台湾のアートロードトリップに出発! 「2023年第二回ロマンチック台三線芸術祭」開催中、8月27日まで
テーマは客家語で「彩りが多く美しい」という意味のFalabidbog(ファラビボ)。芸術祭を通じ伝統的な客家のイメージを覆します!
台三線の旅は、客家、先住民族、閩南(ミンナン)、日本の文化が融合したユニークなものとなっており、台湾のディープで多様な文化を体験できます。
芸術とイノベーションを通じ、台三線は「故郷を離れる道」から「故郷に帰る道」へ
蔡英文総統が「2023第二回ロマンチック台三線芸術祭」の開幕式に出席し、台湾で最長・最大の芸術祭の開幕を宣言しました。蔡総統は、「芸術祭の開催、多くの客家人が暮らす客家三六九(台三線、六堆、台九線)地域および客家文化芸術の復興まで、政府は国家レベルのパワーとリソースを駆使し、客家の言語、文化、産業を成長させ、客家の全面的な発展を推進してきました。ロマンチック台三線芸術祭は重要な国家政策であり、最も温かみのある、琴線に触れる、文化的感度の高いプロジェクトです。芸術とイノベーションを通じ文化を現地の文化産業へ昇華させ、『故郷を離れる道』から『故郷に帰る道』へ変化させました。」と述べました。
展示テーマは「浅山を歩く人々」です。チーフキュレーターの林怡華氏は、港千尋氏、馮馨氏、鄒婷氏の3人のキュレーターとともに、「浅山の生態」、「エスニックの織り成すもの」、「流動する記憶」、「世界の細道」などのサブテーマを設け、「私たちは皆同じ道を歩いている」という意味を表現しています。芸術祭には、台湾、日本、アメリカ、オーストラリア、アルゼンチン、フィリピン、ウクライナの7カ国から55組のアーティストが参加し、台三線の文化や歴史を知ることができる立体的で豊かな表現による作品を制作しています。陳湘馥氏の『眠れる少年』や廖建忠氏の『望郷』は、開発に起因する野生動物の苦境を表現しており、動物保護問題への意識を喚起しています。
見どころ2:台三線という独特な場所で、文化と歴史を物語る
今回芸術祭は、台三線エリアの狩猟のための山道、開拓、貿易、軍事など歴史的記憶の伝承を目指し、さまざまな特徴的な空間に作品を展示しています。苗栗(ミャオリー)公館(ゴングァン)にある台湾中油(CPC)の施設「出磺坑(チュファンコン)」は清の時代に原油採掘が始まったアジア最初の油井で、台三線の樟脳産業を語る上で欠かすことができません。また苗栗(ミャオリー)南庄(ナンジュアン)南埔小学校の隣には、日本統治時代の校長が暮らしていた日本式宿舎があります。記憶劇場『橋を架ける』となっており多様な民族の融和問題を考えさせられます。竹東(ジュードン)の長春医院や213年の歴史がある惠昌宮(フイチャンゴン)、北埔(ベイプー)の邸宅など、多くの歴史的建造物ともコラボレーションしています。
見どころ3:現地住民と新しい客家生活を共創する
客家の人々の生活環境は以前とは異なり、集落文化は失われつつあります。どのようなデザインを通じて、人と環境の関係を再構築できるのでしょうか。歴史や文化の記憶を現代の客家生活に反映できるのでしょうか。デザイン導入プロジェクトキュレーターチームであるHarvest Ideationは、地元コミュニティと深く関わり、コミュニケーションやフィールドワークを通じて、現地のコミュニティに残された記憶、信念、生活を探求しました。そして現地住民の協力のもと共同洗濯場の空間リデザイン『曉江亭 Laundry Co-op』や、客家の人々が信仰する客家三山國王廟(お寺)と共に参拝エリアや供物台を改修した『客家廟の読み解き方』などを作り上げました。また地元の年配の方々が経営する『Black Humor|Let’s Jam in GUANXI』は、地元特産品である仙草をテーマにした斬新なカフェです。キュレーターチームはこれらを通じ、客家の生活課題に対する革新的な解決策を見出し、新たな未来を築きました。
見どころ4:食卓でも「ファラビボ」!地元食材を使った芸術祭限定メニュー
飲食キュレーター「Grand Vision Co., Ltd. (鴻梅文創)」の王詩鈺氏は多くの飲食関係者と共に、「アートは生活の中に、芸術祭はあなたのそばに」というコンセプトの下、台湾ファミリーマートや金色三麦、現地の客家料理レストランとコラボレーションし、多くの芸術祭限定メニューを提供しています。
台湾ファミリーマート全4100店では、台三線現地の客家食材を使用した「香檬柑蜜極鬆餅(シトラス&マーマレードパンケーキ)」、「擂茶夾心匠土司(ハッカシリアルティートースト)」、「全家私品茶鮮橙気泡青茶(オレンジティーソーダ)」など12種類の客家フレーバー商品が販売されています。芸術祭展示エリアの一つ台北エリアおよび台三線沿いの4店舗は芸術祭限定店となっています。
