KNIME機械学習自動化パッケージの「デスクトップ版」提供開始
AI人材不足に悩む企業の機械学習モデル構築の効率化を支援
背景
近年のAI技術の急速な発展に伴い、各企業は他社との差別化のためAIを活用したデータ分析への意欲が高まっていますが、専門知識やスキルを持つ人材が不足しており、効果的な機械学習モデルの構築や活用に多くの企業が課題を抱えています。
当社は、2007年より無償のオープンソースソフトウェア「KNIME Analytics Platform」、2023年4月より「KNIME」の有償のサーバー版「KNIME Business Hub(ナイム ビジネスハブ)」(旧KNIME Server)を国内企業・組織向けに提供しています。また、2020年より「KNIME Business Hub」上で利用可能な「機械学習自動化パッケージ サーバー版」を販売しています。
概要
これまで提供していた「機械学習自動化パッケージ」は、サーバーで稼働する有償の「KNIME Business Hub」が前提となっていましたが、今回の「デスクトップ版」は、サーバーなしで手軽にAI・機械学習を活用した予測モデル構築の自動化ができるようになります。
■「機械学習自動化パッケージ デスクトップ版」利用料:150万円/年(5名までの場合)
※ご利用には無償の「KNIME Analytics Platform」が必要です。
■「機械学習自動化パッケージ」の特長
画面のガイドに従って設定するだけで簡単に予測モデルを自動で構築できます。また、各種パラメータの設定を調整することも可能です。専門的な知識がなくても予測モデルの構築ができ、専門家にとっても作業の省力化につながります。
■業種別の活用場面の一例
<製薬企業>化合物評価の効率化、化学品の危険性情報の抽出
<製造業>機器の故障予知、消費エネルギーの予測
<小売り>新製品の売上予測、在庫の最適化、コンバージョン確率が高い顧客の抽出
■機能詳細URL: https://knime-infocom.jp/service/machinelearningautomation/
今後の展開
当社は、今後も「KNIME」利用者向けにワークフロー構築・トレーニング・サポートサービスをさらに充実させ、規模や業種問わず、あらゆる企業がAI・機械学習を活用した高度なデータ分析を効率的に行えるよう支援してまいります。
<「KNIME」について https://knime-infocom.jp/>
「KNIME」は2006年にドイツのコンスタンツ大学で開発されたソフトウェアで、データ処理から分析、レポーティングまで分析に必要な機能を網羅する「データ分析プラットフォーム」です。製薬企業や製造業、金融、政府機関などを中心に世界約60か国の幅広い業種で活用されています。
<インフォコムグループについて https://www.infocom.co.jp/>
インフォコムグループは、医療機関や一般企業向けに情報システムを提供するITサービス事業と、一般消費者向けに電子コミック配信サービス「めちゃコミック」を提供するネットビジネス事業を展開しています。
[インフォコム株式会社] 代表取締役社長 黒田 淳、1983年設立、東証一部
連結売上高703億円、連結従業員数1,281名(2023年3月期)
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