BYAKU Narai 開業2周年を迎える2023年8月4日(金) 2棟の歴史的建造物を新たに改修し、増床リニューアルオープン
重要伝統的建造物群保存地区における古⺠家活用プロジェクト
全国各地で地域の課題解決に取り組む株式会社47PLANNING(本社:福島県いわき市、代表取締役 鈴⽊賢治)は、⽂化庁の重要伝統的建造物群保存地区(※注1)に選定されている中⼭道の宿場町 奈良井宿(長野県塩尻市)で、新たに2棟の古民家を改修・活用し、BYAKU Narai(全12室)を4棟16室に増床し、2023年8月4日(金)にリニューアルオープンいたします。また、各予約サイトにて本日より宿泊予約の受付を開始しましたのでお知らせいたします。 公式HP → https://byaku.site/
長野県初の分散型宿泊施設 BYAKU Naraiは、宿場町内に点在する客室に滞在し、地域の百の物語に出逢う宿として、2021年に全12室で開業いたしました。開業2周年を迎える2023年8月4日(金)に新たにオープンするのは、ゆったりと部屋食スタイルでお寛ぎいただける「島茂屋(シマモヤ)」(3部屋)と、プライベートサウナ付きの一棟貸し古民家「かね上屋(カネカミヤ)」(1部屋)の2棟4部屋です。
※注1)重要伝統的建造物群保存地区:昭和50年の⽂化財保護法の改正によって伝統的建造物群保存地区の制度が発⾜し、城下町、宿場町、⾨前町など全国各地に残る歴史的な集落・町並みの保存が図られるようになりました。市町村は、伝統的建造物群保存地区を決定し、地区内の保存事業を計画的に進めるため、保存条例に基づき保存活⽤計画を定めます。国は市町村からの申出を受けて、我が国にとって価値が⾼いと判断したものを重要伝統的建造物群保存地区に選定します。令和3年8⽉2⽇現在、重要伝統的建造物群保存地区は、104市町村で126地区(合計面積約4,023.9ha)あり、約30,000件の伝統的建造物及び環境物件が特定され保護されています。
※ 引⽤元/ ⽂化庁HP(https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/hozonchiku/
1)島茂屋 Shimamo-ya について
築150年を越える類稀な大きさの土蔵が目を引く島茂屋は、小白木問屋として財を成し「島茂材木店」や「奈良井合同運送」など時代に則した様々な事業を興しただけでなく、代々楢川村議員を務め地域経済の発展に尽力した名家です。
広い中庭から山の木々を近くに感じる事が出来るこの場所は、近年「三澤漆器店」として、訪れる人々に木曽漆器の魅力を伝えてきました。
・百十三 座敷飾りに追想する、主のおもてなし
・百十四 木曽の山々に抱かれ、朝、目覚める
・百十五 荘厳な小屋梁に触れ、悠久の時を感じる
□ 部屋食スタイルの新しいご夕食メニュー
島茂屋3部屋のご夕食は、レストラン「嵓 kura」で提供している新郷土料理を、部屋食スタイルにアレンジした専用メニューでご提供いたします。お部屋でゆったりとお寛ぎいただきながら、プライベートな空間でご夕食をお楽しみいただけます。※ご朝食はレストラン「嵓 kura」でご用意いたします。
2)かね上屋Kanekami-ya について
江戸時代から寺の参道脇に存するかね上屋は、時に住職、時に僧官と、寺関係者が代わる代わる暮らしていた寺前でした。間口2間、奥行6間の居住空間は、奈良井宿下町(シモマチ)の伝統的家屋として特定物件に指定されています。
・百十六 江戸時代の生活に、自らを重ねる(築200年を越える歴史的建造物を一棟貸切できる特別なお部屋)
□ 忙しなく過ぎゆく日常から開放されるプライベートサウナ
サウナで静かに自分と向き合った後は、お寺の石垣を眺めながらの外気浴で心と身体をリフレッシュ。畳の間に正座して目を閉じ、江戸時代の暮らしに思いを馳せれば、日常の喧騒を忘れ、ゆったりとした贅沢な時間を過ごす事ができます。
3)建築設計・空間プロデュース / Fumihiko Sano Studio佐野 文彦氏
佐野 文彦/Sano Fumihiko (Fumihiko Sano studio代表)
1981年奈良県生まれ。
京都・中村外二工務店に数寄屋大工として弟子入り。年季明け後、設計事務所などを経て2011年独立。2016年文化庁文化交流使として世界16か国を歴訪し各地の文化と交わる数々のプロジェクトを敢行。独自の経験から得た技術と感覚を活かし、建築からアートまで領域横断的に活動している。
[主な展示会]MOT satellite/東京都現代美術館(2017)、Design Miami/Basel (2017)、Undefined Object/Salvatore Ferragamo(2019)、Sence Island(2019)、Mind Trail(2020)、そこには何か見えたか /Nadoya Ebisu (2021)