また金色三麦のクラフトビール技術を融合させ「台三線オレンジビール」を数量限定で販売。台湾全土15店舗では「ファラビボの夏!アートで楽しく集う時」と題し、伝統的な客家の味を現代風にアレンジした「山の幸海の幸サラダ(柑橘シトラスソース)」、「客家風チキンと野菜のパスタ」、「客家風塩味の豚肉ピザ」などを提供しています。
同時に、台三線にある客家飲食店12店舗が、期間限定の「芸術祭実験キッチン」となっています。家庭でも客家料理を作りたい方のために、現地の梅干菜(塩漬けにしたからし菜を干したもの)、ジンジャーリリー(ハナシュクシャ)、シソ、紅麹などを使用した4種類の「ロマンチックカンカン(缶詰)」も提供されており、客家の漬物や発酵技術の魅力を紹介しています。
見どころ5:無料の芸術祭シャトルバスで思い立ったが吉日
芸術祭期間中運行される無料シャトルバスや公式ツアーコースは、台湾国内で有名な旅行会社ライオントラベル(雄獅旅遊)が企画運営しています。
無料シャトルバスは4路線が運行。台湾新幹線新竹(シンジュー)駅を出発する便は8時間の日帰りプランで、3つの展示エリア、北埔(ベイプー)、公館(ゴングァン)、出磺坑(チュファンコン)から東勢(ドンシー)まで一度に巡ります。またライオントラベルは海外からの旅行客向けに12以上の専用路線を企画しました。それぞれ少なくとも1つの展示エリアおよび作品を鑑賞することができます。ニーズに合わせてロマンチック台三線芸術祭をお楽しみいただけます。
・芸術祭シャトルバスの詳細はこちら: https://event.jwimarketing.com/romantic3/jp/transportation.aspx
・公式ツアーコースの詳細はこちら:https://event.jwimarketing.com/romantic3/jp/
見どころ6:芸術祭限定グッズを集めて「ファラビボ」を持ち帰ろう
台三線のカラフルなアート旅行に合わせ、キービジュアルチーム「Bito」は、Tシャツ、タオル、ピンバッジ(車と柿の2種)、ステッカー、虫よけスプレー、台三線で一番人気の動物「石虎(タイワンヤマネコ)」をデザインしたフィギュアや刺繍入り帽子、台湾ビールの芸術祭限定グッズ9アイテムを制作しました。
・「石虎(タイワンヤマネコ)」デザインの台湾ビール(缶)は台湾北部の小売店で販売されています。他のアイテムはロマンチック台三線芸術祭各サービスセンター、芸術祭関連マルシェで随時販売されています。詳しくは公式SNSをご覧ください。
「ロマンチック台三線芸術祭」は、幸せを感じられる、台湾をもっと好きになる芸術祭です。生命力溢れる台三線で、台湾で最もロマンチックなロードトリップを楽しみませんか?
・PV第一弾 〜ロマンチック台三線、ファラビボの旅へ出かけよう!〜
・PV第二弾 〜3に注目!台三線で客家の《三拍子浪漫旅》を発見〜
2023第二回ロマンチック台三線芸術祭(浪漫台三線芸術季)Romantic Route 3
会期|2023.6.24-8.27
場所|台北、桃園、新竹、苗栗、台中
展示エリア
● 台北エリア:松山文創園区 台湾デザインミュージアム
● 第一展示エリア:龍潭、関西、竹東、横山、北埔、峨眉
● 第二展示エリア:三湾、南庄、獅潭、公館
● 第三展示エリア:大湖、卓蘭、東勢
作品公開時間|公式サイトをご確認ください
公式サイト|https://www.romantic3.tw/jp/
主催|客家委員会、桃園市政府、新竹県政府、苗栗県政府、台中市政府
総合プロデュース|財団法人客家公共伝播基金会、左脳創意
キュレーション|藤木植人、擷果創意Harvest Ideation、鴻梅文創Grand Vision Co., Ltd.
キービジュアル|Bito
旅遊および輸送サービス|傑森整合行銷JWI MARKETING CO., LTD
協力団体|行政院農業委員会林務局東勢林区管理処、台湾デザイン研究院
地方協力|龍潭区公所、関西鎮公所、横山郷公所、竹東鎮公所、北埔鎮公所、峨眉郷公所、三湾郷公所、南庄郷公所、獅潭郷公所、公館郷公所、大湖郷公所、卓蘭鎮公所、東勢区公所(公所=役所)
コラボ企業|台湾中油、全家便利商店(台湾ファミリーマート)、台湾煙酒(TTL)、華夏グラス、金色三麦餐飲(LE BLE D'OR)、SESN 夏樹沐石
ボランティアコーディネート|洄游創生(Migratory creation)
宣伝物制作|The Affairs 編集者新聞
Special Thanks|中華文化総会、台湾観光協会、LINE
地方パートナー|台三線芸術祭学校
公益パートナー|台湾石虎保育協会
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