世界で1%以下の流通量の幻のコーヒー「リベリカ」、代官山アートギャラリー「DRELLA(ドレラ)」で提供開始
代官山アートギャラリー「DRELLA(ドレラ)」は、リベリカ種のコーヒー豆を世界で初めてスペシャルティの品質に高めることに成功し、世界最高峰のバリスタ選手権であるワールドバリスタチャンピオンシップにおいて、2021年にはヒュー・ケリー、2022年にはダニー・ウィルソンに選ばれたコーヒー豆を生産するマレーシアのコーヒー農園「My Liberica」と業務提携。ギャラリーに併設するドリンクブースでリベリカコーヒーの提供を開始した。
コーヒー豆の三大原種である「アラビカ種」「カネフォラ種(ロブスタ種)」「リベリカ種」の中でも、リベリカ種は霜や病害虫に弱いことから栽培が難しく、又、樹高が10m以上の大木に成長することから収穫も難しく、世界で流通するコーヒー豆の1%以下の希少品種となっており、一般市場にほとんど流通していないことから「幻のコーヒー」と呼ばれている。
DRELLA CMOのLeon Shen Limはマレーシア出身で、祖父が創業した家業がコーヒー焙煎工場であったことから、ギャラリーで提供するドリンクにマレーシア産のリベリカコーヒーを取り扱いたいと考え、「My Liberica」CEOのJason Liew氏に日本での展開について相談に伺ったところ、「マレーシア文化を日本に紹介したい」という思いが一致し、今回の提携が実現する運びとなった。
現在、DRELLAではコーヒー抽出の世界大会ワールドブリュワーズカップにおいて、アジア人で初の世界チャンピオンとなった粕谷哲氏が代表を務める「Philocoffea(フィロコフィア)」の焙煎によるスペシャルティコーヒーを、同氏のメソッドによるハンドドリップで提供しており、アート作品とともに日本とマレーシアの至高の一杯を楽しむことができる。
My Liberica
CEO Jason Liew コメント
「この度、DRELLA社の協力によりマレーシア産のリベリカコーヒーを日本市場に紹介できる機会をいただけたことを心より感謝いたします。リベリカ種の取り扱いは難易度が高く、栽培のコストが高いことから、従来のやり方では一般農家の経済を支えることができないため、その生産量はとても少量となっています。リベリカコーヒーの魅力を多くの方に知っていただき、競争力を高めなければ、この貴重な品種は将来、農業研究所や植物園でしか見られなくなってしまうかもしれません。私たちMy Libericaは、世界で初めてリベリカ種をスペシャルティの品質に高めることに成功したコーヒー農園です。そして、リベリカコーヒーの認知度と価値を高めるために、日々、人々に愛される高品質なコーヒー豆を提供できることを目標に開発に取り組んでいます。私は、日本の皆様がDRELLAを訪れて、アート作品とともにマレーシア産のリベリカコーヒーの芳醇な風味を楽しんでいただけることを願っています。そして、リベリカコーヒーを通じて、日本とマレーシアの友好と交流を促進できれば嬉しく思います。」
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