セルプロジャパン、血液加工由来サービス「PDF-FD」に関わる新しい技術の特許出願完了のお知らせ
2025 年3月12日
各 位
当社の100%子会社であるセルプロジャパン株式会社(本社: 神奈川県藤沢市、代表取締役社長:
佐俣文平、以下、セルプロジャパン)は、このたび、血液加工由来サービス「PDF-FD(※)」(以下、「PDF-FD」)のバリューチェーン(*1)において、同社独自の加工技術による成長因子を高濃度で抽出する新技術を開発し、当該技術に係る特許出願を完了しましたので、お知らせいたします。
(※)Plasma Derived Factor-Freeze Dry(血漿由来因子治療)
■当該特許技術の血液加工サービスのバリューチェーンにおける位置づけ

■当該特許技術の特長
当該技術は、重症度に応じた血液加工物の使用量増加や治療部位による注入許容量の制限に対応するため、成分濃度の向上が求められていた現場のニーズに基づいて開発されました。従来技術による「PDF-FD」の高い安全性を維持しつつ、加工技術における含有因子量が従来技術と比較しPDGF-BBが約20倍増加、TGF-β1が約6倍増加と成分濃度を高めることに成功いたしました。
■当該技術の発明者であり同社代表取締役社長 佐俣文平のコメント
現在、日本国内では高齢者人口が高止まりする中、膝関節疾患の推定患者数は約2600万人以上に達するとされています。このような中でひとつでも多くの治療選択肢を提供することは、アンメット・メディカル・ニーズに応えるための重要な一歩と考えています。
おかげさまで「PDF-FD」は提携院数500院を越え、また受託件数は累計1万件を越えるサービスとなりました。医療現場での悩みに耳を傾け、ディスカッションを深めることで、真に求められるサービス提供に取り組んでまいりたいと思います。セルプロジャパンでは、引き続き、膝関節疾患治療をはじめ、様々な領域に最適なソリューション展開に向けて、高い技術開発力を用いた製品開発、サービス提供及び特許戦略に取り組んでまいります。

■セルプロジャパンについて
アカデミアで最先端の幹細胞研究に携わる現役の研究者が設立したバイオベンチャー企業。幹細胞研究の知見を活かし再生医療の普及・発展に貢献するべく、製品・原料の研究開発を行っています。ヒト幹細胞由来培養上清液の開発技術を保有しており、徹底したドナースクリーニングや製造管理、検査体制により高品質かつ安全性の高いサービス提供を実現しています。
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