【職場の居心地WEB調査】66.2%の人が「昼休みは一人になりたい」
66.2%の人が、職場での昼休みを「一人で過ごしたい」と考えている。その一方で、昼休みを「誰かと一緒に過ごしている」と回答した人の方が、自分が働く職場の雰囲気や居心地を高く評価している。
「これってうちの会社だけ?」「他社は何か工夫してる?」
他社の状況を知れば、自社の改善ポイントが見えてくる。
『職場の居心地WEB調査』では、職場の居心地に関連する身近なテーマでウェブ調査を行い、
その結果をレポートしていきます。
今回の調査テーマは……
【昼休み、『一人』派?『誰かと一緒』派?】
皆さんは、職場での昼休みをどのように過ごしていますか?
「同僚たちと一緒に食事を取って、楽しく過ごしたい」と考える方もいれば、「一人が好き」「一人になりたい」と考える方も多いのでは。そこで今回は、勤続年数1年以上の方を対象に「昼休みを誰と一緒に過ごしたいか」を尋ねたアンケート結果をご紹介。また、「『一人派』の人と『誰かと一緒派』の人とで、自分が働く職場の居心地に関する評価に違いはあるか」についても併せて調査しました。
◆記事ページはこちら(プラスファニチャーカンパニー公式ウェブサイト)
[アンケート実施情報] 方法:インターネット調査 回収日: 2023年8月9日 対象:従業員数100名以上のオフィスで働く、デスクワークを含む業務を行う勤続年数1年以上の会社員、公務員 サンプル数:500人 |
Q1. 職場での昼休みの過ごし方についてお伺いします。あなたは、昼休みを誰と一緒に過ごしていますか?
職場での昼休みを「一人で過ごしている」と回答した人が61.2%。「同じ部署・チームのメンバーと過ごしている」「同期や仲の良い同僚と過ごしている」「近くの席の人と過ごしている」と回答した人(=誰かと一緒に過ごしている人)の合計は38%という結果でした。
約6割と、半数以上の人が昼休みを一人で過ごしているようですね。この質問では実際の過ごし方を尋ねましたが、次のQ2では「誰と過ごしたいと考えているか」を訊いていきます。 |
Q2. あなたは、職場での昼休みを誰と一緒に過ごしたいと思いますか?
職場での昼休みを「一人で過ごしたい」と回答した人が66.2%。「同じ部署・チームのメンバーと過ごしたい」「同期や仲の良い同僚と過ごしたい」「近くの席の人と過ごしたい」と回答した人(=誰かと一緒に過ごしたい人)の合計は33%という結果でした。
■昼休みを「一人で過ごしたい」人の回答理由
「周りに気を遣わずいられるから」
「一人が好きだから」
「休憩時間は静かにリラックスできる一人が良い」
「昼寝をしたり、SNSを見たり、一人で過ごしたいから」
「軽い睡眠、プライベートなメール確認、ネットサーフィンなど、他人に邪魔されたくない」
「SNSで推しの情報と友人の投稿をチェックする時間は必須。ひとりじゃないとスマホを触りにくいから。ポイ活したりYouTubeを見て気分転換したりします」
「役員なので、余り部下と個人的に付き合えない」
「自分の世界に浸りたいから」
■昼休みを「誰かと一緒に過ごしたい」人の回答理由
「プライベートなことを話して仲良くなると仕事もやりやすい」
「雑談をして人となりを知りたいので」
「仕事中は部署内の人間と過ごすので、昼休みは近況の話題など同期や仲の良い同僚と過ごしたいです。気分転換にもなります」
「チームワークが図れるから」
「団結が大事だと思うからです」
「仕事に関係ない会話でコミュニケーションを取りたい」
「昼休みのおしゃべりはストレス解消になっているので。でもたまには1人も良いです」
「仲の良い同期と会話しながらの昼食は楽しく、日々の仕事の中でのストレスなどについても共感ができ、充実した時間となるから」
「楽しくご飯を食べたい」
「もともと仲が良いから」
約7割の人が「昼休みは一人で過ごしたい」と感じているようですね。理由を訊くと「周りに気を遣わない」「昼寝したい」「SNSやゲーム、ネットをしたい」といった回答が多く集まりました。対して「誰かと一緒に過ごしたい」と回答した人は、「雑談をして職場メンバーの人となりを知りたい」「チームワークが図れる」など、仕事とは関係ないカジュアルなコミュニケーションを取ることで業務が円滑に進むと考えている人が多いようです。 |
