海と山にかこまれた国際都市・神戸を舞台にしたアートフェア「KOBE ART MARCHÉ 2025」―出展者と展示セクションを紹介

第10回公募展「Artist meets Art Fair」入選者発表、神戸蚤の市出店情報、早割チケット販売もスタート

一般社団法人神戸芸術振興協会

2025年3月24日 11時00分

〈注目ポイント〉

●「KOBE ART MARCHÉ 2025」3つの展示セクション紹介

●第10回「Artist meets Art Fair」最優秀賞・入選者決定！

●同時期開催「神戸蚤の市」出店者紹介

●早割チケット好評販売中！お得なセットチケットも

一般社団法人神戸芸術振興協会は、2025年5月16日(金) 〜5月18日(日)の3日間、海と山にかこまれた国際都市・神戸を舞台にしたアートフェア「KOBE ART MARCHÉ 2025」を神戸メリケンパークオリエンタルホテルにて開催いたします。「KOBE ART MARCHÉ」はホテルの客室を会場として作品を展示販売するため、購入後のイメージがしやすく、初めて作品を購入する方にもおすすめです。

神戸の美しい景色の中、アートとの距離を身近に感じられる「KOBE ART MARCHÉ 2025」へ、ぜひお出かけください。

「KOBE ART MARCHÉ 2025」3つの展示セクション紹介

「KOBE ART MARCHÉ 2025」では、「Galleries」「Collaboration」「Award」の3つのセクションがあり、初参加9軒を含む、44の出展者が国内外から参加いたします。

Galleries

43ギャラリーが出展する「Galleries」では、160名を超える、さまざまな表現のアーティストが会場に作品を展示いたします。ここではその一部をご紹介します。

入江明日香 (アートゾーン神楽岡［730］より出展) は、福岡アジア美術館や松坂屋美術館、那賀川町馬頭広重美術館などの美術館や百貨店、画廊などにて個展のほか、国内外のアートフェアへの出展やLa Maison Du Whisky（仏）とのコラボレーション、文庫本装画、ホテルの内装デザイン、百貨店のショーウィンドウなどを手掛け、幅広く活躍しています。

北奥美帆 (ギャラリー龍屋［707］より出展) は、動物型のスツールを制作するアーティストです。「KOBE ART MARCHÉ」には2023年より出展、昨年は龍の大型スツールをブースのバルコニーに展示し、親子連れの来場者にも好評を博しました。

入江明日香「Le jardin aux papillons(和訳：蝶の庭)」ミクストメディア、53×45cm、2024年

北奥美帆「トナカイ no.10」木材(サクラ、カエデ)・インテリアファブリック・ウレタンフォーム・綿・鋲・家具用オイル塗料、h73×w75×d30cm、2024年

吉村宗浩 (神戸元町歩歩琳堂画廊［717］より出展) は、1980年代より地道に作家活動を続けながら、真摯に絵画と向き合ってきた孤高の画家です。作品からは私たちの生活に潜む滑稽さや不条理さが垣間見えます。今年は釜山のGallery Wooでの個展開催や、アートセントラル香港への出展などがあり、海外でも注目を集めています。

鋳金という手法で体が人間、頭が動物の「いきもの」を制作する岩本依留羽 (ギャラリーMOS［733］より出展)と、日々の暮らしや、文学、音楽から受けとる感覚を、日本画の素材を用いて線やかたちを作り出し描く出口朝子 (hide gallery［716］より出展) は、昨年の公募展、第9回「Artist meets Art Fair」の入選者です。「KOBE ART MARCHÉ 2024」でのギャラリーとのマッチングがきっかけとなり、今回の出展に繋がりました。公募展をきっかけにアートマーケットに飛び出したアーティストたちの、その後の展開にもご注目ください。

岩本依留羽「相反するヒトミニ〜吽〜」石膏埋没鋳造法・ブロンズ・木、h14.5×w8×d7cm、2024年

出口朝子「Call_III」伊予和紙・墨・鉛筆、W53 × H73cm、2021年

[ 公募展インタビュー記事 ]

