世界No.1の安心できる旅行先へ!株式会社日本旅行グループ「TASKAL RESOURCES SDN. BHD.」との業務提携により、緊急時対応を24時間365日体制に
株式会社ふらっとけあ、TASKAL RESOURCESと業務連携。旅行前の個別情報をもとに、24時間365日の英語対応、医療従事者への相談、国内の専門手配までつなぐ支援体制を構築。
「予約できる」ではなく、安心してバリアフリー旅行を楽しめる日本へ
アクセシブル旅行は、すでに世界の観光産業が注目する大きな市場です。欧州委員会の調査によると、EU域内では2012年、障がいのある人や高齢者などアクセス上の配慮を必要とする人が約7億8,300万回旅行し、約3,560億ユーロの総付加価値と約870万人の雇用を生み出したと推計されています。[1]
欧州では市場の成長に合わせ、アクセシブル旅行を専門に扱う旅行会社やツアーオペレーターが各地に生まれ、域内の事業者を結ぶネットワークも形成されています。各国・地域によるアクセシビリティ情報制度の整備も進み、2014年の欧州委員会調査では85の制度が確認されました。[2] EUでは航空、鉄道、バス・長距離バス、船舶のすべてで、障がいのある人や移動に制約のある人の移動・無償介助等に関する権利が制度化されています。[3]
一方、日本でも施設のバリアフリー化や情報発信、接遇研修などの取り組みは進んでいます。しかし、旅行者一人ひとりの身体状況、介助、医療、利用機器に関する情報と、旅行中の24時間対応、現地で必要となる専門サービスの手配を一体化した受入体制は、まだ十分に普及していません。
株式会社ふらっとけあ(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:鈴木颯斗、以下「ふらっとけあ」)は、日本を、車いす利用者をはじめ誰もが安心して選べるアクセシブルな観光地にすることを目指し、受入環境の設計・整備に取り組む旅行サービス手配事業者です。
このたび、ふらっとけあは、日本旅行グループの海外グループ会社でワンストップ危機管理サービスを展開するTASKAL RESOURCES SDN. BHD.(本社:マレーシア・クアラルンプール、代表:壁田忠幸、以下「TASKAL」)と業務連携を開始します。両社は、旅行前の専門的な個別アセスメント、旅行中の24時間365日・多言語対応、国内のアクセシブルな移動・福祉用具・介助等の手配網を接続し、日本におけるアクセシブル旅行の安全基盤を共同で構築します。
欧州では、アクセシビリティが観光の「競争力」に
欧州のアクセシブル旅行市場は、社会的包摂の観点だけでなく、観光産業の競争力を高める市場として捉えられています。EU域内の複数の国には、アクセシブル旅行を専門とする旅行会社やツアーオペレーターが存在し、宿泊、移動、福祉用具、介助、観光体験を組み合わせた旅行を提供しています。欧州の公的機関が運営する市場参入ガイドでも、専門の旅行会社やツアーオペレーターが主要な流通経路として位置づけられています。[4]
またEUでは、交通機関における差別の禁止、アクセシブルな情報提供、無償の移動支援、問題発生時の迅速な援助などが、交通モードを横断する旅客の権利として整理されています。[3] 都市レベルでも、欧州委員会が2010年から「Access City Award」を実施し、アクセシビリティ向上に取り組む都市を継続的に表彰しています。[5]
つまり欧州では、アクセシビリティは一部の旅行者に対する特別対応ではなく、観光地として選ばれるための品質、競争力、都市政策の一部になっています。
日本に足りないのは、「設備」ではなく旅をつなぐ仕組み
日本では、交通機関や宿泊施設のバリアフリー化、観光施設の認定、接遇・情報発信の整備が進んでいます。観光庁も2026年、ユニバーサルツーリズムの商品造成を支援する専用マニュアルを公表しました。[6]
一方で、実際の訪日旅行では、設備を整えるだけでは解決できない課題が残っています。
日本語でしか得られない情報が多く、旅行者と国内事業者の間に言語の壁がある「バリアフリー」という表示だけでは、段差や扉幅、ベッドの高さ、浴室、移乗スペースなどが本人に合うか判断できない
車いすの大きさや重量、移乗方法、必要な介助によって、利用できるホテルや車両、交通機関が変わる
宿泊、移動、福祉用具、介助、医療、観光が別々の事業者に分かれ、旅行全体を調整する人がいない
夜間や休日にトラブルが起きた際、身体状況を理解したうえで多言語対応できる窓口が限られている
ふらっとけあが解決するのは、こうした「設備」ではなく「運用」の壁です。
旅行者一人ひとりの身体状況や希望を事前に確認し、ホテル、移動、福祉用具、介助、医療・看護、観光体験までを横断して手配。旅行相談から帰国まで一つの窓口で支えることで、個々の事業者だけでは成立させにくい旅を、一つの旅行としてつないでいます。
旅行中の「もしも」にも、24時間頼れる安心を
どれだけ丁寧に準備しても、旅行中のトラブルを完全になくすことはできません。
たとえば、予定していた飛行機や電車に乗れない、欠航や運休が起きる、車いすや医療機器が故障する、ホテルの設備が事前情報と違う、同行介助者や旅行者本人が体調を崩す。こうした出来事は、アクセシブル旅行ではそのまま「旅を続けられるかどうか」に直結します。
