大阪・関西万博会場内に提供する「森になる建築」の3Dプリントが完了
最大の生分解性の3Dプリント建築(一体造形)としてギネス世界記録TM認定
「森になる建築」は、大阪・関西万博の会期中(2025年4月13日から10月13日まで)、来場者が休憩等に使うことができる仮設建築物として会場内に施設提供するものです。最先端技術と手づくりを融合させてつくる建築物です。
「生分解性樹脂を構造材として一体造形した、世界最大の3Dプリント建築」として、10月25日にギネス世界記録TMに認定されました(※)。
(※)正式な登録名称は、以下の通り。
(日本語)最大の生分解性の3Dプリント建築(一体造形)
(英 語)Largest 3D-Printed biodegradable building (monolithic)
※現時点の想定であり、今後の技術開発等により変更する可能性があります。
今後は、伝統工芸の職人によってつくられた和紙に加え、ワークショップでつくる植物の種をすきこんだ和紙「シーズペーパー」と福祉施設でつくられた和紙を組み合わせて構造体に貼る外装工事、緑化工事を進め、来年4月の完成を目指します。
■「森になる建築」について
「森になる建築」は、2020年から2021年にかけて当社グループ従業員を対象に実施した「竹中グループが提案する日本国際博覧会(大阪・関西万博)パビリオンに関するアイデア」提案コンペにおいて「Seeds Paper Pavilion(シーズペーパーパビリオン)」として、最優秀賞に選定されたものです。
使い終わると廃棄物になる建築ではなく、みんなでつくる建築が種となり、使い終わったら森になるという未来の建築を描いた提案で、最先端の3Dプリント技術と手づくりを融合させてつくる建築です。
その後、このアイデアを具現化すべく本格的な技術開発体制を構築し、昨年5月より千葉県印西市の竹中技術研究所にて大型3Dプリンターでの試験を開始。本年4月に実物サイズの出力試験に成功しました。
大阪・関西万博では、「Seeds Paper Pavilion(シーズペーパーパビリオン)」を「森になる建築」と名付け、休憩に使える仮設建築物(2025年日本国際博覧会における建築基準法第85条第7項の規定に基づく)として、直径4.65m、高さ2.95mの建築物2棟を会場内に提供します。8月に万博会場敷地内「大地の広場」にて着工しました。
参考:当社公式YouTube Channel コンセプト動画
「Seeds Paper Pavilion -未来都市の種となる建築-」
https://www.youtube.com/watch?v=wLR1MDVhxsg
(参考)
■「森になる建築」の技術開発体制
3Dプリントや外装の植栽等の技術については、それぞれの分野の専門企業と協業し、技術開発を進めています。
参考リンク
2025年大阪・関西万博への竹中工務店の取り組み
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