6月5日は環境の日。積極的に環境保全活動を行なってきたチノーは「令和7年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」受賞。

2011年に地域の里山環境を復元した「チノービオトープフォレスト」を整備。以降の緑化推進運動が認められる。

株式会社チノー

株式会社チノー(東京都板橋区、代表取締役社長:豊田三喜男、東証プライム:6850)藤岡事業所は、2025年4月、令和7年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰を受賞しました。

チノーでは1963年の操業時より、緑豊かな工場を目指して緑化活動に取り組み、2011年には地域の里山環境を復元した「チノービオトープフォレスト」(以降ビオトープ)を整備し、以降、緑化整備・管理に取り組んできました。この度このような緑化活動への尽力が認められ受賞に至りました。

ビオトープは敷地内の緑地等を地域住民や学生に開放し、環境学習・研究、憩いの場を提供することにより緑化意識の醸成に貢献しています。サクラの開花時期には地域の住民を招待して「さくら祭り」を開催するほか、敷地内の野球場等を地域活動のフィールドとして提供するなど、工場内の緑地を活用した地域貢献に継続的に取り組んでいます。

ビオトープでは、里山環境の保全に加え、地域で絶滅の危機に瀕しているアサザやヤリタナゴ等希少種の保全を図るほか、地元大学と連携し、気温や水温、地温等の環境情報の計測を行い、ビオトープの育成管理の基礎データとして活用しています。

さらに、2018年には環境学習館を新設し、社員や地域の児童等の環境学習の場として活用するほか、社員が敷地内のガイドや環境学習の講師を務めるなど、生態系保全や地域の環境教育にも貢献しています。このようなチノー藤岡事業所における取り組みは、里山環境の保全や緑化思想の普及啓発および子どもの環境学習のみならず地域に活力を与える役割も果たしており、その功績は高く評価されています。

チノービオトープフォレスト

 

チノービオトープフォレスト

■主な活動内容

・周辺環境との調和(地域性在来種の植栽、誘蝶木の植栽)

ビオトープでは高崎観音山丘陵周辺より在来のコナラやクヌギなどの樹木や土壌を移植・再配置しています。

・地元小学校との連携

群馬県より体験の機会の場に認定されており、定期的に小学生の環境学習の受入れ等を行っています。ネイチャーゲームや昆虫観察などを通じ自然に関心を持つきっかけの場として提供しています。

・地元大学との協働研究による CO2 吸収固定量の推定

地元大学と連携し、気温や水温、地温等の環境情報の計測を行い、ビオトープの育成管理の基礎データとして活用しています。

・絶滅危惧種の保全

里山環境の保全に加え、地域で絶滅の危機に瀕しているアサザやヤリタナゴ等希少種の保全を図っています。また、周辺地域の絶滅危惧種の『緊急避難場所』として、敷地内のビオトープを提供しています。

・社員参加型の環境活動への取り組み

池の掃除やビオトープの水域のミナミヌマエビ(外来種)の駆除活動を社員有志で実施しています。

・地域とのコミュニケーション

ビオトープを地域とのコミュニケーションの拠点と位置づけ、積極的に地域へ開放をしています。サクラの開花時期には地域の住民を招待して「さくら祭り」を開催するほか、敷地内の野球場等を地域活動のフィールドとして提供するなど、工場内の緑地を活用した地域貢献に継続的に取り組んでいます。

■今後の展望

地域と共生できる工場緑化を目指し、周囲に流れる烏川や鏑川等にある中洲の緑地や近隣の群馬県立公園群馬の森をコリドー(回廊)として捉えることで、野鳥が飛び交うものに仕上げていきたいと考えております。また、ビオトープの近隣住宅の庭を一体の緑地として捉え、アサキマダラを呼び込むような取り組みを検討しています。フジバカマのタネを採取し、苗づくり/花壇つくりに着手しています。

更地だった土地にビオトープを整備してから10数年が経過し立派な森に生長しました。

今後もチノーの発展と共にビオトープがより豊かな森となり、地域社会にとってなくてはならない場所でありつづけられるよう、取り組みを継続していきたいと考えています。

■ビオトープの歴史

2011年:「チノービオトープフォレスト」開設(約11,000平方メートル)、群馬大学と植物相モニタリングを開始

2013年:日本緑化センター会長賞((一財)日本緑化センター)を受賞、藤岡市と市指定天然記念物保護についての覚書を調印

2014年:関東・水と緑のネットワーク拠点百選((一社)関東地域づくり協会・(公財)日本生態系協会)に選定

2016年:関東経済産業局長表彰(関東経済産業局)、昆虫調査を開始、高崎経済大学と環境学習に関する共同研究

2018年:体験の機会の場(群馬県知事)の認定

2019年:経済産業大臣賞(経済産業省)の受賞

2022年:持続可能な社会づくり活動表彰(生物多様性保全活動賞)((公社)環境生活文化機構)の受賞

株式会社チノーについて

株式会社チノーは1936年の創立以来「計測・制御・監視」の領域において事業を展開し、産業分野の発展に貢献してまいりました。温度を「正しく」計測、制御、監視することは、品質、性能を向上させるために重要な要素です。当社では、この計測・制御・監視の一連の流れを、さまざまな目的に合わせ「温度ループ」として製品に組み込むことでシステム化し、お客様を課題解決へ導く「ループソリューション」として提供しています。

チノー本社

【会社概要】

社名:株式会社チノー

本社所在地:東京都板橋区熊野町32-8

代表取締役社長:豊田三喜男

事業内容: 計測制御機器の製造・販売、計装工事

設立: 昭和11年(1936年)8月1日

HP:https://www.chino.co.jp/

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会社概要

株式会社チノー

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URL
https://www.chino.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都板橋区熊野町32-8
電話番号
03-3956-2111
代表者名
豊田三喜男
上場
東証プライム
資本金
42億9200万円
設立
1936年08月