3D Systems とスワニー、大型ペレット押出3D プリンティングの普及に向けて協業を開始
· 持続可能なものづくりの実現に向けて、両社は共同で一般量産ペレットや再生材のプリントパラメータを開発
サウスカロライナ州ロックヒル、長野県伊那市、2023 年 6 月 19 日 – 3D Systems (NYSE:DDD) と有限会社スワニーは本日、日本での大型ペレット押出 3D プリンティングの普及に向けて協業を開始することを発表しました。スワニーは、3D Systems の EXT 1070 Titan Pellet プリンタ (旧称 Titan Atlas 2.5 HS) を備えた日本初の新しいデモセンターを開設します。このプリンタにより、3D Systems とスワニーは、大型部品の効率的な積層型および切削型製造の能力を実証する予定です。それを基に、スワニーはこの場所を起点にさまざまなアプリケーション向けの試作や量産支援を提供するための、設計サポートを含む 3D プリンティングサービスを、国内をはじめとするアジア太平洋地域向けに提供する予定です。さらに、3D Systemsとスワニーはアプリケーションとテクノロジに関する両社の専門知識を組み合わせることで、様々な一般量産ペレットおよびリサイクルペレット材料の使用を可能にするプリントパラメータを共同開発し、より広範囲のものづくりに持続可能性をもたらすことを目指します。スワニーにとってこれは、最近発表した地域の社会福祉協議会や企業と共同で持続可能な製造を可能にするためのフレームワーク「アップサイクリング・ワークスペース (UCWS)™ 」と呼ばれる取り組みの一環です。
スワニーがこの新たな取り組みに関して 3D Systems との協力を決めたのは、積層造形ソリューションプロバイダである同社のテクノロジパイオニアとしての実績に基づきます。3D Systems の EXT Titan Pellet プリンタは、ペレットベースのポリマー押出 3D プリンティングテクノロジ市場をリードしています。同システムの全世界における導入済み企業は、自動車、航空宇宙、鋳造工場、コンシューマ製品、一般製造などさまざまな分野にわたります。3D Systems の EXT Titan Pellet プリンタは、ペレット化された原料を使用することで、従来のフィラメントベースの 3D プリンタに比べて、材料コストを最大 10 倍削減し、幅広い機能性材料に対応することができます。これらのプリンタが実現するコスト削減と高速造形は、大型部品の生産において一層その効果を発揮します。
さらに、EXT Titan Pellet プリンタは、独自のツールヘッドオプションを提供しています。3D Systems のお客様は、EXT Titan Pellet プリンタを採用することで、デュアルペレット押出ヘッドだけでなく、フィラメント押出ヘッドも取り付けることができ、さらに CNC 切削スピンドルツールヘッドも選択できます。この 3 軸スピンドルは、プリント中およびプリント後の高精度の表面仕上げを可能にし、高い表面品質や寸法精度が重要なアプリケーションにも適用できます。スワニーがデモセンター向けに導入する EXT 1070 Titan Pellet プリンタには、積層型と切削型の両方のツールヘッド (ペレット押出 1 機、切削スピンドル 1 機) が装備されています。これらの機能を 1 台のプリンタに組み込むことで、スワニーは、顧客向けの大型部品 (大型治工具、各種成型用の型、バッチ生産、機能試作モデルなど) を、製造レベルの精度、表面品質、再現性で効率的に生産することができます。
「これまでお客様向けに大型樹脂部品を製造する場合、金型製造にかかる時間とコストという大きな負担が常に課題となってきました」と、スワニーの代表取締役 CEO の橋爪良博氏は述べています。「その結果、ご要望をいただいても対応する策が無く実現を断念しなければならないこともしばしばありました。3D Systems の EXT 1070 Titan Pellet プリンタは、この課題を克服できる唯一のツールだと考えています。当社は、新しいデモセンターでの 3D Systems との協力関係を通じて、EXT Titan Pellet プリンタが日本国内の大型部品の量産および製造環境に大きな変革をもたらすと確信しています」
3D Systems の APAC セールス担当バイスプレジデントの Dennis Jung は、次のように付け加えています。「EXT Titan Pellet プリンタに関しては、さまざまな業界や地域からの関心が急速に高まっています。製造業者の間では、より持続可能なビジネス慣行を採用したいという要望が高まっており、積層造形はこのような取り組みに重要な役割を果たすことができます。当社の押出技術により、メーカーは低コストの
熱可塑性ペレット原料から、治工具、型、最終用途部品を迅速に製造できます。スワニーのエンジニアが積層造形と設計のノウハウ、ペレット原料、切削加工に関して幅広い知識と経験を持っていることは、同社の「デジタルモールド®」 3D プリント射出成型アプリケーションによって実証されています。デジタルモールドと EXT Titan Pellet がもつ機能の組み合わせは、国内初号機がスワニーに設置される理由をよく示しています。スワニーによるこの技術の採用をうれしく思うとともに、スワニーとの協力関係を通じた独自のアプリケーションの登場を楽しみにしています」
