AIセキュリティのCoWorker、オンプレミス環境完結型「Red Agent」提供開始。インターネットに接続されていない環境での脆弱性診断を実現

機密情報を外部に出さずに高速分析を可能にする国産AIセキュリティが地方自治体や医療機関でも利用可能に。ペネトレーションテストを標準化

CoWorker株式会社

2025年12月15日 16時30分

AIセキュリティソリューションを開発・提供するCoWorker株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役：山里一輝、以下「当社」もしくは「CoWorker」）は、自社開発の「Red Agent」のインターネット接続がされていない“オンプレミス環境版”の提供を2025年12月より開始することをお知らせいたします。

従来クラウド環境のみで提供していた脆弱性診断・ペネトレーションテスト（侵入テスト）を、インターネット接続が制限された環境でも1/10の時間で実施できるようにしました。

背景

近年のサイバー攻撃は高度化・巧妙化し、サプライチェーンやランサムウェア攻撃が増加する中、検知・分析・初動までのスピードが求められています。侵入から拡散までの時間は「数日・数時間」から「数十秒・数分」へと劇的に短縮されています。

一方で、医療・金融・自治体といった機密情報を扱う組織では、セキュリティ上の制約からクラウド上での解析ができないケースも多く、「オンプレミスでAIを活用できるセキュリティツール」 の必要性が急速に高まっていました。

概要

このたびCoWorkerが提供を開始するオンプレミス環境版「Red Agent」は、これまでクラウド上で実行していたAI解析機能を最適化し、インターネットを接続されない環境で運用できるようにしたものです。

・Red Agent：
　脆弱性診断・ペネトレーションテストを自動実行し、診断工数を大幅に削減
　（例：静的脆弱性診断、動的脆弱性診断など）

クラウド版で実績があり、今回のオンプレミス環境版では、ネットワークから切り離された閉域環境でも利用可能となりました。

各製品の詳細は、以下よりご確認ください。

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オンプレミス環境版の主な特長

安心のオフライン運用

オンプレミス環境向け「Red Agent」は、CoWorkerが提供する専用端末に各種解析エンジンをあらかじめ搭載しており、外部ネットワークから完全に切り離された環境でもご利用いただけます。インターネット接続を必要としないため、機密性の高いデータが外部に送信されることはなく、安全な運用が可能です。厳格なセキュリティポリシーが求められる環境においても、安心して導入・運用いただけるソリューションとなっています。
「Red Agent」の機能とオンプレミス環境版の強み
「Red Agent」は静的・動的脆弱性診断およびペネトレーションテストを自律化し、レッドチームの活動を支援するツールです。定型的な脆弱性診断を自動化することで診断時間を従来の1/10に高速化し、専門家は高度な解析や対策に集中できます。
オンプレミス環境版では、検査対象システムが外部ネットワークに接続できない環境でもテストを実行でき、結果はわかりやすいレポートとして提示されます。
対象ユーザーと導入方法
オンプレミス環境版「Red Agent」は、クラウドへの接続が制限される自治体、金融機関、医療機関、製造業の生産設備など、機密性の高い現場向けに設計されています。
導入に際してはCoWorkerが端末を用意し、基本的な設定やAIモデルのチューニングを含むオンサイト導入支援を提供します。また、両製品ともにユーザー企業からのフィードバックを基にモデル改善を継続します。