「その家の価格には、"あなたが住まない家"の費用も含まれている」——住宅VRの普及でモデルハウス依存を減らし、住宅価格の上昇を抑える。デジタルビルド「全棟VR普及プロジェクト」始動
バーチャル住宅展示場の事業責任者として200社以上と対話。売る側と買う側、両方の課題を見てきた創業者が、「知られざる住宅販売のコスト構造」を変える

住宅金融支援機構「2025年度 フラット35利用者調査」(2026年7月公表)によると、建売住宅の平均所要資金は4,215万円。前年度から389万円上昇し(年収倍率6.9倍)、2年連続の大幅な上昇となりました。
そして、住宅の価格を構成しているのは、建物をつくる費用だけではありません。広告やモデルハウスなど、住宅を「売るため」の費用も含まれています。つまり、私たちが購入する住宅の背景には、自分が住むことのない"見せるための家"にかかるコストも存在しています。
デジタルビルド株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:佐藤昂併)は、この構造を変えるため、住宅VRを一部の特別な物件だけではなく一棟一棟へ普及させる「全棟VR普及プロジェクト」を開始します。従来30〜50万円程度かかるケースもあった住宅VR(当社調べ)を、1棟20,000円から提供。VRを特別な販促コンテンツから、住宅販売の当たり前へ変えていきます。
■ 家を買うのに、その家を見ることができない

住宅は、多くの人にとって人生で最も大きな買い物の一つです。
しかし建売・分譲住宅では、建物が完成する前から販売活動が始まることがあります。購入を検討する人が見ることができるのは、間取り図や外観・内観のCGパースなど。もちろん、それらは住宅を理解するために欠かせない情報です。
一方で、「このLDKは実際にはどのくらい広く感じるのか」「ダイニングテーブルを置いたら、どのくらい余裕が残るのか」「キッチンからリビングはどう見えるのか」「部屋から部屋へ歩いたとき、空間はどうつながるのか」といった、"その家に立ったときの感覚"まで、平面の図面から想像することは簡単ではありません。
人生で最も大きな買い物の一つなのに、まだ完成していなければ、その家を見ることができない。
私たちは、ここに住宅販売が抱える一つ目の課題があると考えています。
■ 家の価格は、上がり続けている
もう一つの課題が、住宅を取り巻く「コスト」です。
前述の通り、建売住宅の平均所要資金はこの1年で389万円上昇しました。住宅価格を押し上げる要因には、土地価格、建築資材、人件費などさまざまなものがあります。
そして住宅会社の事業コストには、住宅そのものを建てる費用に加えて、住宅を「売るための費用」も存在します。こうした費用は、一般に販管費の中の広告宣伝費などとして住宅会社の事業コストに含まれており、その代表的なものの一つが、総合住宅展示場のモデルハウスです。
業界の公開情報や関係者の発信を横断して確認すると、展示場仕様のモデルハウスは一般的な提案住宅より設備・仕様を充実させるケースもあり、建設費は1棟5,000万〜8,000万円程度とされる例があります。さらに、総合住宅展示場への出展料として月150万円前後、光熱費・維持費、人員配置、販促活動などが発生します。公開されている業界情報では、直接費ベースでも年間約5,000万円規模、損益分岐を考慮すると年間1億〜1.2億円規模になるとの業界関係者の証言もあります。
そして、モデルハウスは永久に使用されるものではありません。展示場の契約や建物の陳腐化などから、一般に3〜5年程度で建て替えられ、契約満了時には解体・更地化されるケースがあります。
では、この費用を「販売する住宅一棟あたり」に置き換えると、どのくらいになるのでしょうか。
デジタルビルドでは、公開されている住宅会社の展示場掲載数や年間販売棟数などをもとに、「モデルハウス年間費用 × 出展棟数 ÷ 年間販売棟数」という考え方で試算しました。
その結果、住宅一棟あたりに換算したモデルハウス関連費用は、概ね150万〜500万円程度となりうるという結果になりました。

※各社の実際の原価・利益・住宅販売価格への転嫁額を示すものではありません。
これはあくまで複数の公開情報をもとにした当社試算であり、各社の実際の原価構造や住宅販売価格への反映額を示すものではありません。一方で、住宅会社がモデルハウスを含むさまざまな販促活動にコストを負担していることも、住宅販売の構造の一部です。
そして今、モデルハウスを訪れる人は減っています。
住宅展示場協議会の調査として報じられた数字によると、2024年度の総合住宅展示場来場者数は300万6,554組。2018年度の424万組超と比較すると、6年間で約3割減少し、3年連続の減少となりました。
見に行く人は減っている。けれど、見せるためのコストはなくならない。
私たちは、この構造にこそテクノロジーの出番があると考えています。
モデルハウスでしか伝えられない体験を否定するのではありません。VRで代替できる物件はVRへ。実物で見せる価値の高い場所には、実物を残す。「すべての物件にモデルハウスが必要」という前提から選択肢を増やすことができれば、住宅会社が負担する販促コストを減らし、その先に、住宅購入者が負担する価格の上昇を少しでも抑えられる可能性がある。
私たちは、そう考えています。
■ 原点は、売る側と買う側の「両方の声」を聞き続けたことデジタルビルドでは、360°パノラマVRを1棟20,000円から提供します。

