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デサイロ
会社概要

人文・社会科学の未来を拓く30の論点。一般社団法人デサイロ、研究エコシステムの「脱サイロ化」に向けた「DE-SILO RESEARCH REPORT」を発表

現在の人社系研究者を取り巻く課題とその構造的背景を明らかにし、人社系学問がポテンシャルを発揮できる未来に向けた30の論点を提示するレポートを全編公開

デサイロ

一般社団法人デサイロ(以下、デサイロ)は、2024年7月、「DE-SILO RESEARCH REPORT──人文・社会科学の未来を拓く30論点:研究エコシステムの『脱サイロ化』に向けて」をPDFにて全編公開しました。

▶▶▶「DE-SILO RESEARCH REPORT」概要版のダウンロードはこちら

▶▶▶「DE-SILO RESEARCH REPORT」全文PDFのダウンロードはこちら

本レポートは、人文・社会科学領域の(以下、人社系)学問のそもそもの成り立ちや意義を問い直し、現在の人社系研究者を取り巻く課題とその構造的背景を明らかにした上で、人社系学問がポテンシャルを発揮できる未来に向けた30の論点を提示したものです。

【論点1】「モード論」がもたらす発想の変化

【論点2】「生産的相互作用」という評価視点

【論点3】「知の流通経路」の多様化

【論点4】知の応用に活かせるスキル開発

【論点5】専門知を「外部へと開く」能力

【論点6】芸術・文化的な「表現」への接続

【論点7】「在野研究者」という選択肢

【論点8】企業による院進・学位取得支援

【論点9】企業内の“出島”としての研究開発組織

【論点10】企業と大学の人材交流

【論点11】研究者向けの組織環境の整備

【論点12】在野研究の「業績」化

【論点13】在野研究者向けの人材サービス

【論点14】経営学と企業実務の接近

【論点15】「エンジニアリング」としての経済学

【論点16】心理学による課題解決

【論点17】人類学者の企業活動への参与

【論点18】企業活動と「哲学」

【論点19】社会実装における「倫理学」の役割

【論点20】地域おこしと「新しい野の学問」

【論点21】「インタプリター」という役割

【論点22】人社系研究者による「ギルド」組成

【論点23】人社系学問の事業化を取り巻く「エコシステム」

【論点24】長期的な研究基盤を整備するクラウドファンディング

【論点25】柔軟かつ迅速な資金源としてのフィランソロピー

【論点26】コミュニティ単位でのファンディング

【論点27】ファンディングを支えるエコシステム

【論点28】「モード1的な研究・新興の研究分野」を支える仕組み

【論点29】研究者を社会をつなぐエージェンシー

【論点30】DeSciが構築する新たな研究エコシステム

本レポートの制作にあたっては、制作費用を募るクラウドファンディングを、2023年12月~2024年1 月にかけて実施(“文系学問”を取り巻く課題解決に向けた支援者を募集!)。目標金額180 万円に対し、105名の方から210万円を超える金額をご支援いただきました。

ご支援いただいた皆様に、心より感謝を申し上げます。ご支援いただいた資金をもとにリサーチチームを組成し、文献調査に加えて、当該領域の専門家やアカデミアの内外で研究知の社会実装を試みる実践者へのヒアリングを実施することで、本レポートを形にすることができました。

本レポートはオープンソースとして無償公開します。大学、行政機関、ファンディング・エージェンシー、研究者コミュニティ、民間企業・民間組織、メディア、そして大学生・大学院生、研究者……人社系学問に関わるステークホルダーとして、人社系アカデミアの内外で活動しているみなさん、そして人文・社会科学という領域の持続的発展を願う全てのみなさんに、何かしらのかたちで今後のアクションの指針としていただけたら幸いです。

レポート概要

本レポートでは、昨今「危機」に立たされている人文・社会科学系(以下、人社系)学問を取り巻く課題とその構造的背景を明らかにし、人社系学問がポテンシャルを発揮できる未来に向けた30の論点を提示しています。

「高学歴ワーキングプア」問題(ポスドク問題)、アカデミックポストの減少、事務作業の負担増による研究時間の圧迫、果ては“ 文系不要論”……日本社会における人社系学問は、昨今きわめて厳しい状況に置かれています。