ギャラリーMOS×岩本依留羽：https://art-marche.jp/interview/29/

hide gallery×出口朝子：https://art-marche.jp/interview/30/

そのほかにも、さまざまなアーティストが43ギャラリーより出展し、フェア会場を盛り上げます。出展ギャラリーとブースNo.につきましては、公式Webサイトをご確認ください。4月9日から順次、出展アーティストや作品情報の公開を予定しています。

開催前にWebサイトをご覧いただき、当日はぜひ会場へとお越しください。

「KOBE ART MARCHÉ 2025」公式Web：https://art-marche.jp/exhibitors/

Collaboration

ギャラリーの展示とは異なる魅力的な作品や体験を通し、アートとの多様な出逢いをつくりだす

「Collaboration」。

神戸市内の文化施設や団体と提携し、アーティストのための滞在施設を神戸北野で運営する

「Artist in Residence (AiRK)」［701］は、「KOBE ART MARCHÉ 2025」の会場である神戸メリケンパークオリエンタルホテルの一室に「AiRK」を出現させ、アーティスト久保田沙耶が滞在制作の様子を再現します。

また、兵庫屈指の酒どころ「灘五郷」が「KOBE ART MARCHÉ」と例年つくりあげてきた

「Art meets SAKE」が、今年はアートディレクター緑川雄太郎の「浮茶」と出逢い、アートフェアの空間に新たな余白「IPPUKU」を生み出します。「IPPUKU」ブース［712］では、名水「宮水」で醸された日本酒と、アートの視点を取り入れたお茶の体験をご堪能いただけます。

港町神戸のひらかれた景色の中、新たな休憩スペースで浮遊する特別な時間をお過ごしください。

Award

「KOBE ART MARCHÉ 2025」では、次世代を担うアーティストの発掘と支援を目的とした公募展、第10回「Artist meets Art Fair」を開催しています。例年を超える数多くの応募者の中から選出された入選アーティストたち（最優秀賞 1名、入選者 6名）は「KOBE ART MARCHÉ 2025」会場内「Award」セクションにて、最優秀賞は個展形式、入選者はグループ展形式にて作品を展示・販売いたします。

また、会期中はご来場の皆様の投票で決まる「オーディエンス賞」も実施いたします。

新進気鋭のアーティストたちの転機の瞬間をお見逃しのないよう、ぜひ会場にてご覧ください。

第10回「Artist meets Art Fair」最優秀賞・入選者決定！

この度、「KOBE ART MARCHÉ 2025」が開催する公募展、第10回「Artist meets Art Fair」におきまして、厳正なる審査の結果、最優秀賞 1名、入選 6名のアーティストが決定いたしました。

今回は「一般枠」(対象：35歳以下) と「ミッドキャリア枠」(対象：36歳以上) を設け、全体を通して1名の最優秀賞と、「一般枠」「ミッドキャリア枠」より3名ずつ計6名の入選者が選出されました。入選アーティストは以下の通りとなります。

〈最優秀賞〉

星詩奈

〈入選者〉（五十音順）

[一般枠]

ohasu.

桜井旭

橋本百合香

[ミッドキャリア枠]

北村隆浩

小林眞治　

中谷ゆうこ

※第10回「Artis meets Art Fair」入選アーティストにつきましては、「KOBE ART MARCHÉ 2025」公式Webにて公開中です。

公式Web：https://art-marche.jp/news/250321/

同時期開催「神戸蚤の市」出店者紹介

「KOBE ART MARCHÉ」を主催する一般社団法人神戸芸術振興協会では、「KOBE ART MARCHÉ 2025」の期間中、フィッシュダンス音楽練習場にて「神戸蚤の市」を同時期開催いたします。港町神戸の散策を楽しみながら、「KOBE ART MARCHÉ 2025」と合わせて「神戸蚤の市」にもぜひお越しください。