルに関する実証実験について、株式会社ダイセキと取り組むことになりました。株式会社ダイセキは産業廃棄物処理業として60年以上にわたる実績を持ち、とくに処理難度の高い廃油、廃水、汚泥などの液状産業廃棄物のリサイクル分野で高い技術力を有しており、国内でトップクラスのシェアを持っています。
今回の実証実験では、当社の大阪工場で発生している廃グラビアインキをダイセキが回収しエマルジョン化したものを、セメント会社が製造設備稼働用の石炭代替燃料として利用するリサイクルを進めており、その有効性も確認しています。また当社のオリジナルブランド製品である「ボタニカルインキ」は、材料の一部に植物由来成分を使用しているため、燃料として使用された際に、カーボンニュートラルの観点から、ボタニカルインキ中の植物由来成分から発生するCO2を、オフセットする効果も期待できます。引き続き、国内のほかの工場でも実証実験を展開し、環境面、経済面でのメリットを実績として算出してまいります。
今後も廃棄物回収と資源再生に向けた取り組みにご協力いただける資源リサイクルのパートナーを募集し、廃棄物の再資源化に向けた一連のスキーム構築を進め、本年秋頃を目途に、お客様や同業他社を始めとした印刷関連業界への展開を開始していく予定です。当社は印刷関連業界におけるゼロエミッションの実現に向け、廃棄物の再資源化をリードする企業を目指してまいります。
<リサイクルパートナーの募集>
現在、当社の取り組みにご賛同いただけるリサイクルパートナーを募集しています。
ご興味がある方は以下の問い合わせ先までご連絡ください。
<再資源化に向けて対象とする廃棄物>
・プラスチック
ストレッチPE(ポリエチレン)、フレコンバッグ(PE・PP)、プラスチックドラム(PE)
PE・PP・PET(ペット)・NY(ナイロン)・OPS(二軸延伸ポリスチレン)の単層品
PE・PP・PET・NYなどの複層品、アルミ蒸着フィルム、PLA(ポリ乳酸)容器、PP容器 など
・金属
一斗缶やドラムなどの容器、機械類などスチール製品全般 など
・インキ・溶剤
印刷インキ、各種塗料、溶剤、接着剤 など
◆サカタインクス株式会社について
サカタインクスは1896年に創業し、アジア、米州、欧州など世界の20を超える国と地域に展開する印刷インキ販売で世界第3位の化学メーカーです。各種パッケージや飲料缶、情報メディア媒体などに使用される印刷インキ、デジタルプリンティング向けの産業用インクジェットインキやカラートナー、液晶ディスプレイ用画像表示材料などの製造・販売を行っています。「ビジュアル・コミュニケーション・テクノロジーの創造」をビジネステーマとし、環境に配慮したサステナブル製品を通じて、「人々の暮らしを快適にする情報文化の創造」を目指し、新規分野への挑戦も続けています。 https://www.inx.co.jp/
◆株式会社ダイセキについて
ダイセキグループは、株式会社ダイセキ及び連結子会社8社(北陸ダイセキ株式会社、株式会社ダイセキ環境ソリューション、株式会社ダイセキMCR、システム機工株式会社、株式会社グリーンアローズ中部、株式会社グリーンアローズ九州、株式会社杉本商事、有限会社杉本紙業)で構成されており、産業廃棄物及び一般廃棄物の収集運搬・中間処理、土壌汚染調査・処理、使用済みバッテリーの収集運搬・再生利用、鉛の精錬及び非鉄金属原料の販売、タンク洗浄およびタンクに付帯する工事、VOCガスの回収作業、スラッジ減量化作業、COW洗浄機器販売、石油化学製品・商品の製造販売を主な事業の内容としています。 https://www.daiseki.co.jp/
<お問い合わせ>
サカタインクス株式会社
【報道機関窓口】 コーポレートコミュニケーション部 田中 TEL 03 (5689) 6601
【お客様窓口】 SCM推進部 牧野 TEL 04 (7129) 3131
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