2022年 社長年頭挨拶(要旨)
当社社長 井手 博は仕事始めの1月5日朝,IHIグループ全従業員向けに新年の挨拶を行いました。要旨は以下のとおりです。
~社会課題への飽くなき挑戦で「自然と技術が調和する社会」を創る~
昨年も新型コロナウイルスの影響が残る一年であった。ワクチン接種が進み,収束の気配が見え始めた中でオミクロン株が出現するなど,今後も対策の継続が必要な状況である。また,国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)において合意文書が採択されるなど,気候変動に対するさまざまな取り組みが世界規模で加速している。
このように,世界中の人々が協力して取り組まなければならない課題に直面する中で,IHIグループは何を志し,どのように前に進んでいくべきか,3つのテーマに沿ってお伝えしたい。
①逆風を推進力に変える
上述の環境変化は,民間航空エンジンやボイラなど,IHIの既存事業に大きな影響を及ぼしている。このような逆風を,新たな価値を創造するための推進力に変えていくことが大切である。環境の変化によって生じる新たな社会課題をどのように解決するかを考え抜くことで,イノベーションを起こすことができる。
IHIはエネルギー分野でCO2排出削減の重要性を見据え,10年以上前からアンモニア燃料に着目し,その燃焼技術の開発に取り組んでいる。この技術が現在,気候変動対策の1つとして世界中で注目されている。
極めて不確実性が高く,先が読めない時代であるからこそ,お客さまや社会にとって付加価値の高い製品やサービスをタイムリーに提供し,「IHIグループが新たな市場を創る」という気概をもって進むべきであると考えている。そのために,社会課題に真正面から向き合っていこう。
②社会課題への飽くなき挑戦
IHIグループは,昨年11月に「IHIグループのESG経営」を公表した。ESG経営とは「環境・社会に配慮し,持続可能な社会の実現に向けて事業活動を行い,企業価値を向上すること」である。私たちは,「ESG」という言葉がなかった創業当時から現在に至るまで,各時代の社会課題を解決してきた。そのようなIHIグループのあり方そのものが,ESG経営であると考えている。
CO2排出削減技術の研究開発,その技術を有する製品の製造や販売,工場や事業所設備の効率的な運用の検討や実行など,事業活動の取り組みに直接,間接的に関わる一人ひとりの業務が「IHIグループのESG経営」に確実につながっている。これからも時代と共に変化する社会課題に向き合い,ESGを価値観の軸に据えて,新たな価値を創造しつづけよう。
③「個」の力を解き放つ
新たな価値を創造するためには,新しい考え方や技術が必要になる。そのために,多様な人材から提起された発想を受け止め,イノベーションに転換できる環境を整えなければならない。また,異なる経験や価値観,視点を広く受け入れることで,不測の事態に対処できる柔軟性が引き出される。これらは,変化に強い組織をつくるために,重要なことである。
一人ひとりが多様性を認め合い,生きがいと働きがいを持つことが,IHIグループの企業価値向上の原動力になる。「個」の力を結集し,多様性を尊重して,大きな力を発揮しよう。
【「プロジェクトChange」最終年度に向けて】
環境変化に即した事業変革の取り組みである「プロジェクトChange」では,「自然と技術が調和する社会を創る」ことを「ありたい姿」と位置づけ,成長事業の創出を目指している。この「ありたい姿」の実現に向けて,皆さんも従前のやり方や常識,自身の所掌範囲にとらわれることなく業務全体を見渡し,やるべきことを「自分事」として捉え,主体的に考えて,行動してほしい。
最後に,事業活動と新型コロナウイルス感染拡大防止の両立に尽力いただいている皆さんの努力に深く感謝申し上げる。これからも,「安全衛生管理の強化」と「感染防止対策の徹底」を継続して,安心・安全な職場づくりに取り組んでいこう。
~社会課題への飽くなき挑戦で「自然と技術が調和する社会」を創る~
昨年も新型コロナウイルスの影響が残る一年であった。ワクチン接種が進み,収束の気配が見え始めた中でオミクロン株が出現するなど,今後も対策の継続が必要な状況である。また,国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)において合意文書が採択されるなど,気候変動に対するさまざまな取り組みが世界規模で加速している。
このように,世界中の人々が協力して取り組まなければならない課題に直面する中で,IHIグループは何を志し,どのように前に進んでいくべきか,3つのテーマに沿ってお伝えしたい。
①逆風を推進力に変える
上述の環境変化は,民間航空エンジンやボイラなど,IHIの既存事業に大きな影響を及ぼしている。このような逆風を,新たな価値を創造するための推進力に変えていくことが大切である。環境の変化によって生じる新たな社会課題をどのように解決するかを考え抜くことで,イノベーションを起こすことができる。
IHIはエネルギー分野でCO2排出削減の重要性を見据え,10年以上前からアンモニア燃料に着目し,その燃焼技術の開発に取り組んでいる。この技術が現在,気候変動対策の1つとして世界中で注目されている。
極めて不確実性が高く,先が読めない時代であるからこそ,お客さまや社会にとって付加価値の高い製品やサービスをタイムリーに提供し,「IHIグループが新たな市場を創る」という気概をもって進むべきであると考えている。そのために,社会課題に真正面から向き合っていこう。
②社会課題への飽くなき挑戦
IHIグループは,昨年11月に「IHIグループのESG経営」を公表した。ESG経営とは「環境・社会に配慮し,持続可能な社会の実現に向けて事業活動を行い,企業価値を向上すること」である。私たちは,「ESG」という言葉がなかった創業当時から現在に至るまで,各時代の社会課題を解決してきた。そのようなIHIグループのあり方そのものが,ESG経営であると考えている。
CO2排出削減技術の研究開発,その技術を有する製品の製造や販売,工場や事業所設備の効率的な運用の検討や実行など,事業活動の取り組みに直接,間接的に関わる一人ひとりの業務が「IHIグループのESG経営」に確実につながっている。これからも時代と共に変化する社会課題に向き合い,ESGを価値観の軸に据えて,新たな価値を創造しつづけよう。
③「個」の力を解き放つ
新たな価値を創造するためには,新しい考え方や技術が必要になる。そのために,多様な人材から提起された発想を受け止め,イノベーションに転換できる環境を整えなければならない。また,異なる経験や価値観,視点を広く受け入れることで,不測の事態に対処できる柔軟性が引き出される。これらは,変化に強い組織をつくるために,重要なことである。
一人ひとりが多様性を認め合い,生きがいと働きがいを持つことが,IHIグループの企業価値向上の原動力になる。「個」の力を結集し,多様性を尊重して,大きな力を発揮しよう。
【「プロジェクトChange」最終年度に向けて】
環境変化に即した事業変革の取り組みである「プロジェクトChange」では,「自然と技術が調和する社会を創る」ことを「ありたい姿」と位置づけ,成長事業の創出を目指している。この「ありたい姿」の実現に向けて,皆さんも従前のやり方や常識,自身の所掌範囲にとらわれることなく業務全体を見渡し,やるべきことを「自分事」として捉え,主体的に考えて,行動してほしい。
最後に,事業活動と新型コロナウイルス感染拡大防止の両立に尽力いただいている皆さんの努力に深く感謝申し上げる。これからも,「安全衛生管理の強化」と「感染防止対策の徹底」を継続して,安心・安全な職場づくりに取り組んでいこう。
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