アニマルスピリッツ2号ファンド、セカンドクロージングで約56億円に 中小 機構などが参画、設立5か月で4社へ投資
ニコン初のスピンオフ企業・クロスセクターへのリード投資など、「国を守る」「フロンティアを拓く」の両テーマで投資を本格化

ベンチャーキャピタル事業を行うアニマルスピリッツ合同会社(代表パートナー:朝倉祐介、以下「当社」)は、2号ファンド「アニマルスピリッツ26投資事業有限責任組合」(以下「本ファンド」)において、2026年9月29日付でセカンドクロージングを実施し、出資約束金額の総額が約56億円となったことをお知らせします。
本ファンドは2026年4月30日の設立以降、「国を守る」「フロンティアを拓く」の2つのテーマで4社に累計約7億円を投資しています。
■ セカンドクロージングの概要
今回のセカンドクロージングでは、独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)のファンド出資事業(起業支援ファンド)による出資をはじめ、機関投資家からの出資を新たに受け入れました。
設立時のファーストクロージングと合わせ、本ファンドには、公的機関、信託銀行、地域金融機関、学校法人など多様な機関投資家がLPとして参画しています。
主なLP出資者(2026年9月末日時点、順不同)
独立行政法人中小企業基盤整備機構
三井住友信託銀行株式会社
西武信用金庫
株式会社山梨中央銀行
株式会社山口銀行
その他の金融機関・機関投資家
■ 本ファンドの投資活動(2026年9月末時点)
本ファンドは設立から5か月で、以下の4社に累計約7億円を投資しました。「国を守る」「フロンティアを拓く」の両テーマで、シードからシリーズBまでのステージに投資しており、リード投資家としての投資も実行しています。
【国を守る】日本が抱える社会課題の解決
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株式会社クロスセクター(シリーズA、当社がリード投資家):ニコン初のスピンオフ企業。建設現場向けセンシングサービス「Frame Finder」を提供
【フロンティアを拓く】日本の技術力の産業化
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株式会社ElevationSpace(シリーズB):小型カプセルによる大気圏再突入・回収技術を軸に、宇宙から地球への輸送インフラを開発
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株式会社cosmobloom(シード):膜やケーブルなどの柔軟な構造(ゴッサマー構造)を用いた大型宇宙構造物の設計・開発
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株式会社Kikuvi(シード):組織内の暗黙知を可視化するAIヒアリングエージェントを開発
■ クロスセクターへのリード投資
株式会社クロスセクターは、ニコンの精密計測技術を建設現場に応用するために2025年3月に設立された、ニコン初のスピンオフ企業です。鉄骨の位置計測を自動化するセンシングサービス「Frame Finder」により、熟練技能者の不足が深刻な建設現場の省人化と品質管理の向上に取り組んでいます。当社はシリーズAラウンドでリード投資家を務めました。大企業の研究開発から生まれた技術が、独立した会社として市場に問われる挑戦であり、「国を守る」テーマの投資であると同時に、日本の技術力の産業化という点でも本ファンドを象徴する投資です。なお、同社は2026年10月22日、シリーズAラウンドの資金調達を発表しています。
■ 本ファンドの投資方針
本ファンドは、規模の拡大を目的とせず、投資規律と支援品質を両立できる適正規模を維持する「規律ある中型ファンド」として運営しています。
投資対象は「未来世代のための社会変革」に資する事業を展開するシード・アーリーステージのスタートアップを中心とし、主に国内および日本と関係のある海外のスタートアップを対象に、創業者の国籍を問わず、幅広い業種で投資を行います。また、リード、共同リード、フォローといったラウンド上の役割にとらわれず、投資先の状況に応じた柔軟な投資を行います。初回投資以降もフォローオン投資を実行し、1社あたり最大でファンド総額の15%まで投資します。
■ 代表パートナー・朝倉祐介コメント
設立から5か月で「国を守る」「フロンティアを拓く」の両テーマで投資を実行し、その活動を見ていただいたうえで、金融機関や公的機関の皆さまから信任をいただけたことを大変心強く感じています。
私たちが掲げる「規律ある中型ファンド」は、一社一社に十分な時間を割き、資金調達やM&A・IPOといった抜き差しならない局面で、事業と財務の両面から力になるための体制です。
日本には、優れた技術や現場の知見を持ちながら、適切なタイミングで十分なリスクマネーに出会えていない起業家がまだ数多くいます。また、また、大企業の研究開発で磨かれた技術が、社外に出て一つの事業として評価を受ける機会も、日本ではまだ限られています。
ニコンからスピンオフしたクロスセクターのような挑戦をはじめ、未来につながる事業に資本と経験で応える「事業家目線の投資家」であり続けたいと考えています。
■ GPプロフィール