約10年間住宅業界に携わり、住宅設計、バーチャル住宅展示場の立ち上げ・事業運営などを経験。
この問題意識は、デジタルビルドを創業してから生まれたものではありません。
代表の佐藤昂併は、約10年間、住宅業界に携わってきました。キャリアのスタートは、住宅メーカーでの戸建住宅設計でした。その後、住宅業界向けソリューション企業へ移り、バーチャル住宅展示場事業を一人でゼロから立ち上げ、事業責任者として運営しました。
そこで向き合ったのは、住宅会社だけではありません。全国200社以上の住宅事業者と商談を重ねる一方、実際に住宅を探している購入検討者の声も聞き続けました。
売る側からは、「完成していない住宅の魅力を、どうすれば伝えられるのか」「モデルハウスや販促にかかる負担が大きい」といった声。
買う側からは、「図面だけでは暮らしをイメージできない」「実物を見ないまま数千万円の買い物を決めるのは不安」といった声。
住宅を売る側と、住宅を買う側。その両方の声を同じ立場で聞き続けたこと。それが、この事業の原点です。
そこで見えてきたのが、一つの矛盾でした。
「VRは住宅販売と非常に相性がいい。しかし、VRそのものが高額なら、すべての住宅には使えない。」
一部の大型物件に豪華なVRをつくるだけでは、住宅販売の構造そのものは変わりません。必要なのは、VRの機能を増やすこと以上に、一棟一棟に使える価格まで住宅VRを日常化することではないか。
その気づきから、デジタルビルドは生まれました。
■ 「VRを安くする」のではなく、「VRを使える住宅を増やす」

デジタルビルドでは、完成イメージVRを1棟20,000円から提供しています。
しかし、2万円という価格そのものが目的ではありません。価格を下げる目的は、VRを安く売ることではなく、VRを使える住宅を増やすことです。
従来、住宅VRは1棟30〜50万円程度かかるケースもあり、10棟、50棟、100棟と住宅を供給する会社が、一棟一棟へ継続的に導入するには大きな負担になっていました。
そこでデジタルビルドでは、住宅・建築に特化した制作フローを構築。住宅業界を理解する日本側のディレクションとグローバルな制作体制を組み合わせ、工程の標準化と分業を進めることで、継続的に制作できる体制を整えています。
一棟だけ豪華なVRをつくるのではなく、販売する住宅一棟一棟にVRを用意できる仕組みをつくる。現在、住宅会社を中心に30社以上との取引実績があり、本リリース公開時点で200棟以上のVR・CG制作を手がけています。また、案件条件によっては最短3営業日からの納品にも対応しています。
目指しているのは、「安いから選ばれるVR」ではなく、「全棟に使えるから選ばれるVR」。
その先にあるのは、住宅VRそのものの普及ではありません。VRによって従来型の販促手段への依存を少しずつ減らし、住宅を販売するためのコストそのものを最適化することです。
■ まだ建っていない家を、いま歩いてみてください



まだ存在していない家を「体験する」とは、どういうことなのか。実際の完成イメージVRをご覧ください。
図面や仕様書をもとに、完成前の住宅を3DCGで再現しています。PCやスマートフォンから360°自由に見渡すことで、LDKの広がり、家具を置いた際のサイズ感、キッチンからリビングへの視線などを、完成前から確認することができます。
■ ウォークスルーVR|リノベーション
リノベーション後の完成イメージを、空間内を自由に移動しながら体験できます。
VRヘッドセットを利用した没入型のプレゼンテーションにも対応します。
https://digitalbuild.shapespark.com/03_tesio/
■ 360°パノラマVR|戸建分譲住宅
建物が完成する前からLDKや各居室を360°で確認でき、
物件サイトや営業時の提案ツールとして活用できます。
https://digitalbuild.jp/Before&After_LWh004FHigashiterayama/
■ 店舗VR|商業空間
住宅だけでなく、店舗などの商業空間にも対応。完成前の設計確認や、
ブランドの世界観を共有するコンテンツとして活用できます。
https://digitalbuild.jp/+Clothet/
■ 全棟導入を前提にした料金体系

料金体系も、一部の特別な物件にだけ導入することではなく、複数物件へ継続的に導入することを前提に設計しています。
360°パノラマVRは1視点20,000円から。ウォークスルーVR、集合住宅VR、建築CGパースまで、物件と販売方法に合わせて選択できる制作メニューを用意しています。詳細は料金表をご覧ください。
■ すべての住宅を、完成前から体験できる社会へ

