2025年日本国際博覧会「フューチャーライフヴィレッジ」4月の開幕に向けて、発表会や参加者交流イベントを実施
2025年に入り、いよいよ準備も大詰め! 新たな参加者や展示内容の発表も!
公益社団法人2025年日本国際博覧会では、『未来社会ショーケース事業』「フューチャーライフ万博」のうち、万博会場で実施されるフューチャーライフヴィレッジにおける、取り組みについて、開幕に向けて「フューチャーライフエクスペリエンス」常設展示協賛社の発表や、会期前から活動を続ける多様な参加者たちがリアルで交流するプレイベントが行われたほか、報道関係者を対象として施設の概要を紹介する説明会を実施しました。



<イベントダイジェスト①>1月21日:FLE常設展示協賛者の発表
1月21日には、「フューチャーライフエクスペリエンス」において、万博期間中通期で実施する「常設展示」の協賛社が発表され、記者会見を実施しました。今回発表された協賛社は5社。
「月に立つ。その先へ、」をテーマに、小型月着陸実証機「SLIM」や月極域探査機「LUPEX」、月面探査に活用される有人与圧ローバーの模型展示を行うJAXAのほか、独自に開発した水系反応液を使用した「グリーン水素生成発電技術」と「CO2常温吸着・脱着技術」の2つの革新的な技術が社会実装されることで実現する、従来とは異なる未来の脱炭素社会の姿を紹介するフソウ新未来テック、「人間本来の暮らし方の探求~最先端のデジタル技術と生きる社会とはなにか~」をテーマに展示を行うメタバース推進協議会、最先端医療の幹細胞治療に取り組むJASC、NTアソシエイツ・TOPPANホールディングス・島津製作所によるコンソーシアムでメディアアートの展示を行うZero Gravity Art。それぞれの代表者が発表会に登壇し、展示内容や万博に参加する意気込みを語りました。
【ブロンズパートナー】
・国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA 東京都調布市 理事長 山川宏)
・株式会社フソウ新未来テック(東京都港区 代表取締役 角尚宣)
【パートナー】
・一般社団法人メタバース推進協議会(東京都千代田区 代表理事 養老孟司)
・株式会社JASC(京都府京都市 代表取締役 羅廷燦)
・Zero Gravity Art(代表企業:TOPPANホールディングス株式会社 東京都文京区 代表取締役社長 CEO 麿秀晴)






また、記者会見のあとには協賛者と報道関係者は夢洲会場へ向かい、フューチャーライフヴィレッジの建築状況を見学。2月以降順次開始されるそれぞれの展示空間の制作・施工に向けて入念に建物を確認していきました。JAXAの佐藤寿晃理事は、「幅約10メートル、高さ約3メートルの大型LEDカーブビジョンをここに設置し、JAXAの月面の活動をお伝えしていく。没入感のある演出を作っていく」と、意気込みました。




<イベントダイジェスト②>2月6日、7日:参加者によるプレイベントの実施
大阪・関西万博の開催まで 80日足らずとなった2月6日(木)、7日(金)の二日間、博覧会協会主催による、会期前の参加者交流イベント「フューチャーライフヴィレッジ 大阪・関西万博プレイベント」が、アジア太平洋トレードセンター ATC ホールで開催されました。 このイベントは、「TEAM EXPOパビリオン」とフューチャーライフエクスペリエンスの参加者同士が、【共創】がテーマであるフューチャーライフヴィレッジを構成する仲間として、それぞれの未来の「問い」と「提案」を会期前に持ち寄り、交流を図ることを主目的として開催。それぞれがどのようなテーマ・内容で、どのような展示や発表を行うかを意見交換し合って、会場参加に向けた企画のブラッシュアップを図りました。
その他、期間展示・「TEAM EXPOパビリオン」展示で使用できる展示台を使った展示デモや、会場参加に向けた個別相談会なども実施され、2日間で計610名の来場があり盛り上がりを見せました。(6日 :約350名/7日:約260名)






