早稲田大学政治経済学部で松下政経塾提携講座「政治の世界」を開講
~「国家を経営する」ためのリーダーシップとは~
早稲田大学政治経済学部(学部長:鎮目 雅人氏)と松下政経塾(塾長:遠山 敬史)は、政治・公共経営の世界で活躍し、経験を豊富に有する松下政経塾卒塾生を講師として、提携講座「政治の世界」(4/17(木)~全14回)を開講します。グローバル化が進む今日において、「国家経営」のために必要なリーダーシップとは何かを受講生を交えて考察する講座となります。
1.背景
国境を越えて解決すべき課題が山積している昨今、日本は高齢化・人口減少・安全保障といった様々な問題に直面しています。パナソニックの創業者である松下幸之助が理想とした「物と心の繁栄を通じた、平和で幸福な社会」を実現するためには、国家百年の計を創り、実践し、日本を救い、世界を救い、人々の幸福に尽くすリーダーが必要であると言えます。
松下政経塾は、国際的な視野のもと、日本国家の経営理念やビジョンの探求を有機的に行うことを通じて、日本及び世界を背負う真の指導者たり得る人財を育成し、国家国民並びに人類の繁栄・幸福と世界平和の向上に寄与するために、自修自得・現地現場の研修を通じて、様々な分野で活躍するリーダーを輩出してきました。
また、早稲田大学政治経済学部は、学問の独立と自律的な市民社会の確立という建学の精神を踏まえ、経済学との密接な連携により、生きた政治現象を分析し、日本から世界に発信できる学問をめざしています。建設的な批判精神をそなえ、国際・政治・経済・言論・公務など多様な分野で冷静に、献身的にそしてグローバルに活躍できるリーダーの養成をめざしています。
このような背景から、早稲田大学政治経済学部と松下政経塾は、双方の知見を基に、困難を極める21世紀の「国家経営」のために必要なリーダーシップを検討し、そのための理念や方策を探求し、推進していく人材を育成することを目的として、昨年に引き続き、2025年春学期に松下政経塾提携講座「政治の世界」を開講します。
2.提携講座「政治の世界」の概要
(1)講座の概要
グローバル化が進んだ今日において、国家運営は以前にも増して困難を極めるようになっています。このような時代背景をもとに、政治家はどのような視点で国家の舵取りをしているのでしょうか。本科目では、国家経営という視点の下で、政治の世界で活躍されてきた経験を豊富に有するゲストの方々をお招きして、今日の政治・行政が直面する諸問題を理解し共に考察します。
(2)講義の内容
①講座名:「政治の世界」
②担当教員:早稲田大学政治経済学術院 日野 愛郎 教授
コーディネーター:未来政治経済研究所 松原 直輝
③対象:早稲田大学に在籍する学部生(学部・学年を問わず)
④登壇予定講師(敬称略・順不同)
野田佳彦 (立憲民主党代表 衆議院議員)早大卒
鈴木淳司 (前衆議院議員)早大卒
前田正子 (甲南大学マネジメント創造学部教授)早大卒
田辺信宏 (前静岡県静岡市長)早大卒
井戸正枝 (元衆議院議員 ジャーナリスト)
金子一也 (松下政経塾 顧問)早大卒
白井智子 (株式会社こども政策シンクタンク 代表取締役)
金子将史 (株式会社PHP研究所 取締役常務執行役員)
松下玲子 (衆議院議員)早大院修了
安田壮平 (鹿児島県奄美市長)
山中啓之 (千葉県松戸市議) 早大卒
宗野創 (衆議院議員)早大卒
≪担当教員(日野愛郎早稲田大学教授)からの意気込み≫
早稲田大学、ならびに政治経済学部は政治を志す多くの人材を輩出してきました。この授業は政治を志している学生はもちろんのこと、漠然と政治に関心を持つ学生にこそ受講してもらいたいと思います。政治との繋がりは身近なところに溢れています。そして、その繋がりはライフステージの移り変わりに応じて見え方が変わっていきます。政治の世界に飛び込むタイミングは人それぞれです。そのことを頭の片隅に置きながら、政治の世界で活躍する先輩の話を聞いてみませんか。この授業を通して、多くの学生が公共やリーダーシップのあり方について考え、政治を志すきっかけとなることを期待しています。
3. 昨年度の授業の様子



4.2024年度の授業を受講した学生の感想(一部抜粋)
●実際に、政治の世界の第一線で活躍されている方から直接講義を受けることができ、理論と実践の繋ぐ講座としてとても貴重な場所だった。特に、各講師が松下政経塾で学んだことをどのように自らのキャリアに結び付け、当事者として実践してきているかを知ることが出来た。
●政治の世界というと縁遠いように感じていたが、本講座を履修して、まさに人と人で話し合って何かを意思決定するプロセスそのものが政治であることを学びました。また、政治家だけでなく、実際にNPO法人や経営者など、志を実現することが目的であり、その目的実現のためにどのような仕事をするべきかというキャリア選択の指針についても学ぶことができたように感じます。
●大学の授業では、政治学について学ぶことが多く、実際の政治の現場について知る機会がなかったため、本講座は新鮮かつ刺激的だった。特に、議会における立法プロセスや、政策実現のための合意形成の進め方など、本講座を履修していなければ知ることが出来なかった現場の経験やエピソードを聞くことが出来たのは有意義だった。
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