日本初!バリアフリー貸切混浴スチームサウナ、温泉床暖サウナなどSDGsな新展開
水曜日の小野川温泉(山形・米沢)
▪️水曜日の小野川温泉とは?
鈴の宿 登府屋旅館が手がける入浴ラボ。
昨年4月27日にオープンし、貸切混浴サウナ「鶴亀」やバリアフリー貸切風呂「二十四孝」など、日帰り入浴を提供している。1周年を迎え、新たなサウナを2つオープンし、大浴場をリニューアルした。
▪️新たにオープンするのは?
①貸切混浴スチームサウナ「薬罐(やかん)」
新たに客室を改装してできた貸切スチームサウナ。
サウナの本場・スウェーデンのトップメーカーTylo社のサウナストーブで、温度は45〜50度に設定する。
湿度は、ほぼ100%。
スチームサウナは、ミストサウナよりも温度が高く、温まりやすいのが特徴。
廊下からサウナ室への動線やトイレがバリアフリーになっており、シャワーキャリー(浴室用の車椅子)のまま利用できるため、車椅子ユーザーでも楽しめる日本初のSDGsなスチームサウナ。
※「日本初」について…弊社にてインターネットなどで調べたところ、バリアフリーなミストサウナはあるものの、貸切で混浴できるバリアフリーなミストサウナはなかったため記載している。
水風呂はなく、代わりに水シャワーを浴びながら温冷交代浴を楽しめる。
塩サウナや泥パックなどのオプションも。
②SDGsなモリスサウナ「風とマンダラ」
男性大浴場に新たに設置したサウナ。
日本のトップメーカー・メトス社が手がけるモリスサウナで、温度は80度に設定する。
モリスサウナは、サウナストーブが椅子の下にあるため、室内が満遍なく温まる。
定期的にオートロウリュするため湿度が高く、消費電力が少なくても体感温度が高いのが特徴。
今回、床下に温泉を通して床暖房にすることでサウナの消費電力を抑え、環境負荷をさらに少なくした。
ドアには、米沢で木の灯りを手がける林工芸の林久雄さんが伝統工芸・組子の技法で作ったマンダラを飾った。
オートロウリュ時には室内が暗くなり、組子のマンダラが浮かび上がる。
さらに、オート送風で熱波を浴び、風とマンダラ体験を楽しめる。
※日帰り入浴は、5月中旬以降を予定。
③低温源泉風呂「阿弥陀ヶ池(あみだがいけ)」(男性)
小野川温泉には、80度と35度の2つの源泉があり、多くの施設が2つをブレンドして利用している。
低温源泉風呂「阿弥陀ヶ池」は、小野川温泉に初めてできた「35度の源泉のみの湯船」で、2層に分けられ、2つの温度を楽しめる。最深部は、120センチの深さで立ち湯ができる。源泉のみを掛け流し、水道水や使用しないため、環境への負荷が少ない。
※日帰り入浴は、5月中旬以降を予定。
さらに、通常の湯船と組み合わせて温泉の温冷交代浴ができる。
水曜日の小野川温泉では、源泉100%掛け流しでの温冷交代浴を「源泉温冷浴」として温泉の新たな楽しみ方を伝えていく。
また、外気浴スペースがあり、椅子やベッドでゆったり寛げる。
※日帰り入浴は、5月中旬以降を予定。
④源泉温冷風呂「壺算(つぼざん)」(女性)
女性の大浴場では、露天風呂を2つに分け、通常の湯船と35度の源泉のみの湯船に新設。
源泉100%掛け流しでの温冷交代浴「源泉温冷浴」を楽しめる。
最深部は、120センチの深さで立ち湯ができる。
源泉のみを掛け流し、水道水や使用しないため、環境への負荷が少ない。
⑤冷やし処「宗珉(そうみん)」
モリスサウナの冷却スペース。
頭上からのシャワーを座りながら浴び、体の熱を奪う。
一定時間で水が止まるオートストップシャワーを採用している。
※日帰り入浴は、5月中旬以降を予定。
⑥鍛え処「千両幟(せんりょうのぼり)」
貸切混浴サウナ「鶴亀」に併設のパーソナルジム。
チンニングマシン、ベンチ、ダンベル、アブローラーなどがあり、トレーニングができる。
また、ハンモックでくつろぐこともできる。
⑦外気処「野晒し(のざらし)」
貸切混浴サウナ「鶴亀」に併設の外気浴スペース。
コールマンのコットとトランポリンチェアを設置。
冬期間は、雪が積もり、外雪浴を楽しめる。
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【関連動画】
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モリスサウナ「風とマンダラ」 紹介動画
▪️水曜日の小野川温泉 立ち上げの背景
コロナ禍でかつてなく落ち込んだ観光業界。
全国旅行支援などで旅行者は増えたものの、今もまだ回復したとは言えない状況です。
「鈴の宿 登府屋旅館」では、2014年から「バリアフリーで車椅子でもラクラクの宿」として業態転換し、車椅子のお客様とご家族が順調に増やしてきました。
東京オリンピックに向け、日本全体のバリアフリー化が進み、バリアフリー旅行が定着した矢先、新型コロナウィルスが蔓延。車椅子旅行者は、一般の旅行者よりもコロナウィルスの脅威に敏感で、瞬時にゼロになってしまいました。さらに移動制限など、遠方からの旅行が難しくなるなか、新たな営業形態を生み出すべく発案したのが「水曜日の小野川温泉」です。
宿泊ではなく、近隣住民が気軽に利用できるよう配慮し、コロナ禍に対応し「貸切」で安全にを重視しました。
これまで米沢市周辺の旅館にはサウナがなく、近隣のサウナはスーパー銭湯が数件あるのみでした。
それらもドライサウナやミストサウナで、貸切混浴のフィンランド式サウナやスチームサウナはありませんでした。
サウナ好きの代表が全国のサウナを見て学んだ経験を活かし、湿度や水風呂の温度など「あなたらしく自由に」をコンセプトに初心者にも優しいつくりになっています。
▪️水曜日の小野川温泉 代表 からのメッセージ
温泉旅館がサウナを手掛けるのには、温泉への強い想いがあります。
私自身、サウナが好きでわざわざ遠方のサウナを訪れるなか、小野川温泉とサウナの相性の良さに気づきました。小野川温泉の泉質は、硫黄・ナトリウムカルシウム・塩化物泉。塩分を豊富に含む「温まりの湯」です。小野川温泉に入ってからのサウナは、従来のお風呂をは全く異なる体験ができます。全国にさまざまなサウナがありますが、これだけ泉質の優れた温泉と組み合わせられるのは、小野川温泉ならでは。
しかも、80度と35度という2つの温泉があり、温冷交代浴ができます。
「貸切」「混浴」「バリアフリー」「SDGs」など新たな視点を加えながら、温泉とサウナにしかできない新たな体験を皆さまに経験していただきたいと思いました。そこで、一週間の中でも小野川温泉が一番閑散として「まの水曜日」と呼ばれている水曜日を盛り上げるべく、あえて「水曜日の小野川温泉」と名づけ、新ブランドの屋号といたしました。
鈴の宿 登府屋旅館 代表取締役 遠藤 直人
■詳細・ご予約は…
公式サイト 「水曜日の小野川温泉」
公式インスタグラム
https://www.instagram.com/onogawa_sauna/
公式サイト 「鈴の宿 登府屋旅館」
https:// tofuya.jp/
会社名: 有限会社 登府屋旅館
施設名: 水曜日の小野川温泉
旅館名: 鈴の宿 登府屋旅館
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