<イベントダイジェスト③>2月12日:報道関係者を対象とした施設説明会の実施
2月12日(火)には都内にて、報道関係者を対象とした、フューチャーライフヴィレッジ施設説明会を実施しました。
説明会では、大阪・関西万博の運営プロデューサー・石川勝氏より、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとする万博において、万博会場を未来社会のショーケースに見立て、先進的な技術やシステムを取り入れ未来社会の一端を実現することを目指す事業である未来社会ショーケース事業や、その取り組みのひとつとして行われるフューチャーライフヴィレッジの目的などをお話しました。その後「未来の暮らし」をテーマとして多様な参加者の展示発表が行われるプログラムであるフューチャーライフエクスペリエンスと、「未来への行動」をテーマにした「TEAM EXPOパビリオン」、ベストプラクティスの2つのプログラムについて、博覧会協会担当者より事業について紹介。
会期中多くの企業や団体、自治体が参加し、それぞれテーマを設けて展示や交流イベントを実施することなど、見どころを紹介しました。
また、この日は万博会場で期間展示を行う参加者や、「TEAM EXPO2025」プログラム共創パートナーとしてこれまで共に事業を推進してきた企業の担当者も登壇しました。
フューチャーライフエクスペリエンスの期間展示に参加をする内閣府は、超高齢化社会や地球温暖化問題などの重要な社会課題の解決を目指し、革新的な技術開発の創出のため、大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発大型研究プログラムを推進する内閣府の取り組み【ムーンショット型研究開発制度】から、未来の生活を体験・体感できる展示を週替わりで8週間にわたり実施します。
アバターロボットとのコミュニケーション体験や、AIロボットとの触れ合い体験など、テクノロジーの進歩が感じられる展示であり、フューチャーライフヴィレッジの期間展示棟すべてのブースを使った大規模なブース展示として展開される予定です。また地球環境に関する研究開発のブース展示期間では、大気中のCO2を直接回収する技術をARで可視化した展示等もあり、ムーンショット目標が目指す2040・2050年の姿未来の環境保全への問いを来場者に向けて発信していきます。特に「2050年の担い手とにもなる若者たちに向けて発信していきたい」と参加の意図を説明しました。
また、同じくフューチャーライフエクスペリエンス期間展示に参加する鴻池運輸株式会社は、未来への問いとして、「乗り物科学技術や未来の技術が発達する現代社会においても、その技術力を引き出す”人の進化”が重要である」ということを、映像を活用して没入体験ができるような空間で表現することを紹介しました。
「TEAM EXPO 2025」プログラムの共創パートナーとして、学生たちの活動をプログラム立ち上げ当初からサポートしてきた株式会社リンクアンドモチベーションは、会期前から取り組みとして、次世代のリーダーを育成することを目的に、万博に向けて産学連携の共創合宿を行ったり、アイデアコンテストから何かを生み出すという企画の実装に向けたサポートを行ってきたことを紹介。ほかにも会期中には、若者手動の未来社会のデザインをテーマに、10月1日「TEAM EXPOパビリオン」の全スペースを使って、さまざまな対話を行う予定であることを発表しました。「会期後に続くレガシーづくりが、何よりも重要だ」と会場参加だけでは終わらないと意気込みを説明しました。
その他、フューチャーライフヴィレッジの見どころ、楽しみどころもご紹介。万博のレガシーとして継承されている公式スタンプラリーや、大阪・関西万博&QuizKnock による教育旅行プログラム クイズラリーなども行われる予定です。
また、日々異なる参加者が展示発表を行う、フューチャーライフヴィレッジの特徴を生かし、会場参加者を中心に、「TEAM EXPO 2025」プログラム参加者や来場者ほか様々な方の「対話」と「共創」につながる交流イベントを実施することが発表されました。
開幕に向けて準備が進められているフューチャーライフヴィレッジにぜひご注目ください。


■「TEAM EXPO 2025」プログラムとは
大阪・関西万博の開催に向けて、本万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現し、SDGsの達成に貢献するため、 多様な参加者が主体となり、理想としたい未来社会を共に創り上げていくことを目指す取り組みです。2020年10月より活動を開始し、この夏、ついに「共創チャレンジ」の登録数は2024年11月末時点で2,100件を越え、現在、2,175件の共創チャレンジが、進行中。
■共創チャレンジとは
多様な人たちがチームを組み、多彩な活動で大阪・関西万博とその先の未来に挑む、みんながつくる参加型プログラム「TEAM EXPO 2025」。
その中で「共創チャレンジ」とは、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現するため、自らが主体となって未来に向けて行動を起こしている、または行動を起こそうとしているチームの活動のこと。「ワクワク」しながら進めているものなら分野は不問、誰でもエントリーが可能です。
■「TEAM EXPOパビリオン」とは
「TEAM EXPOパビリオン」とは、参加型万博実践の場です。
このパビリオンで発表・展示できるものは、
1)「TEAM EXPO 2025」プログラム
2020年10月開始以来、参加型プログラムとして、社会課題の解決やSDGsの達成に向けた活動、世界に向けて取り組みを発信したい企業など多くの活動が登録。参加者の中から約3,000組を募集し、来場者、展示者同士など多くの方と「対話」から、SDGsの達成に貢献するために、国内外において多様な参加者が主体となり、理想とする未来社会を共に創り上げていく「共創」を生み出すことを目指します。
2)ベストプラクティス
世界が抱える課題を解決する良質なプロジェクトを選定し、万博会場内で展示・発信するプログラム。大阪・関西万博では、「TEAM EXPO 2025」プログラムに登録された活動の中から募集し、「実践的で世界各地で再生可能な、将来のために活用できる特に優れた好事例」として選定されたプロジェクトを「TEAM EXPOパビリオン」内に展示します。
■「フューチャーライフエクスペリエンス」とは
コンセプトである「未来の食」「未来の文化」「未来のヘルスケア」など、フューチャーライフとして、未来の暮らしに関わる提言を発信する参加者を募り、来場者への情報提供にとどめず、体験型などの動態展示を通じて、印象に残る楽しい事業を目指しています。
「未来の暮らし」の展示を見せる・説明を聞かせるにとどまらない、体験型の展示を通じた問いや提案を、国や企業(中小・スタートアップ含む)などさまざまな方々が発信します。
■フューチャーライフヴィレッジとは
2025年大阪・関西万博において、『未来社会ショーケース 事業』「フューチャーライフ万博」のうち、フューチャーライフエクスペリエンスと、「TEAM EXPO パビリオン」が実施される会場(略称:FLV)。
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