外科系医療者のためのスマート手術台帳「OpeOne（オペワン）」を開発・提供するクオトミーが、シードラウンドで1億円の資金調達を実施

株式会社クオトミー

2024年7月30日 11時00分

外科系医療者のための医療DX「オペワン」を提供する株式会社クオトミー（東京都千代田区、代表取締役CEO 大谷隼一、以下「当社」）は、シードラウンドにおいてQXLV（クオンタムリープベンチャーズ）をリード投資家として、East Ventures、個人投資家、既存株主であるライフタイムベンチャーズを引受先とした総額1億円の資金調達を実施したことをお知らせします。

■ 背景と目的

2024年4月施行の働き方改革により、医師の時間外労働削減が喫緊の課題となる一方で、医療の質と安全性を維持しながら、いかに効率化を図るかが大きな課題となっています。

外科系医療では、手術を中心としたチーム医療が不可欠です。従来、症例情報の共有や議論は、主に早朝や夜間の時間外業務で行われるカンファレンスを通じて行われてきました。これらの機会は医療機関内のノウハウ構築や技術継承に重要な役割を果たしてきましたが、同時に長時間労働の一因ともなっていました。

当社は、この課題に対応するため、外科系医療者向けに「スマート手術台帳のOpeOne（以下オペワン）」を開発しました。

「オペワン」は、AI-OCR技術を活用し、外科系医療者がいつでもどこでも、チームの手術症例情報を簡単かつ安全に確認・共有できるシステムです。これにより、非同期的なコミュニケーションが可能となり、時間外で行っていた業務時間を大幅に削減できます。

「オペワン」を導入すると、救急外来や外勤先など、従来手術予定の確認が困難だった場所でも即時的にチーム内の手術スケジュールが確認可能となり、手術枠の最適化にも貢献します。これは、医療資源の効率的な活用とより迅速な患者さん対応に繋がります。

製品ページ：https://guide.opeone.com/

このたび調達した資金は、「オペワン」のさらなる開発と機能拡張にあてる予定です。特に、生成AIなどの最新テクノロジーを活用した機能改善や、医療機関内の他部署への展開を重点的に進めてまいります。当社は、「オペワン」を通じて、外科系医療者の働き方改革を支援するとともに、医療の質と安全性の向上に貢献してまいります。

■ 引受先からのコメント

クオトミーの『OpeOne（オペワン）』は、外科系医療現場の効率化や技術承継において極めて重要なソリューションになると大きな期待をしています。代表の大谷さんは外科医として15年以上の経験を持ち、その豊富な知見を活かし現場に寄り添ったプロダクトは、医師だからこそ実現できるものです。冷静ながらも熱意に満ちた大谷さんのリーダーシップにより『OpeOne（オペワン）』は医療現場に革命をもたらし、持続可能な医療の未来を築いていくことをQXLVとしても応援していきます。

日本の医療、特に外科医療は臨床現場にいらっしゃる医療従事者の方々の献身によってギリギリのところで提供されてきましたが、本格的な高齢化社会が到来する2025年を目前に控え、抜本的な変革が求められています。大谷さん率いるクオトミーであれば、この巨大な課題の解決をできると確信し、プレシードラウンドから引き続き追加出資させて頂きました。ご一緒いただける方、お待ちしております！

■ 代表者コメント

2024年4月から始まった医師の働き方改革は、外科系医師に新たな課題をつきつけました。手術という医療はフィジカルな行為かつチーム医療であるため業務効率化が難しく、さらに業務効率化をつきつめると手技の技術継承・ノウハウの伝達ができない、という課題があります。

弊社では代表の自分が若手～指導医まで外科系医師としての立場を経験してきたことを活かして、この大きな課題に対してスマート手術台帳OpeOne（オペワン）を開発・提供しています。今回、経験豊富な皆様に株主としてご参画いただけることになり、より一層の信念と情熱をもって、手術に関わる医療者全体がより良い働き方になる世界を創っていきます。

株式会社クオトミー

【株式会社クオトミー会社案内】
会社名　：株式会社クオトミー
所在地　：東京都千代田区外神田2-3-6 成田ビル3階
設立　　　：2017年12月
代表者　　：大谷　隼一（代表取締役、医師）
企業サイト：https://www.quotomy.co.jp/
事業内容：医療機関向けスマート手術台帳OpeOneの開発・提供、外科系医師の研鑽の場OPENOVA運営　

【Copyright/商標】
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