障害当事者として国連本部へ「誰一人取り残さない」を世界に伝える──織田友理子、国連HLPFに参加決定

NPO法人ウィーログ代表・織田友理子が国連HLPFに参加します。

ウィーログ

NPO法人ウィーログ代表・織田友理子は、この度、国連ハイレベル政治フォーラムにおいて、日本政府と共に、SDGsに関する取組を報告することになりました。

HLPF(High-level Political Forum on Sustainable Development)は、国連が持続可能な開発目標(SDGs)の進捗を各国政府・市民社会・民間が共に報告・議論する国際会議です。2025年7月、ニューヨークの国連本部で開催され、今年は日本政府のVNR(自発的国家レビュー)も発表される予定です。

織田は、重度障害がありながらも電動車いすで世界で活動を続ける当事者として、そしてWheeLog!アプリなどを通じてバリアフリーの実現に取り組む実践者として、国連の場で日本の取り組みを発信し、世界各国と活動を共有する機会をいただけることとなりました。

「みんなでつくるバリアフリーマップアプリ」WheeLog!は、その取り組みが評価され、2023年12月に開催された第7回「ジャパンSDGsアワード」において「SDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞」を受賞しました(受賞記事はこちら)。

(出典:首相官邸ホームページ

2017年にWheeLog!アプリをリリースしてから国内外のアワードでも数多くの受賞を受けており、その活動はSDGsの理念に相通じるものと自負しております。この度は国連HLPFの場で、障害当事者の声と行動の重要性を世界に向けて発信してまいります。

今後は、HLPF参加を通じて、「誰一人取り残さない」社会の実現に、団体としても一層貢献してまいります。特に、日本の物理的バリアフリーを向上させるために、ソフト面からはバリアフリー情報共有の重要性と、ハード面からは建築物、特に小規模店舗のバリアフリー化の提言を行っていく予定です。

【織田友理子からのコメント】

「“行けない”を“行けた”に変える――その小さな体験の積み重ねが、世界を変えていくと信じています。ニューヨークの国連の場でも、誰一人取り残されることなく、包摂的な社会を目指している日本の現場の声を届けてまいります。」


■特定非営利活動法人ウィーログについて

『車いすでもあきらめない世界をつくる』をミッションに掲げ、障害者や高齢者などの移動や日常生活に困難を抱える方に対して、日本最大級のバリアフリーマップ「WheeLog!」(読み:ウィーログ)アプリを通して、バリアフリーに関する情報発信を行っています。同アプリは10万人以上のユーザーに利用され、世界中で活用されています。同時に、さらなるバリアフリー推進のためにバリアフリーに関する調査研究、研修教育、普及啓発等の事業も行い、誰もが希望をもって社会に参画できる、バリアフリーなまちづくりに寄与することを目的に活動しています。

■織田友理子(おだゆりこ) プロフィール

NPO法人ウィーログ代表理事、NPO法人PADM(遠位型ミオパチー患者会)代表などを務める。電動車いすを利用する重度障害者。2002年に進行性の筋疾患「遠位型(GNE)ミオパチー」、さらに2013年には神経疾患である「多発性硬化症」と診断を受ける。2005年に結婚、2006年に長男出産。2008年から患者会活動を開始。2024年にGNEミオパチーの世界初となる新薬が日本で承認される。2017年にユーザー投稿型のバリアフリーマップ「WheeLog!」をリリース。その活動は、これまでにドバイ万博グローバルイノベーター、「ジャパンSDGsアワード」SDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞などで高く評価され国内外で多数受賞。国や自治体の検討会委員を務め、元健常者であり難病患者・車いす当事者の立場から、福祉先進国・日本の実現を目指している。


■今後の取材について

今回の出張について、ご取材・ご紹介をご検討いただける報道関係者の方は、下記までお気軽にお問い合わせください。

【お問い合わせ先】
 NPO法人ウィーログ 広報担当
 メール:info@wheelog.com
 ウェブ:https://wheelog.com

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会社概要

URL
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業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都千代田区九段北1-15-2 九段坂パークビル4階
電話番号
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代表者名
織田友理子
上場
未上場
資本金
-
設立
2023年03月