一般的な旅行であれば、別の便や車両、近隣ホテルを案内することで解決できることもあります。しかし車いす利用者の場合は、代替手段がそのまま使えるとは限りません。
車いすのまま乗れるのか、移乗に必要な介助を確保できるのか、代替の福祉用具が身体に合うのか。体調不良であれば、既往歴や服薬も踏まえて適切な医療機関につなぐ必要があります。
さらに、緊急時になってから本人が身体状況や介助方法、病歴、服薬、利用機器を一から説明していては、対応が遅れてしまいます。
ふらっとけあは、旅行前にこうした情報を旅行会社と確認をし、把握することで、万が一の際にもすぐに必要な支援へつなげられる体制を整えています。
「予約できる」だけではなく、「何か起こったときに頼る先がある」。そこまで整って初めて、安心して楽しめるバリアフリー旅行になると考えています。
電話対応で終わらない、現地解決までつなぐ24時間サポート
TASKALは、海外渡航者のトラブルに対応する24時間365日の危機管理デスクを運営しています。多言語によるコミュニケーション、状況把握、関係者への情報共有、必要に応じた現地支援への接続など、旅行中の危機管理に関する知見を有しています。[7]
本連携では、看護師が24時間オンコールにて常駐するTASKALの24時間対応体制と、ふらっとけあが旅行前から蓄積する専門的な個別情報、国内サプライヤーとの連携網を接続します。
両社は、単に夜間の電話受付を委託するのではなく、旅行前、旅行中、緊急時、対応後の検証までを一つの仕組みとして設計します。

1.旅行前に「その人を支えるための情報」を整理
旅行会社と旅行者本人の同意を得たうえで、身体状況、必要な介助、移乗方法、コミュニケーション方法、既往歴、アレルギー、服薬、医療機器、車いすの仕様、緊急連絡先、加入保険、旅程等を、緊急対応に必要な範囲で事前に確認します。
2.24時間365日、英語で速やかに状況を把握
旅行中に問題が発生した場合、TASKALが24時間365日、英語を中心とした言語で旅行者に合わせた一次対応します。看護師がオンコールにて常駐する体制を生かし、体調面・医療面を含めて状況を整理し、事前に共有された個別情報を確認しながら、必要な初動を判断します。
3.国内の専門手配網で、現地の解決までつなぐ
追加の現地対応が必要な場合は、ふらっとけあが持つ国内ネットワークを活用し、アクセシブル車両、代替の車いす・福祉用具、介助・看護サービス、宿泊施設等との調整や旅程の再構築を行います。電話で助言して終わるのではなく、旅行者が実際に利用できる手段の確保までつなげます。
4.事例を蓄積し、日本の受入基盤へ還元
対応後は、個人を特定できない形で事例を検証し、初動基準、確認項目、連携手順、国内の手配先情報を更新します。担当者個人の経験に依存せず、対応するほど精度が高まる基盤を両社で構築します。
なお、健康情報を含む個人情報は、関係法令に従い、利用目的、共有範囲、閲覧権限、保存期間を明確にし、本人の明示的な同意を得たうえで必要最小限の範囲で取り扱います。
病気や障害があっても、日本が世界で一番安心して楽しく旅できる日本へ。
病気や障害があっても、誰もが安心して日本を訪れ、心から旅行を楽しめる。
私たちは、そんな「世界No.1のユニバーサルツーリズム先進国」を目指します。
本連携の目的は、これまでお断りせざるを得なかった旅行のご相談に対応できるようにすることだけではありません。
私たちが目指すのは、車いす利用者をはじめ、旅に個別の配慮を必要とする方が、「泊まれるホテルが分からない」「新幹線の予約が難しい」「旅先でトラブルが起きたら不安」といった理由で、日本旅行を諦めなくていい環境をつくることです。
ふらっとけあは、バリアフリールームのご案内や新幹線チケットの手配、アクセシブルな移動手段、福祉用具、介助・看護サービスなど、旅行に必要なサポートを一つずつ整えてきました。
今回、TASKALとの連携によって24時間の緊急対応体制を加えることで、旅行前の準備から旅先での困りごとまで、より安心して日本を楽しめる環境を広げていきます。
年齢や障がい、身体状況にかかわらず、「日本に行ってみたい」と思った人が、その気持ちを諦めず、最後まで安心して旅を楽しめる日本を目指します。
株式会社ふらっとけあ 代表取締役 鈴木颯斗 コメント

「欧州では、アクセシブル旅行はすでに大きな市場であり、観光地の競争力を左右するテーマです。一方、日本では施設のバリアフリー化が進んでも、情報、専門人材、緊急時の対応が分断され、旅行者が安心して日本を選ぶための仕組みはまだ十分ではありません。
私たちが目指しているのは、単に「車いすでも予約できる」「目的地まで安全に行ける」旅行ではありません。
病気や障害があっても、不安を理由に諦めることなく、行きたかった場所へ行き、やってみたかったことを体験し、大切な人と心に残る思い出をつくれる。そんな旅を当たり前にすることです。
そのために、旅行前から一人ひとりの身体状況や必要なサポートを把握し、旅行中に何か起きた場合にも、その情報をもとに24時間対応。必要に応じて、車両、福祉用具、介助、医療・看護など、現地の支援へつなげます。