こうした苦況の背景を整理すべく、本レポートでは、1990年代以降、大学院重点化や国立大学法人化、運営交付金の削減といった政策などによってもたらされた、大学の財政基盤の危機についてリサーチ。研究者、大学、行政機関、そしてファンディング・エージェンシー、研究者コミュニティ、メディアといった人社系学問を取り巻くステークホルダーの現在地を概観しています(→レポート第2章)。

一方、少子化という避けられないマクロトレンドの中では、大学数や大学内のポストの減少は必至。それゆえ、既存のアカデミアの外にも人社系研究者が持続的に活動できる場を構築していくことが不可欠でしょう。そのためには、大学や行政のみならず、民間企業や民間組織も積極的に巻き込みながら、人社系の研究知を社会に接続していく回路を整備していく取り組みが必要であるはず。

こうした状況理解のもと、本レポートでは文献調査に加え、人社系学問の未来を拓く活動に挑む専門家・プレイヤーへの20件以上のヒアリングを実施。その結果を踏まえ、現状打破に向けてとりわけ重要だと考えられる「人文・社会科学の未来を拓く30の論点」を提示しています(→レポート第3章)。

人社系学問に関わるステークホルダーとして、何らかのかたちで人社系アカデミアの内外で活動しているみなさん、そして人文・社会科学という領域の持続的発展を願う全てのみなさんに、何かしらのかたちで今後のアクションの指針としていただけたら幸いです。

クレジット

サポーター(クラウドファンディング支援者のみなさま):

會澤裕貴 / 阿南泉美 / 家入一真/稲石奈津子/一般社団法人 公共とデザイン/岩舘豊/内沼晋太郎/雲財寛/遠藤な/大川内 直子/大貫冬斗/岡本祥平/小倉政貴/片山浩一/株式会社Nodes/上平崇仁/きいちのメモ/木村匠/経営に人文学を。/合同会社メッシュワーク 比嘉夏子/坂口みゆき/さつきデザイン事務所 榎原理絵/しまねアカデミア/生涯学習イニシアティブ/すずきさん/瀬下翔太/相馬 未奈/副島基輝/高野慎一/髙向哲也/竹内四季/立野将司/田村俊樹/塚田真一郎/坪井遥/乕田俊司/中川瑛/中川大地/中村征樹/中元崇/中塚大貴/中山 裕之/根本一希/野口弘一朗/野口俊亮/野尻暉/野村隆文/橋 麻依子/ふくだぺろ/藤川二葉/松薗美帆/三鷹古典サロン裕泉堂/宮原裕美/宮野公樹/水落絵理香/モリジュンヤ/守慎哉/森正祐紀/山本 弦/Junna/kanon/Kenfromsowa/KIBO/N. M/RShibato/Tomohiro Nakatate/Yuto Kawabata

ヒアリング協力:

安斎 勇樹(株式会社 MIMIGURI)

稲石 奈津子、藤川 二葉、天野 絵里子(京都大学学術研究展開センター)

井上 眞梨(株式会社メルカリ mercari R4D)

石井 雅巳(山口大学教育学部 講師/NPO法人bootopia)

石田 健(株式会社リバースタジオ)

大川内 直子(株式会社アイデアファンド)

金岡 由岐子(経済産業省 産業技術環境局 大学連携推進室(旧所属))

坂本 美里(東京大学/WOMEN: WOVEN)

澤井 大樹、井原 なみは(株式会社イデアラボ)

柴藤 亮介(アカデミスト株式会社)

永野 智己、濱田 志穂、丸山 隆一

(国立研究開発法人科学技術振興機構 研究開発戦略センター(CRDS))

濱田 太陽(株式会社アラヤ)

比嘉 夏子、水上 優(合同会社メッシュワーク)

肥後 楽(株式会社メルカリ mercari R4D/大阪大学 社会技術共創研究センター

(ELSIセンター))

平尾 孝憲(国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター

(RISTEX))

藤田 周(東京外国語大学)

藤田 淑子(フィランソロピー・アドバイザーズ株式会社)

宮﨑 航一(株式会社LabBase)

