40年ぶりの新紙幣発行を、米菓業界の起爆剤に。京都のあられ処が挑む、伝統のかき餅×革新のフードプリント。
7月3日に発行される新紙幣を記念して開発された本商品は、洋菓子やチョコレート、最近ではグミなどの影響で若者の米菓離れが進む中、「少しでも米菓に興味を持ってもらえたら」との店主の想いにより、伝統的な素焼きのかき餅に可食印刷(フードプリント)を施しました。
■米菓の魅力を後世に伝えたい…
『かき餅』は、正月に供えられた鏡餅から由来します。鏡開きの際、鏡餅に刃物を入れて切ることを忌み嫌い、餅を手で欠いた(割った)ことから、手で欠いた餅、『かき餅』と呼ばれるようになりました。
『あられ』は、小さく丸い形状が冬の霰(あられ)に似ていることからその名が付けられました。これらの歴史は非常に古く、紀元前の垂仁天皇の時代に大国主命が「元旦に紅白の餅を祭ることで幸福がもたらされる」と教えられたことから始まったとされています。
「菓匠宗禅がこの古来からのかき餅造りに取り組むことで、多くの方々に食文化や歴史、そしてその魅力を伝え、あられ文化を未来へと継承する一助になれば。」と、店主の山本宗禅は語ります。
■40年ぶりの人物変更も
今回の新紙幣には、日本の偉大な歴史的人物3人が描かれています。
まず、新しい1万円札には日本の近代経済学の父と呼ばれる渋沢栄一が登場します。彼は日本初の銀行を設立し、日本の近代化に多大な貢献をし、数々の企業の設立に携わったことで知られています。1万円札の人物変更は実に40年ぶりとなります。(前回の人物である福沢諭吉の1万円札の発行開始日は1984年)
5千円札には、津田梅子が描かれています。津田梅子は日本初の女子留学生として、女性の教育と社会進出に尽力した先駆者です。
そして、新しい千円札の人物は、医学者であり細菌学の権威である北里柴三郎です。彼は日本の医学の発展に大きく寄与し、破傷風治療の開発など数々の功績を残しました。
■「誰も取りこぼさない」との想いに共感して
本商品の売上の一部は、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(以下、むすびえ)に届けられます。
むすびえでは、「こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくる。」をビジョンに掲げ、活動しています。
店主は、「この新紙幣記念かき餅が、むすびえさんへの支援を通して、SDGSの目標である『持続可能な誰もが平等で貧困や飢えのないやさしい社会』の実現に少しでもお役に立てば幸いです。」と話します。
■伝統と革新の融合
「新紙幣の発行という歴史の転換点を、米菓業界の革新の起爆剤にしたい。」と店主は意気込みます。
新紙幣発行を機に、伝統(昔ながらのかき餅)×革新(新紙幣のフードデザイン)が一体となったこの商品が生まれ、さらに日本の本物の菓子文化の継承につながっていくことが期待されます。
商品概要
・商品名 :新紙幣記念 かき餅
・内容量 :10枚入り
・価格 :1,080円(税込)
・発売日 :2024年6月1日(土) 10:30より販売を開始いたします
・販売場所:西陣本店
:オンラインショップ(https://souzen.co.jp/c/prikaki)
商号:京西陣菓匠 宗禅有限会社
住所:〒602-8493 京都府京都市上京区寺之内通浄福寺東角中猪熊町310-2
電話:0120-040-009/075-417-6670
E-mail : office@souzen.co.jp
【京西陣菓匠 宗禅 店主 山本宗禅について】
昭和48年8月18日生。かきもち・せんべい「長寿堂恵佳」の4代目として23歳でこの道を継ぐも2億4千万円という多額の借金を背負うことに。
そんな中24歳でたこ焼きをせんべいにした「たこべえ」がヒット。大阪の代表的なお土産品となる。経営に紆余曲折がありながらも「本物の技・味を追求し、より良き文化を後世に継承したい」と考え、京都に京西陣菓匠 宗禅を26歳で創業。
日本で唯一の上技物師として京のあられ・おせんべいを焼き続けるとともに、味はもちろんのこと見た目も美しい最高峰のあられ「上技物(じょうわざもの)あられ」を創る、現在日本で唯一の職人。そのあられは皇室やドバイ王室をはじめ、世界五つ星ホテルにて使用されている。
32歳でカフェの経営も始め、日本で初めてわらび餅の冷凍に成功、餅だけでなく饅頭の成形技術も日本一となり、京都御所の特別拝観において日本で初となるカフェの御用命を賜る。
また、大手メーカーのオリジナルスイーツや、PB商品などのプロデュースも手がけ幅広く携わっている。山本が発起人となった、新型コロナウイルスからの救済支援プロジェクト、「菓子製造メーカー救援プロジェクト」の参加企業は21ブランドを超え、販売セット数は1万1,000セットを超え、6,600万円分のフードロス削減に貢献したことで話題となった。
コロナ禍では売上昨年対比99%減と倒産危機まで落ち込み、そこから売上をコロナ前の3倍以上に増やし見事に復活させた。
コロナ禍でもがき苦しんだからこそ、その実体験が誰かの役に立てばとの想いにより、現在noteにて、『コロナ禍の軌跡 泣き虫社長の大奮闘記』と名づけ投稿をスタートさせている。
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