「何かあったらどうしよう」という不安を事前に解消することで、旅行者が「何をしたいか」「どんな時間を過ごしたいか」に集中できる環境をつくる。
それが、私たちの考えるアクセシブル旅行です。
TASKALとの連携は、単に緊急窓口を追加するためのものではありません。両社の専門性とネットワークをつなぎ、「予約できる」から「安心して楽しめる」、そして「これまでできなかったことができる」日本のアクセシブル観光を支える基盤をつくる取り組みです。
株式会社ふらっとけあについて

株式会社ふらっとけあは、「日常に役割と刺激をデザインする」というミッションのもと、病気や障がい、年齢や身体状況にかかわらず、誰もが行きたい場所へ行き、やってみたいことを楽しめる旅行をつくる会社です。
旅行前に一人ひとりの身体状況や必要なサポート、旅先でやりたいことを丁寧に確認し、ホテル、移動、福祉用具、介助・看護、観光体験までをまとめてサポート。「車いすだから」「介助が必要だから」と諦めていた場所や体験も、どうすれば実現できるかを一緒に考え、形にしていきます。
私たちが届けたいのは、単に安全に移動できる旅行ではありません。不安を減らし、その先にある「行ってみたかった」「やってみたかった」を実現し、大切な人と心に残る時間を楽しめる旅です。
なお、当社は旅行サービス手配業者であり、旅行契約は提携旅行業者と締結されます。
会社名:株式会社ふらっとけあ
所在地:〒210-0834 神奈川県川崎市川崎区大島2-2-6
代表者:代表取締役 鈴木颯斗
設立:2025年10月28日
事業内容:バリアフリーのコンサルティング事業、バリアフリー旅行専用のサービス手配事業
許認可:神奈川県知事登録旅行サービス手配業第161号
Webサイト:https://flatcare.jp/
TASKAL RESOURCES SDN. BHD.について

TASKAL RESOURCES SDN. BHD.は、日本旅行グループの海外企業として、海外渡航者向けのワンストップ危機管理サービスを提供する企業です。24時間365日のコールセンター、専用通信アプリ、安否確認、危機管理情報の提供、現地駆け付け、旅行中の緊急対応等を展開しています。
会社名:TASKAL RESOURCES SDN. BHD.
所在地:UNIT41-03, Q SENTRAL, 2A, JALAN STESEN SENTRAL 2, KUALA LUMPUR SENTRA50470 KUALA LUMPUR, MALAYSIA
代表者:壁田 忠幸
設立:2018年5月
Webサイト:https://taskal.life/
本件に関するお問い合わせ先
株式会社ふらっとけあ
広報担当
E-mail:flatcare2025@gmail.com
参考資料
[1] European Commission “Economic Impact and Travel Patterns of Accessible Tourism in Europe”/European Parliament “Transport and tourism for persons with disabilities and persons with reduced mobility”
https://ec.europa.eu/docsroom/documents/5567/attachments/1/translations/en/renditions/native
https://www.europarl.europa.eu/RegData/etudes/STUD/2018/617465/IPOL_STU%282018%29617465_EN.pdf
[2] European Commission / ENAT “Mapping and Performance Check of the Supply of Accessible Tourism Services in Europe”
[3] European Commission “Passenger rights”
https://transport.ec.europa.eu/transport-themes/passenger-rights_en
[4] Centre for the Promotion of Imports from developing countries “Entering the European market for accessible tourism”
https://www.cbi.eu/market-information/tourism/accessible-tourism/market-entry
[5] European Commission “Access City Award”
[6] 観光庁「旅行会社の商品造成・販売担当者向けユニバーサルツーリズムの商品造成・販売マニュアル」
https://www.mlit.go.jp/kankocho/topics06_00057.html
[7] TASKAL RESOURCES「旅行会社様向けサービス」/株式会社日本旅行「出張110番」発表資料
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