私たちは、モデルハウスをゼロにしたいわけではありません。
実物の住宅だからこそ分かる素材の質感があります。現地へ足を運ぶからこそ感じられる街の雰囲気があります。そして、人だからこそ伝えられる住宅営業の価値があります。すべてをデジタルに置き換える必要はありません。
私たちが変えたいのは、「すべての物件に同じ販促方法が必要」という前提です。
VRで伝えられる住宅は、VRで。実物だからこそ伝えられる場所には、実物を。デジタルとリアルを適切に使い分けることで、住宅会社が一棟を販売するために負担するコストを少しずつ軽くしていく。
モデルハウスへの依存を減らすことができれば、住宅会社にとっての販促負担を軽減し、その先には、住宅購入者が負担する建物価格を少しでも抑えられる可能性があると私たちは考えています。
そして、もう一つ変えたいものがあります。
まだ建っていない住宅。遠方にある住宅。これからリノベーションされる住宅。これまで購入者が頭の中で想像するしかなかった空間を、完成前から体験できるものへ変えていく。
売る側には、住宅の魅力を伝える新しい選択肢を。買う側には、数千万円の買い物を、より具体的に検討するための選択肢を。
VRを普及させること自体が、私たちの目的ではありません。住宅を売る人と、住宅を買う人。その双方にとって、より分かりやすく、より負担の少ない住宅市場をつくること。
「全棟VR普及プロジェクト」は、そのための一歩です。
すべての住宅を、完成前から体験できる社会へ。
■ 完成イメージVRの導入について
デジタルビルドでは、建売・分譲住宅を中心に、リノベーション、集合住宅、店舗などの完成イメージVR・CGを制作しています。「まず1棟で試したい」「自社の物件にはどのVRが適しているのか相談したい」「複数棟への継続導入を検討したい」といった段階からご相談いただけます。
【営業パートナー(VRアンバサダー制度)】
紹介・共同営業・地域パートナーとして参加いただける制度です。
https://www.digitalbuild.jp/contact-salespartner/
【メディアパートナー・取材・共同企画】
メディア掲載、取材依頼、動画/記事企画、比較コンテンツ制作など
メディア関係の問い合わせはこちら
https://www.digitalbuild.jp/contact-mediapartner/
【その他全般のお問い合わせ】
サービス内容全般・協業相談・ご質問はこちら
https://www.digitalbuild.jp/contact/
【会社概要】
会社名:デジタルビルド株式会社
代表取締役:佐藤昂併
所在地:東京都中央区
設立:2025年
URL:https://www.digitalbuild.jp
事業内容:
1.住宅・建築VR/CG制作事業
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360°パノラマVR制作
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建築CGパース制作
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アパート/マンションVR
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Unreal Engine/ShapeSparkによる高品質ウォークスルーVR
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リノベーションVR
2.住宅会社向けデジタル販促ソリューション事業
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Webサイト制作
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LP制作
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チラシ制作
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見積シミュレーション(価格・設備・支払い計算)
3.バーチャル展示場・メタバース開発事業
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バーチャル住宅展示場開発
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分譲地/街区のバーチャルタウン化
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メタバース住宅ワールド開発
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VRショールーム構築(VRヘッドセット対応)
出典・調査について
住宅価格に関する公的統計
住宅金融支援機構「2025年度 フラット35利用者調査」(2026年7月24日公表) 建売住宅の平均所要資金4,215万円、前年度比+389万円、年収倍率6.9倍。
https://www.jhf.go.jp/about/research/loan/flat35/2025.html
住宅VRの従来価格について
1棟あたり30〜50万円程度という価格帯は、業界公開情報および代表がバーチャル住宅展示場事業等で行ってきた住宅事業者200社以上との商談経験に基づく当社調べです。
総合住宅展示場の来場動向
住宅展示場協議会調べとして住宅産業新聞が報道。2024年度の総合住宅展示場来場者数300万6,554組、3年連続減少。2018年度の424万組超から約3割減。
https://www.housenews.jp/house/31379
モデルハウス関連費用について
工務店・住宅業界向けに公開されている複数の業界情報、住宅展示場運営・出展経験者等の公開情報をもとに整理。建設費、出展料、維持費、人件費、建替えサイクル等は企業・展示場・規模・契約条件などによって大きく異なります。
住宅一棟あたりのモデルハウス関連費用について 公開されている展示場掲載数、住宅販売棟数、業界公開情報によるモデルハウス年間費用をもとにデジタルビルド株式会社が試算。住宅一棟あたり150万〜500万円という数値は公開データに基づく当社試算であり、特定企業の実際の原価、利益、販売価格への転嫁額を示すものではありません。
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