Q3. あなたの職場の居心地について、以下の項目をそれぞれ評価してください。
続いて、昼休みを実際に「一人で過ごしている人」と、「誰かと一緒に過ごしている人」とで、職場の雰囲気や居心地に対する評価に違いがあるかを調べました。
結果、「雰囲気の良い職場だ」「職場の人間関係は良好だ」「この職場に長く勤めたい」「反対意見も言いやすい職場だ」「成長機会のある職場だ」「建設的な意見交換ができる職場だ」の全ての項目について、「一人で過ごしている人」よりも「誰かと一緒に過ごしている人」の方が「そう思う」「どちらかというとそう思う」の割合が高い結果となりました。
昼休みを一人で過ごしている人よりも、誰かと一緒に過ごしている人の方が、自分が働く職場の雰囲気や居心地を高く評価していることがわかりました。 前問の回答理由を見ても、誰かと一緒に過ごしたい派の人は仕事と関係ないカジュアルなコミュニケーションを積極的に取ることで、働きやすい環境にすることを意識している人が多く見受けられるため、その影響であると考えられます。 |
Q4. 職場での昼休みをより過ごしやすくするために、どんな座席やスペース、制度などがあればいいと思いますか。
■昼休みを「一人で過ごしたい人」の回答
「昼寝スペースが欲しい」
「ブースのように一人の空間が確保されると嬉しい」
「個室があれば一番いいけど 座席でも間仕切りがあればいいと思う」
「個人毎に仕切りがあり、他の人から遮断出来る環境が良いです」
「ちょっと良いコーヒーサーバー」
「1人で座れるような窓向きの椅子」
「広めのスペースがあれば、リラックスできる環境になると思います」
「一人で過ごしたい人も、複数人で過ごしたい人も休めるように、広さが必要かと感じます」
「リクライニングチェア、ベッド、ハンモックのようなもの」
「散歩から帰って来た後に汗を引かせるための氷点下室みたいな部屋」
■昼休みを「誰かと一緒に過ごしたい人」の回答
「カフェスペースがほしい」
「ラウンジエリアがほしい」
「ドリンクや軽食を手軽に買える販売機などがあれば嬉しいです」
「会社には、社員が憩えるキャフェテリアが併設されているので現状維持でよい」
「気兼ねなく足を伸ばしたり横になれる場所が欲しい」
「仮眠スペースや3人掛けくらいのソファが欲しい」
「皆で輪になって食べられるスペースがあることや、少しずつ時間をずらして昼食をとれる制度があると嬉しい」
「コミュニケーションが取りやすい施設」
「会社の勤務人数などから多数の個室は難しいと思いますが、それなりの個室があると助かります。ラウンジエリアも人数の割に狭く、もう少し広くして欲しいと思っています」
「屋上でバーベキューとかできるようにしたい」
「軽い運動やストレッチができるスペース」
「一人で過ごしたい」人からは、昼寝スペースや個室など、一人でリラックス・リフレッシュできる空間の要望が多く挙がりました。一方、「誰かと一緒に過ごしたい」人からは、カフェスペースやラウンジエリアなど、コミュニケーションの取りやすさを重視した回答が目立ちました。双方に共通して挙がっていたのは、「(オフィス自体に)広さが欲しい」「広いラウンジが欲しい」など、空間の広さに関する要望でした。 |
まとめ
アンケートの結果から、66.2%の人は昼休みを一人で過ごしたいと感じており、その理由として、昼休みを一人で過ごしたい人は周囲に気を遣わずリラックスした時間を過ごすことを重視し、誰かと一緒に過ごしたい人は同僚とのコミュニケーションによって業務が円滑に進むことを重視していることがわかりました。また、誰かと一緒に過ごしている人の方が、自分が働く職場の雰囲気や居心地を高く評価していることもわかりました。どちらの過ごし方にもメリットがあるため、それぞれのニーズに対応できるオフィス環境作りが重要になりそうです。
◆記事ページはこちら(プラスファニチャーカンパニー公式ウェブサイト)
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