跳躍するつくり手たち/京都市京セラ美術館(2023)
[主な受賞歴]EDIDA 2014 ELLE DECO Young Japanese Design Talent(2014) 、IF design award (2017)、Good design award (2021)、FRAME AWARD 2022 Emerging Designer of the Year(2022)
(佐野氏コメント)
初めて奈良井を訪れた時、「こんな場所が実際にあるのか」と驚いたのを思い出す。
日本中から地域性や土着の景観といったものの多くが失われて久しい。駅を出るとロータリーを囲むようにチェーン店やビジネスホテルが立ち並ぶのが当たり前になってしまった。奈良井の駅に降りたつと、そこには200年以上前の中山道の宿場町が残されていた。車と電気の光を無くせばまるで江戸時代、映画のセットのようなその景色は、現実とは思えない姿だ。
そんな昔から変わらない通りの中に、私たちが手を加えた空間がひっそりと佇み、奈良井の景観の一部として訪れる人々を迎えられることを嬉しく感じている。
4)アートワークプロデュース / Palab(パラボ)
Palab(パラボ)
2012年より活動を開始。産業廃棄物や、その土地ならではの無意識に見過ごされているものなど、意図せず偶発的に生まれた端材を集め、 それらを「同時並行世界 (parallel) の素材」と仮定し、 そこから見えてきた世界を描き出す研究所のようなクリエイティブユニット。主に「産業の端材」や「街の端材」を素材として扱う。
[主な展示会]air surface/GALERIE AZUR Shibuya(2012)、G-/lebain gallery Nishiazabu(2013)、シー&ピー/PLUS Akasaka(2014)、parallel laboratory・/MTRL KYOTO(2017)、霧の芸術祭/亀岡市(2021)、まちがえ展あそんで展/文喫 六本木店(2021)
(Palabコメント)
奈良井宿という歴史的な街並みの中で、古民家再生というのは意義ある取り組みだと思う。その再生の中で、必要と不必要をふるいにかけることは必然だが、その中で無意識に不必要とされるものの中にも、視点を変えると生まれ変わるものもある。今回のアートワークは、本プロジェクトの再生前の建物内で使用されていたものであり、これらに触れることで奈良井の歴史の一部に触れ、その文化に想いを馳せるきっかけになれば嬉しく思う。
5)suginomori breweryについて
2012年より休眠状態にあった 杉の森酒造 を 2021年に「suginomori brewery(スギノモリ・ブルワリー)」として再生し、2022年より naraiを販売開始。「醸造のその先へ」をスローガンに、伝統を守りつつ、自由な発 想で酒造りに挑戦し続けて います。
この度、 日本酒の元旦7月1日に合わせ、酒蔵と線路を挟み向かいの倉庫を改修した作業 (sagyo) の場と、日本酒 naraiを楽しむ場 (bar)が融合した「sagyobar (サギョーバー ) by suginomori brewery」及び日本酒の移動販売車「suginomori wagon」をグランドオープンします。
※「sagyobar」と「suginomori wagon」に関する情報
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000094949.html
《施設概要》
□歳吉屋(トシヨシヤ)
所 在 地:⻑野県塩尻市奈良井551
敷地面積:1,768.15㎡
改修設計:株式会社⽵中⼯務店
施 ⼯:北信⼟建株式会社
⽤ 途:ホテル、レストラン、バー、温浴施設、酒蔵
□上原屋(ウエハラヤ)
所 在 地:⻑野県塩尻市奈良井607
敷地面積:260.1㎡
改修設計:株式会社ツバメアーキテクツ一級建築士事務所
施 ⼯:株式会社野⽥建設
用 途:ホテル、ギャラリー
□島茂屋(シマモヤ)
所 在 地:⻑野県塩尻市奈良井581
敷地面積:298.85㎡
改修設計:Fumihiko Sano Studio
施 ⼯:株式会社野⽥建設
⽤ 途:ホテル、ラウンジ
□かね上屋(カネカミヤ)
所 在 地:⻑野県塩尻市奈良井664
敷地面積:57.05㎡
改修設計:Fumihiko Sano Studio
施 ⼯:有限会社尾崎建築
⽤ 途:ホテル
【株式会社47PLANNING 会社概要】
□本 社:〒970-8026 福島県いわき市平字白銀町2-10
□代 表 者:代表取締役 鈴木 賢治
□設 立:2009年6月
□U R L: http://47planning.jp
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