新設されるデモセンターの所在地は長野県伊那市富県 7361 で、オープンは 2023 年 10 月を予定しています。EXT Titan Pellet プリンタがビジネスに与える効果に関心をお持ちのメーカーの方は、メールでスワニーまでお問い合わせください (3dp@swany-ina.com)。また、2023 年 6 月 21 ~ 23 日に東京ビッグサイトで開催される日本ものづくりワールド | 次世代 3D プリンタ展にご来場を予定されている方は、3D Systems ブース (#7-1) にお立ち寄りいただければ、出力サンプルをご覧いただきながら、専門技術者がご質問にお答えします。
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出展情報
展示会名: 日本ものづくりワールド 次世代3Dプリンタ展
開催日時: 2023年6月21日(水)〜23日(金) 10:00〜18:00(最終日のみ17:00まで)
出展社名: (株) スリーディー・システムズ・ジャパン
小間番号: 7-1
*会期中、ブース内において3D Systemsおよびスワニーによるプレゼンテーションの開催も予定しております。
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将来の見通しに関する記述
本リリースの特定の記述は、過去または現在の事実の記述ではなく、1995 年米国民事証券訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995) の意義の範囲内における将来の見通しに関する記述です。将来の見通しに関する記述には、当社の実際の結果、業績または成果が過去の結果あるいは将来の見通しに関する記述によって明示または暗示される将来の結果または予測と大幅に異なる可能性がある既知および未知のリスク、不確実性およびその他の要因が含まれます。多くの場合、将来の見通しに関する記述は、「確信する」、「信念」、「期待する」、「可能性がある」、「はすである」、「推定する」、「意図する」、「予期する」または「予定である」などの用語あるいは類似用語の否定形により特定できます。将来の見通しに関する記述は、経営陣の信念、仮定および現在の期待に基づいており、当社の信念に関する注釈および当社の事業に影響を及ぼす将来の出来事や動向に関する期待が含まれる場合があるため、必然的に不確実なことがあり、それらの多くは当社の管理範囲の対象外です。3D Systems の米国証券取引委員会への定期提出書類の見出し「将来の見通しに関する記述」およ
び「リスク要因」に記載されている要因、およびその他の要因により、実際の結果は将来の見通しに関する記述に反映または予測された結果と大幅に異なる可能性があります。経営陣は将来の見通しに関する記述に反映された期待が合理的であると確信していますが、将来の見通しに関する記述は将来の業績や結果を保証されるものでも、信頼されるべきものでもありません。また、そのような業績や結果が達成される時期を正確に示すものであるとは必ずしも証明されません。記載された将来の見通しに関する記述は、記載日時点のものです。3D Systems は、将来の展開、その後の出来事または状況、あるいはその他の結果にかかわらず、経営陣または経営陣に代わって示された将来の見通しに関する記述を更新または見直す義務を負いません。
3D Systems について
35 年余り前、3D Systems は 3D プリントのイノベーションを製造業にもたらしました。現在は、業界をリードする積層造形ソリューションパートナーとして、あらゆる活動にイノベーション、パフォーマンス、および信頼性をもたらすことで、これまで不可能であった製品やビジネスモデルを創出するチャンスをお客様に提供しています。当社独自のハードウェア、ソフトウェア、材料、およびサービスの製品により構成されるそれぞれの特定用途向けソリューションは、専門知識を駆使し、お客様と連携しながら製品とサービスの提供方法の変革に取り組んでいる当社のアプリケーションエンジニアにより実装されます。3D Systems のソリューションは、医療、歯科、航空宇宙と防衛、自動車、消費財など、ヘルスケア市場や産業市場でのさまざまな先進的なアプリケーションに対応しています。当社の詳細については、(www.3dsystems.com)をご覧ください。
有限会社スワニーについて
スワニーは 1970 年に設立されました。スワニーは、長年にわたり3D CADをはじめ、3D プリント樹脂モールド「デジタルモールド®」を含む3Dプリンタなどの最新のデジタルーツールと、生産技術に基づく知見を融合活用した幅広い技術を培ってきました。製品設計企業であるスワニーは、DfAM (積層造形のための設計) とともに、射出成形や機械加工での量産材料の取り扱いに関するノウハウ構築に積極的に取り組んでいます。スワニーの「デジタルモールド®」は、2016 年に日経優秀製品・サービス賞の最優秀賞を受賞しました。詳細については、https://www.swany-ina.com をご覧ください。
デジタルモールド、アップサイクリング・ワークスペース(UCWS)は、スワニーの商標または登録商標です。その他の商品名、サービス名、会社名またはロゴマークは、各社の商標、登録商標もしくは商号です。
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