「山スカート」を世に広めた登山ブームの立役者、アウトドアスタイル・クリエイターの四角友里さんが、妙高の山と麓のまちを歩き、レポートしました!
公益社団法人新潟県観光協会大阪観光センター(イベントレポート、12月13日)
12月13日、今年度最終となる第3回目のゼミナールを開催。講師は、女性の登山ブームの立役者、アウトドアスタイル・クリエイターの四角友里さんです。
今回の旅のコンセプトは、1)頂上にこだわらない 2)五感で山の恵みを感じる 3)自分らしい旅のかたち です。実は運動が苦手だという四角さんは、「山登り」ではなく、「山歩き」という言葉を使って、訪れた土地を深く知るための方法が、自分の足で山とその麓を歩くことだと説きます。山と麓、両方を歩くことで、その土地に住む人にとっての山の存在や、山という自然が作り出した風土、風土が作り出したモノを感じられるからです。
目指す笹ヶ峰高原へは、妙高高原駅からバスで行くことができます。雪を抱いた美しい山々を見ながら平坦な道を約4㎞歩きます。疲れたら休み、いいなと思った場所で足をとめて、自然の息吹を五感で感じる四角さん。
「山歩きでしんどいのは標高差です。アップダウンが多いとすぐに疲れてしまいますが、ここは標高差がほとんどなく、街歩きの感覚で歩けるのが良い点です。ふかふかの落ち葉を踏んだ時の音、落ち葉が土に還る香り、老木のごつごつした幹、清らかな高原の空気、それらすべてが五感を刺激して心を癒してくれます」と説明します。
自身の経験を踏まえて、初心者や体力がない人の山歩きにあると便利なグッズも紹介。リュックは、軽量で耐久性があり、疲れづらい構造のアウトドア専用のものを。雨具は、防水性と並んで体にかいた汗を放出する透湿性があるもの。ウェアは薄手のものを重ね着して、綿ではなく化繊やウールなど、体に水分をためないものを選ぶ。シューズは底に凹凸があるもので、足首まであるハイカットのものは捻挫がしづらい点が安心だそうです。
以前歩いた少し険しい中級者向けの火打山、湿原が美しい高谷池ヒュッテも紹介。宿泊は、雲海の上のホテルとして名高い日本有数の高原リゾート「赤倉観光ホテル」に宿泊、「絶景」に感動。そして、旅はふもとの街へ移ります。赤倉温泉では「熊の寝ころび湯」という足湯で「山の恵み」を感じ、鮎正宗酒造では「水の恵み」を感じ、雁木のあるまち上越高田へと続きます。
「自然×ホテル・温泉・お酒・食・まちの歴史という、山だけでも、まちだけでもない掛け算の中に、自分だけの旅の物語が生まれます。山歩きは、その土地を広く知るための最良のきっかけになります。旅行が、『旅』になる感覚を味わってほしいと思います」と結びました。
四角 友里(よすみ ゆり)/アウトドアスタイル・クリエイター、着物着付け師
1979年埼玉県生まれ。「山スカート」を世に広めた、登山ブームの立役者。全国での講演活動、執筆、アウトドアウェアのプロデュースなどを通して表現活動を続ける。和の感性を活かしたマーモットとのコラボウェアは多くの女性登山愛好者の支持を受け、世界的なアウトドアギアコンテストの「APEX Awards」を受賞するなど評価が高い。2010年、永住権を取得しニュージーランドに移住。トレーラーハウスや湖のほとりの家でアウトドアライフを送る。現在は拠点を日本に移し、四季折々の自然を味わいながら山歩きの魅力を伝えている。著書に『デイリーアウトドア』(メディアファクトリー)『一歩ずつの山歩き入門』(枻出版社)がある。現在、来春発売予定の新刊エッセイを執筆中。東京在住。
【イベント概要】
関西人のための「新潟のええとこ・うまいもんゼミナール」
第3回テーマ 「山と麓をめぐる、妙高山旅ものがたり」
講師 四角友里(アウトドアスタイル・クリエイター/着物着付け師)
日時 平成29年12月13日(水)18:30PM~20:00PM
会場 アサヒ ラボ・ガーデン(大阪富国生命ビル4階)
受講料 無料(新潟県のお土産付き) 定員/50名
※一般応募者から参加募集、抽選
主催 新潟県観光協会大阪観光センター
共催 新潟県上越地域振興局
運営 新潟のええとこ・うまいもんゼミナール事務局
〇お問い合わせ
新潟のええとこ・うまいもんゼミナール事務局(㈱140B)
(TEL.06‐4799‐1340、平日10時~18時)
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