メタバースは広告か、ゲームチェンジャーか? R/GA、「Game Changers 2022」に登壇
当社アジア地域SVP兼マネージングディレクター ドロシー・ペン(Dorothy Peng)とECD エド・チェン(Ed Cheong)がメタバースでのブランドの在り方について提案
11月9日、シンガポールにて、Campaign Asia主催の「Game Changers 2022」にR/GA(本社:米国ニューヨーク、グローバルCEO:ショーン・ライオンズ(Sean Lyons))の、アジア地域SVP兼マネージングディレクター ドロシー・ペン(Dorothy Peng)とECD エド・チェン(Ed Cheong)が登壇いたしました。
セッションの中で、ペンは、所属意識や、自己表現、認知、他人とのつながり、進歩の感覚、自己実現といった人間の中核的側面は、すでにメタバースの中で具体化されているとした上で、「人は社会的な存在です。そして、その社会性・コミュニティの感覚こそが、ブランドがメタバースで活用すべきものなのです。すなわち、メタバースは私たちの感情のための共同空間と言えます」と述べました。
また、2022年にR/GAがメタバースユーザーを対象に行った調査結果を紹介。回答者の68%が、アバターは物理的な世界では不可能な自分の一面を表現していると答えたほか、65%がアバターを自分の延長だと感じていることが明かになったことを踏まえ、「建築家は帰属意識を醸成するために空間をデザインします。メタバースも同様ではないでしょうか」とチェンは問いかけました。
さらに、これまでにメタバースで成功を収めたブランドの事例を紹介。そうしたブランドは、ファンやフォロワーに安全な空間を提供するだけでなく、物理的な世界では得られない帰属意識を確立していました。
締めくくりに、メタバースでのブランド体験を構築するために、「ピュアリストと現実主義者の両方と協力することが必要でしょう。ピュアリストは、とある分野の技術や競合他社を理解しています。しかし、同時に、常に「なぜ」と問いかける現実主義者と共に仕事をすることも重要です。お互いのスイートスポットが一緒になったとき、魔法が生まれるかもしれません。」とチェンは話しました。
R/GAについて:
私たちR/GAは、より人間らしい未来を目指し、ビジネスとブランドをデザインするグローバルエージェンシーです。16カ国にオフィスを構え、44年にわたり新しいテクノロジーとヒトとを繋いできました。R/GAでは、ブランドとは単に広告を通じてヒトにつながるものではなく、様々なインタラクションによって関係を築いている一つのオペレーションシステムとして捉えています。そのために企業の目的を明確にし、それを実現するための仕組みをデザインします。私たちにとっての最高の仕事とは、さまざまな人やスキルが大胆に絡み合い、新しいものが生み出されたとき。R/GAは、単なるオフィスのネットワークではなく、才能豊かな、1600人のグローバルネットワークを通じて新しい提案を生み出す組織です。
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