団地でのコミュニティーやリノベーション実績3件が「2023 年度 グッドデザイン賞」を受賞
UR賃貸住宅の管理・修繕を長年担ってきたJSは遊休施設を利活用したコミュニティ拠点運営2件、UR都市機構は団地の外壁修繕における細やかな施策から生まれた景観デザイン1件が、日々の暮らしの質の向上を目指し、個別の課題に対応した丁寧で意欲的な施策であると評価されました。
これからも両社のパートナーシップや強みを活かし、団地の価値向上を進めてまいります。
〈受賞概要〉
1 リノベーション施設の地域コミュニティ創り “食”や“本”を通じたコミュニティ拠点の運営
(グッドデザイン・ベスト100)
カテゴリー:建築(公共施設)・土木・景観
受賞企業:日本総合住生活株式会社
〈グッドデザイン賞審査委員 評価コメント〉
「長年URの団地の管理・修繕を担ってきた企業が、物的環境のメインテナンスだけでなく、コミュニティのメインテナンスに取り組む事業と言える。団地ごとの特性と空間資源の組み合わせに若手コミュニティ・マネージャーのアイディアを加え、その場所場所の新たなコミュニティの場が創出されている。団地をよく理解した上での多様な場づくりの大らかなトライアルが、これからのモデルを生んでいく土壌としても機能していると高く評価した。」
〈グッドデザイン賞受賞ギャラリー(リンク) 〉
https://www.g-mark.org/gallery/winners/20448
2 コミュニティ型複合施設 「団地キッチン」田島
カテゴリー:建築(産業/商業施設)
受賞企業:日本総合住生活株式会社
つばめ舎建築設計、株式会社みのべ建築設計事務所、株式会社マック
〈グッドデザイン賞審査委員 評価コメント〉
「団地内外の住民が気軽に利用できる場として、立地、既存建物の佇まい、機能、それぞれの空間の広さ等、全てが、日常感がありながら丁寧なデザインによってうまく組み合わされ、全体として魅力的な場が生まれている。どのように企画を進めて行ったのか気になるが、例えば単なるシェアキッチンではなく菓子製造ができるキッチンとすることで、小さなチャレンジを支えることが想定されているなど、非常に細かやかに企画がなされていることも評価した。」
〈グッドデザイン賞受賞ギャラリー(リンク) 〉
https://www.g-mark.org/gallery/winners/16378
3 集合住宅の外壁修繕工事 千葉幸町団地・尾山台団地・左近山団地
カテゴリー:建築(中〜大規模集合・共同住宅)
受賞企業:独立行政法人都市再生機構 東日本賃貸住宅本部
〈グッドデザイン賞審査委員 評価コメント〉
「色彩計画とサイン計画を連動させたことで明らかになった景観デザインの可能性が、審査委員から高く評価された。団地建築の外壁改修の機会に住民らを巻き込んで、建物へのアクセス性や周辺からの見え方の特徴をデザインに活かしている。規模を伴う改修プロジェクトでこのような丁寧な取り組みやデザインに敬意を表する。団地といえば、ハードの改修とソフトの取り組みによって、新しい交流の場づくりも行われている。今後は景観デザインと場づくりのデザインとを掛け合わせ、団地再生の意欲的なモデルへと発展することを願う。」
〈グッドデザイン賞受賞ギャラリー(リンク) 〉
https://www.g-mark.org/gallery/winners/17927
※グッドデザイン賞は、1957年に通商産業省によって創立された「グッドデザイン商品選定制度」を(財)日本産業デザイン振興会(現在の公益財団法人日本デザイン振興会)が承継し、1998年に新たにスタートした、わが国で唯一の総合的デザイン表彰制度です。製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られ、かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・表彰しています。
・受賞パネル:リノベーション施設の地域コミュニティ創り “食”や“本”を通じたコミュニティ拠点の運営
・受賞パネル:「団地キッチン」田島
・受賞パネル:集合住宅の外壁修繕工事 千葉幸町団地・尾山台団地・左近山団地
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