渡邉 文隆(信州大学 社会基盤研究所 特任講師/京都大学 非常勤研究員)

吉田 幸司(クロス・フィロソフィーズ株式会社)

※五十音順・敬称略

監修協力:

標葉 隆馬(大阪大学社会技術共創研究センター 准教授)

南 了太(京都精華大学国際文化学部 准教授)

校正:

東京出版サービスセンター

デザイン:

平山 みな美

リサーチ・執筆:

木村 匠(主担当:第1章, 第2章p23-41)

副島 基輝(主担当:第1章, 第2章p16-22)

石田 哲大(主担当:第3章p46-55) 

小池 真幸(主担当:第2章p42-43, 第3章p56-77)

古島 海(主担当:第3章p78-89)

編集サポート:

並木 里圭

編集:

石田 哲大 

小池 真幸 

古島 海

※サポーター募集について※

「DE-SILO RESERACH REPORT」では、アカデミアの内外で研究知の社会実装を試みる実践者や当該領域の専門家へのヒアリングや文献調査を行うことで、人社系領域の豊かな未来に向けた30の論点を提示しました。

これらの論点はあくまでも仮説であり、今後デサイロでは本調査を起点に、本領域に関わるさまざまな人々を巻き込みながら、さらなる議論や探究の場を醸成し、人社系学問の知を社会に拓くための実践に取り組んでいきます。

デサイロとしては、例えば以下のようなかたちで、具体的な実践に取り組みます。

・人社系研究者と、企業をはじめとする大学外の多様なステークホルダーとの協業による、研究の中で立ち現れる「概念の社会化」事例の創出

・大学などと連携した、人社系学問の事業活用の推進プロジェクトの遂行

・独自の研究者ネットワーク/コミュニティづくりによる、新たな人社系研究者のエコシステムの構築

・アートから出版、ビジネスまで、メディアフォーマットにとらわれない展開による、人社系学問の脱サイロ化の推進

・人社系の研究知を世にひらいていくイベントシリーズの開催による、人社系学問の脱サイロ化の推進

・メンバーシップの構築による、新たなファンディングモデルの構築

非営利型一般社団法人として運営しているデサイロは、みなさまからの寄付や事業収入にて活動を継続しているため、こうした取り組みのためにサポーター(寄付者)を募集しています。私たちの活動に共鳴し、デサイロおよび研究から生まれる知の可能性をともに切り拓き、豊かにしていく営みを共にしていただける方は、ぜひサポーターになっていただけますと幸いです。

なお、1万円を寄付いただくごとに、デサイロ第1期の研究プロジェクトに参加した人文・社会科学分野の4名の研究者(磯野真穂さん、柳澤田実さん、山田陽子さん、和田夏実さん)による研究成果がまとめられた論考集「DE-SILO PUBLISHING第一弾書籍(限定1000部)」を1冊プレゼントします。

サポーター申し込みに関しては、以下リンクより詳細をご確認いただけますと幸いです。

▶▶▶De-Silo サポーター(寄付者)募集

運営団体・お問い合わせ

本レポートに関するお問い合わせは、発行元である以下団体までよろしくお願いいたします。本レポートをもとにした意見交換や協業のご検討など、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。

一般社団法人デサイロ

一般社団法人デサイロは、人文・社会科学分野における「知の創造と流通」を支えるアカデミックインキュベーターです。「研究知とともに次なる社会を構想する」をミッションに、研究から生まれる理論や概念の社会化、アカデミアの外側における議論・探求の場を創出することで、社会の課題解決や新たなる文化の生態系への貢献を目指します。

これまでの実績として、研究者とアーティストが協働し、作品制作やパフォーマンスを行なうプロジェクト「DE-SILO EXPERIMENT 2024」の開催や、若手研究者をサポートする「デサイロ アカデミックインキュベーター・プログラム」の運営、そのほか企業や大学とさまざまなプロジェクトの展開があります。

■公式Webサイト

https://de-silo.xyz/

■ニュースレター

https://desilo.substack.com/

■公式X(旧Twitter)

https://twitter.com/desilo_jp

■お問い合わせ

contact@de-silo.xyz




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岡田弘太郎
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設立
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