朝倉祐介(代表パートナー)
競馬騎手養成学校を経て東京大学法学部を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。その後、大学在学中に設立したスタートアップ・ネイキッドテクノロジーに復帰し、代表に就任。ミクシィ社への売却に伴い同社に入社後、代表取締役社長兼CEOに就任。業態転換による事業再生・再成長を牽引した後、スタンフォード大学客員研究員等を経てシニフィアンを創業。同社を通じてグロースキャピタル「THE FUND」を設立し、SmartHRやタイミー、アストロスケールをはじめとしたレイトステージのスタートアップへのリスクマネー提供に従事。その後、アニマルスピリッツを創業。
主な著書に『ファイナンス思考』『論語と算盤と私』

荒木翔太(ジェネラル・パートナー)
早稲田大学政治経済学部卒。有限責任監査法人トーマツにて公認会計士として勤務後、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院にてMBA取得。ゴールドマン・サックス証券の東京オフィスおよびニューヨーク本社において、テクノロジー・メディア・産業財などの領域を中心にM&Aアドバイザリー及び資金調達業務に従事。その後、独立系グロース・キャピタルである「THE FUND」の創設に伴いシニフィアンに参画し、レイターステージを中心に10社以上へのスタートアップ投資に関わる。
■ 1号ファンド(2023年設立)の実績
・ファンドサイズ:約63億円
・投資社数:27社(シード・アーリーステージ中心)
・Exit:3件(IPO 1件/M&A 2件。株式会社バトンズの上場、ミチビク株式会社のM&Aを含む)
・アップラウンド(前回ラウンドを上回る評価額での資金調達)を実現した投資先:10社(2026年9月末時点)
※ 特記のない項目は2026年9月末時点
■ ファンド概要
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ファンド形態 |
投資事業有限責任組合 |
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ファンド名 |
アニマルスピリッツ26投資事業有限責任組合 |
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無限責任組合員(GP) |
アニマルスピリッツ26有限責任事業組合 |
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設立日 |
2026年4月30日 |
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出資約束金額 |
約56億円(2026年9月末日時点) |
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目標ファンドサイズ |
60〜80億円 |
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投資対象 |
「未来世代のための社会変革」に資する事業を展開するシード・アーリーステージのスタートアップ※主に国内の未上場スタートアップ (外国籍も可) |
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1社あたり累計投資額 |
ファンド総額の15%を上限(ファンドサイズ60〜80億円の場合、9〜12億円) |
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投資方針 |
リード、共同リード、フォロー、セカンダリー等 |
■ 会社概要
アニマルスピリッツ合同会社は、「未来世代のための社会変革」を掲げ、スタートアップへの投資および経営支援を行うベンチャーキャピタルです。
2023年に1号ファンドを設立し、シード・アーリーステージのスタートアップを中心に投資を実行。2026年4月には2号ファンド「アニマルスピリッツ26投資事業有限責任組合」を設立しました。
投資先への資金提供に加え、事業戦略、資本政策、資金調達、M&A、IPOなど、企業成長の重要な局面における経営支援に取り組んでいます。
アニマルスピリッツ合同会社
代表パートナー:朝倉祐介
設立:2022年8月
■ お問い合わせ先
アニマルスピリッツ合同会社
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